画像: ©Nintendo (プリンセスピーチ Showtime! 公式サイトより)
2024年3月22日にNintendo Switchで発売された『プリンセスピーチ Showtime!』は、2005年の『スーパープリンセスピーチ』以来19年ぶりに、ピーチ姫が単独主役を務めるアクションゲームです。『毛糸のカービィ』『ヨッシー ウールワールド』を手がけたGood-Feelが開発を担当し、劇場を舞台に10種類以上の衣装へ変身しながら物語を進めるユニークなゲーム性で、発売直後から国内外で好意的な評価を集めました。この記事では、各メディアのレビューを総合しながら、ゲームの特徴や評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

画像: 公式サイト
基本情報
| タイトル | プリンセスピーチ Showtime! |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch |
| 発売日 | 2024年3月22日 |
| ジャンル | アクション |
| 開発/発売 | Good-Feel / 任天堂 |
| 価格目安 | パッケージ版6,578円、ダウンロード版6,500円(税込) |
| プレイ人数 | 1人 |
| レーティング | CERO A(全年齢対象) |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。
どんな物語なのか
舞台は「キラメキ劇場」。ある日突然現れた「グレープ劇団」と名乗る一団に劇場が占拠され、ピーチ姫は劇場に閉じ込められてしまう。劇場を取り戻すため、ピーチは劇場の守護妖精ステラと出会い、悲劇へと変えられてしまった数々の舞台の主役として、自ら舞台に立つことを決意する。演目ごとに剣士や探偵、パティシエなど様々な役柄に扮しながら、舞台を取り戻していく物語だ。
物語の随所では、これまでのマリオシリーズ作品ではあまり描かれてこなかった、ピーチ姫自身の勇気や機転、優しさといった人柄がしっかりと掘り下げられている。誰かに助けられる存在ではなく、自らの力で困難に立ち向かうヒロインとして描かれる点が、本作のストーリーにおける大きな見どころのひとつだ。
システム面の見どころ
10種類以上の変身システム
本作最大の特徴は、演目ごとにピーチが様々な職業・役柄に変身する仕組み。剣士、パティシエ、カンフー、探偵、忍者、カウガール、マーメイド、怪盗、スーパーヒーロー、フィギュアスケーターなど10種類以上の変身が用意されており、それぞれ操作方法もゲーム性もまったく異なる。1つのゲームの中で多彩なジャンルのミニゲームを次々に楽しめるような、飽きの来ないボリュームが本作の魅力になっている。
変身ごとに異なるアクション性
剣士は敵と斬り合うアクション、探偵は謎解き、パティシエは調理ミニゲーム、カンフーは格闘アクションというように、変身するたびにまったく違う遊び方が提供される。難易度自体は控えめに設定されており、幅広い年齢層が最後まで気軽に楽しめるよう配慮されている点も特徴だ。
舞台劇ならではの演出美
「劇場」というコンセプトを活かし、書き割りのセットが入れ替わったり、客席から見守られながらパフォーマンスをしたりと、舞台演劇ならではの美しい演出が随所に散りばめられている。ステージのビジュアル美と、変身ごとの華やかな衣装デザインも高く評価されているポイントだ。
やり込み要素とコレクション
各ステージには「スパンコール」と呼ばれる収集アイテムが隠されており、隅々まで探索してコンプリートを目指すやり込み要素も用意されている。集めたスパンコールを使ってピーチの新しい衣装をアンロックできるなど、探索のモチベーションを高める仕組みが整えられている。アルバム機能でお気に入りのシーンを見返せるなど、じっくり作品世界に浸れる工夫も光る。

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各メディアのレビュースコア
国内外の主要メディアでおおむね好意的な評価が並び、ピーチ姫単独主演作としての新しい魅力を評価する声が目立った。
- Metacritic: 74〜75点
- ファミ通クロスレビュー: 33/40点(内訳8・8・9・8)
- Nintendo Life: 8/10「創造性とスタイル、遊び心にあふれた作品」
- IGN: 7/10
- GameSpot: 7/10
各メディアともに7〜8点台に集中する堅実な評価で一致しており、変身ごとの多彩なゲーム性や舞台演出の美しさが高く評価されている。一方で、ボリュームの短さや難易度の控えめさを指摘する声も一定数見られる。批評家全体のレビューでは肯定的な評価が大半を占めており、「ピーチ姫を初めて単独主役として丁寧に描いた作品」という点を評価する声が多いのも特徴的だ。
高評価ポイント
- 10種類以上の変身により、1本のゲームで多彩なジャンルのアクションを楽しめる
- 劇場・舞台演劇というコンセプトを活かした、華やかで美しい演出とビジュアル
- 19年ぶりとなるピーチ姫単独主演作としての新鮮さ
- 難易度が控えめで、幅広い年齢層が最後まで気軽に楽しめる作り
- 変身ごとに異なる衣装デザインの完成度、コレクション性の高さ
気になる点
- ゲーム全体のボリュームがやや短めで、物足りなく感じるという指摘がある
- 難易度が全体的に控えめなため、歯応えのあるアクションを求める人には易しすぎる場合がある
- カットシーンを含めた演出パートがやや長く、テンポの良さを重視するプレイヤーには冗長に感じられることがある
- 変身ごとのゲーム性が浅く感じられる場面もあり、それぞれの奥深さを求めると物足りない
過去作との違い
ピーチ姫が単独主役を務める作品としては、2005年発売のGBA『スーパープリンセスピーチ』以来19年ぶりとなる。『スーパープリンセスピーチ』が感情を操るパワーを軸にした2Dアクションだったのに対し、本作は「劇場」というまったく新しいコンセプトのもと、3Dグラフィックと10種類以上の変身システムを組み合わせた作品として生まれ変わっている。マリオシリーズのお姫様というポジションを脱し、ピーチ自身の物語・能力・魅力を前面に押し出した作品として、シリーズの中でも独自の立ち位置を築いている。開発を手がけたGood-Feelは『毛糸のカービィ』『ヨッシー ウールワールド』など、任天堂作品の中でも独特のアートスタイルと遊び心のあるゲームデザインで知られるスタジオであり、その持ち味が本作の舞台演出・変身システムにも色濃く反映されている。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- ピーチ姫が主役として活躍する物語を楽しみたい人
- 1本のゲームで多彩なジャンルのミニゲーム的アクションを楽しみたい人
- 華やかで美しい舞台演出・ビジュアルが好きな人
- 難易度が控えめで、子供から大人まで一緒に楽しめるアクションゲームを探している人
おすすめしない人
- 歯応えのある高難度アクションを求める人
- ボリュームの多さ・長時間の遊びごたえを重視する人
- 1つのゲームシステムをじっくり掘り下げる、奥深いアクション性を求める人
まとめ
『プリンセスピーチ Showtime!』は、19年ぶりにピーチ姫単独主演で贈る、劇場を舞台にした華やかなアクションゲームだ。10種類以上の変身による多彩なゲーム性と、舞台演劇ならではの美しい演出が高く評価され、Metacritic74〜75点・ファミ通33点・Nintendo Life8/10と堅実なスコアを獲得している。ボリュームの短さは気になる点として挙げられるものの、幅広い年齢層が気軽に楽しめる一本として自信を持っておすすめできる。