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2025年2月28日にPlayStation 5・Xbox Series X|S・Steamで同時発売された「モンスターハンターワイルズ」は、カプコンの看板シリーズ最新作にあたるハンティングアクションだ。発売1ヶ月で全世界販売本数1,000万本を突破し、シリーズ過去最速の記録を樹立するなど、発売当初から大きな話題を呼んだ。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の進化や評価のポイントを客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | モンスターハンターワイルズ |
| 対応機種 | PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam |
| 発売日 | 2025年2月28日 |
| ジャンル | ハンティングアクション |
| 価格目安 | パッケージ通常版9,990円、DL版スタンダードエディション4,990円(税込、2026年8月時点) |
| レーティング | CERO C(15歳以上対象) |
| 開発・発売元 | カプコン |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。発売後も無料の大型タイトルアップデートが継続的に配信されており、新モンスターや新要素が追加され続けている。
どんな世界なのか
プレイヤーはハンターとなり、未踏の土地「禁足地」を調査する調査団の一員として狩猟生活を送る。従来作では拠点(村)からロードを挟んでフィールドへ出撃する構成だったが、本作では村とフィールドがシームレスに繋がっており、ロードを挟まずそのままハンティングへ出発できる。フィールド上のモンスターはすべて意思を持って行動し、天候や生態系がリアルタイムに変化する「生態系」の作り込みも大きな特徴だ。物語序盤では、禁足地で行き倒れていたところを保護した少年「ナタ」との出会いをきっかけに、ハンターは彼の故郷を探す旅へと同行することになる。キャラクリエイトで容姿を自由に作り込めるのはシリーズ恒例で、ハンターの相棒であるオトモアイルーの見た目・装備もカスタマイズ可能だ。
システム面の見どころ
天候・生態系が変化するダイナミックなフィールド

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同じフィールドでも、時間帯や天候によって景観が大きく変化する点が本作最大の特徴のひとつ。上の2枚の画像のように、砂嵐が吹き荒れる荒野が一転して穏やかな草原に変わるなど、環境の変化がそのままモンスターの生態や出現パターンにも影響する仕組みになっている。狩りの難易度や戦略も、訪れるタイミングによって変わってくる作り込みだ。
騎乗生物「セクレト」

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新たに登場した騎乗生物「セクレト」は、広大なフィールドを高速で移動できるだけでなく、騎乗中に道具を使ったり、自動でルート案内をしてくれたりと、探索の快適性を大きく高める存在になっている。従来作のオトモアイルーに加えて、この新しい相棒の存在が本作の探索体験を大きく変えている。
武器種とシームレスな狩猟体験
大剣・太刀・弓・双剣・ハンマー・ランスなど、おなじみの14種類の武器種は本作でも健在で、それぞれの武器の操作性・戦略性を活かした狩猟アクションを楽しめる。武器ごとに新しいアクションや強化要素も追加されており、過去作の経験者でも新鮮な感覚で狩猟に臨める作りになっている。村からフィールドまでロードなしで移動できるシームレスな設計により、狩猟前の準備から戦闘、モンスター討伐後の帰還まで、一連の流れが途切れることなく体験できる点も高く評価されているポイントだ。
クロスプレイとタイトルアップデート
PS5・Xbox Series X|S・Steamの3プラットフォーム間でクロスプレイに対応しており、プレイ環境の異なる友人ともマルチプレイで一緒に狩りを楽しめる。発売後も無料の大型タイトルアップデートが定期的に配信されており、新モンスターの追加や既存モンスターの強化個体(歴戦・特殊個体)、新たな武器強化要素などが継続的に実装されている。長く遊べるライブサービス的な運営方針も、シリーズ従来作から受け継がれている特徴だ。
各メディアのレビュースコア
- Metacritic: PS5版90/100
- IGN: 8/10
- GameSpot: 8/10
- ファミ通クロスレビュー: 40点満点中39点
いずれのメディアも高評価だが、IGN・GameSpotともに「難易度がシリーズの中では控えめで、これまでのファンには物足りなく感じられる場面もある」といった趣旨の指摘もしている。
高評価ポイント
- 天候・生態系がリアルタイムに変化する、没入感の高いフィールドデザイン
- セクレトの導入による探索の快適性の向上
- 村とフィールドがシームレスに繋がる、ストレスの少ない狩猟体験
- 14種類の武器種それぞれが持つ戦略性の高さは健在
気になる点
- 利便性・快適性が向上した反面、シリーズ経験者からは「歯ごたえがやや控えめ」との声もある
- PC版で発売当初、深刻なパフォーマンスの問題が報告された。フレームレートの大幅な低下やスタッター(処理落ち)、高性能なPCでもクラッシュが発生する事例が多数報告され、Steamのレビューが一時「賛否両論」評価まで落ち込んだ
- その後複数回のパッチでCPU負荷やVRAM使用量が改善され、Steam Deckなどの携帯型PCでも安定して動作するようになったが、環境によってはパッチ後も不安定さを感じるという声も一部に残っている
前作との違い
前作「モンスターハンターワールド」ではフィールド間にロード読み込みを挟むエリア移動が必要だったが、本作では村からフィールドまで完全にシームレスな移動が可能になった。「モンスターハンターライズ」で導入された快適機能の多くも継承・発展されており、シリーズ全体として「より広く、よりシームレスに、より快適に」という方向性で着実に進化している。一方で、この快適さが「歯ごたえの薄さ」という指摘にもつながっており、シリーズの方向性そのものについて賛否が分かれる結果にもなっている。とはいえ、これは裏を返せば新規プレイヤーが挫折しにくい間口の広さでもあり、シリーズ未経験者にとってはむしろ歓迎すべき変化と言える。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:シームレスで没入感の高いハンティング体験を求める人、天候・生態系の変化を楽しみながらじっくり探索したい人、初めてシリーズに触れる人。
おすすめしない人:歯ごたえのある高難易度を求めるシリーズ古参ファンには、利便性重視の作りがやや物足りなく感じられる可能性がある。PC版で購入を検討している場合は、最新のパッチ適用状況と自分の環境の相性を事前に確認しておくと安心だ。逆に言えば、初めてハンティングアクションに触れる人にとっては、これまでのシリーズよりも入りやすい難易度バランスになっているとも言える。
まとめ
「モンスターハンターワイルズ」は、天候・生態系が変化するダイナミックなフィールドとセクレトによる快適な探索を軸に、Metacritic 90・ファミ通39点という高い評価を獲得したシリーズ最新作だ。発売当初のPC版パフォーマンス問題は大きな課題となったが、その後の継続的なアップデートで改善が図られている。発売1ヶ月で世界累計1,000万本を突破したセールスが示す通り、シリーズの新たな入り口として広く受け入れられた一作と言えるだろう。クロスプレイ対応や継続的な無料アップデートもあり、プラットフォームを問わず長く付き合っていけるタイトルとしても魅力的だ。