画像: ©2023 Nintendo (ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム 公式サイトより)
2023年5月12日にNintendo Switchで発売された『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、世界的大ヒットとなった前作『ブレス オブ ザ ワイルド』の直接的な続編にあたる作品です。ハイラルの世界を「空」「地上」「地下」の三層構造へと拡張し、発売からわずか3日間で世界累計販売本数1,000万本を突破する、任天堂史上最速のヒットを記録しました。国内外の主要メディアからほぼ満点の評価を獲得し、2026年6月末時点で世界累計販売本数は2,271万本を超えています。2025年6月5日にはNintendo Switch 2の性能を活かした「Nintendo Switch 2 Edition」も発売されました。この記事では、各メディアのレビューを総合しながら、物語・システム・評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

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基本情報
| タイトル | ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch / Nintendo Switch 2 |
| 発売日 | 2023年5月12日(Switch版)、2025年6月5日(Switch 2 Edition) |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| 開発/発売 | 任天堂 |
| 価格目安 | Switch版7,678円、Switch 2 Edition 8,678円(税込) |
| プレイ人数 | 1人 |
| 追加DLC | なし。Switch版所有者は1,000円のアップグレードパスでSwitch 2 Editionへ移行可能 |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。
どんな物語なのか
『ブレス オブ ザ ワイルド』から数年後のハイラル王国。ハイラル城の地下で謎の存在の目覚めに触れたリンクは右腕に呪いを受け、ゼルダ姫は姿を消してしまう。天空に浮かぶ島々「天空諸島」が出現し、大地の裂け目からは新たな脅威が姿を現す。リンクは新たな力を手に、天空・地上・地下という三層に広がった世界を巡りながら、ゼルダ姫の行方と大地の異変の謎を追っていく。前作の直接的な続編として、シリーズ史上でも珍しい「同じ主人公・同じ舞台の続き」を描いた物語だ。
システム面の見どころ
三層構造に拡張された世界
前作の地上世界に加え、天空に浮かぶ「天空諸島」と、地下に広がる暗闇の世界が新たに追加され、探索できる空間が縦方向にも大きく拡張された。同じハイラルの大地でありながら、上空からの新しい視点、地下ならではの探索の緊張感など、前作とは異なる冒険体験が味わえる。
ウルトラハンドとスクラビルド
物体を掴んで動かし、他の物体とくっつけられる新能力「ウルトラハンド」により、乗り物やギミックを自作できる自由度がシリーズ史上最大級に拡張された。武器や盾に様々な素材を組み合わせて性能を変化させる「スクラビルド」も新登場し、戦闘・探索の両面で「思いついたことを試せる」自由さがさらに進化している。
トーレルーフと秘技(祠の力)
天井や床をすり抜けて移動できる「トーレルーフ」、時間を巻き戻す「モドレコ」など、前作の「初元神の秘技」に代わる新たな4つの秘技が探索・謎解きの新しい選択肢を提供する。ウルトラハンドと組み合わせることで、プレイヤーごとにまったく異なる攻略法が生まれる自由度の高さは、前作からさらに一段階進化している。
ゾナウギアと仲間との連携
古代文明「ゾナウ」の遺物「ゾナウギア」を使うことで、扇風機や花火、車輪といった特殊なパーツを組み込んだ乗り物・装置を作れる点も本作ならではの要素。さらに旅の道中で出会う仲間たちに指示を出し、共に戦わせることもでき、単独行動が基本だった前作から一歩進んだパーティプレイ的な楽しみ方も加わっている。

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各メディアのレビュースコア
前作『ブレス オブ ザ ワイルド』に続き、国内外の主要メディアでほぼ満点の評価が並び、ゲーム史上でも屈指の高評価タイトルとして記録されている。
- Metacritic: 96〜97点
- ファミ通クロスレビュー: 40/40点(満点。ゼルダシリーズ5作目の満点獲得)
- IGN: 10/10
- GameSpot: 10/10
「前作が優れていた点をほぼすべての面でさらに良くした」という評価が各メディアで共通しており、満点評価をつけた批評家も多数。前作と並んでNintendo Switch史上でも屈指の高評価タイトルという位置づけが定着している。批評家の評価だけでなく、発売から3日間で世界1,000万本という売上記録そのものが、シリーズと本作への期待の高さを物語っている。
高評価ポイント
- 天空・地上・地下という三層構造による、前作を上回るスケールの探索体験
- ウルトラハンドによる、乗り物・仕掛けを自作できる圧倒的な自由度
- スクラビルドによる、武器・盾のカスタマイズ性の大幅な向上
- 新しい秘技(トーレルーフ・モドレコ等)による、謎解き・攻略の選択肢の拡張
- 前作の直接的な続編として、シリーズファンの期待に応える物語の連続性
気になる点
- ウルトラハンドでの組み立て操作に慣れるまで、ある程度の時間がかかる場合がある
- 前作をすでにクリアしたプレイヤーにとっては、同じハイラルの大地を再び旅する点にやや既視感を覚えることがある
- ボリュームが非常に大きく、フルコンプリートを目指すと相応の時間を要する
- 武器の耐久システムなど、前作から引き続き賛否が分かれる要素も残っている
過去作との違い
『ゼルダの伝説』シリーズは伝統的に、作品ごとに異なる時代・世界観・リンクを描いてきたが、本作は前作『ブレス オブ ザ ワイルド』の直接的な続編として、同じ主人公・同じハイラルの大地の「その後」を描いた点がシリーズ史上でも異例の試みだ。地上のマップは前作のものを土台にしながら、天空・地下という新しい層を追加することで、見慣れた土地でありながら新鮮な発見に満ちた探索を実現している。ウルトラハンド・スクラビルドといった新システムも、前作の「化学エンジン」による自由な攻略コンセプトをさらに一歩推し進めたものであり、正統進化と呼ぶにふさわしい続編に仕上がっている。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- 『ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイして、その続きの物語を楽しみたい人
- ウルトラハンドで乗り物やギミックを自作する、創造的な遊び方を楽しみたい人
- 天空・地上・地下という広大な世界を隅々まで探索したい人
- ゲーム史に残る評価の高い名作を、まだ遊んだことがないなら体験しておきたい人
おすすめしない人
- 前作の地上マップに既視感を覚えたくない人(新要素は豊富だが土台は共通)
- 物理演算を駆使した組み立て操作を煩わしく感じる人
- 武器の耐久システムに抵抗がある人
まとめ
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、前作『ブレス オブ ザ ワイルド』の魅力をほぼすべての面でさらに進化させ、Metacritic96〜97点・ファミ通満点40点という、ゲーム史上でも屈指の評価を獲得した続編だ。ウルトラハンドによる圧倒的な自由度と、天空・地下を含めた三層構造の探索は、シリーズファンはもちろん新規プレイヤーにも自信を持っておすすめできる完成度を誇っている。