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1998年にプレイステーションで発売されたRPG『スターオーシャン セカンドストーリー』が、2023年11月2日にスクウェア・エニックスから完全新規リメイク『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』として蘇った。ドット絵キャラクターと3Dフィールドを融合させた「2.5D」グラフィック、2人の主人公から選べるストーリー分岐、シリーズの看板システム「プライベートアクション」など、原作の魅力を継承しながら現代的な遊びやすさを加えた意欲作である。本記事では、発売から約3年が経過した本作について、各メディアのレビューをもとに客観的にその評価をまとめる。なお2026年7月16日にはNintendo Switch 2版が追加発売され、全プラットフォームで価格改定も行われている。

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基本情報
| タイトル | STAR OCEAN THE SECOND STORY R(スターオーシャン セカンドストーリーR) |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/PS4/PC(Steam) |
| 発売日 | 2023年11月2日(Switch2版は2026年7月16日追加発売) |
| ジャンル | RPG |
| 価格目安 | 5,478円(税込) |
| 開発・発売 | 開発協力:gemdrops/発売:スクウェア・エニックス |
※価格は2026年7月の改定後のもの。時期により変動するため、購入前に各ストアで最新価格を確認してほしい。数量限定でコレクターズ・エディションも発売された。原作は1998年発売の『スターオーシャン セカンドストーリー』(PS1)。
どんな物語なのか
舞台は銀河文明が発達した未来。銀河連邦所属の青年将校クロード・C・ケンニーは、任務中に訪れた未開の遺跡で謎の装置に触れてしまい、惑星エクスペルへと転移してしまう。そこで彼を「光の剣を持つ勇者」と誤認して助けたのが、剣士を志す現地の少女レナ・ミルシュタインだった。プレイヤーはクロードとレナ、どちらの視点で物語を進めるかを選択でき、主人公によって加入する仲間キャラクターやイベント、さらにはエンディングまでもが変化する構成になっている。
シリーズの看板システム「プライベートアクション」では、町に入るとパーティが一時的に解散し、キャラクターごとの個別行動やちょっとしたイベントを自由に楽しめる。誰と一緒に行動するか、どんな選択をするかによって仲間との関係性が変化し、複数用意されたエンディングへとつながっていく。この高いリプレイ性こそが、四半世紀にわたって愛され続けてきた本作の核と言える部分だ。
システム面の見どころ
バトルシステムの刷新
原作のリアルタイムアクションバトルの手触りを踏襲しつつ、随所に新要素が加えられている。敵には「ブレイク」と呼ばれるシールド値(スタン耐性ゲージ)が設定されており、これを0にすると一時的に無力化させ被ダメージを増やすことができる。スキルはHP特化型・バランス型・ブレイク特化型の3タイプに分類されており、状況に応じた使い分けが戦術性を高めている。さらに新要素「アサルトアクション」では、専用ゲージが満タンになると仲間を呼び出して追撃させることができ、発動するスキルはプレイヤー自身でカスタマイズ可能。同じボタンを連打して事前設定したスキルを連続発動できる「リンクコンボ」も加わり、原作にはなかった爽快感のある戦闘に仕上がっている。
アイテムクリエーション(クラフト)の快適化
原作の名物システムだったアイテムクリエーションも大幅に改善された。素材を組み合わせて武器や道具を作る仕組みは健在だが、まとめて最大10回連続で作成できるようになり、作成予定リストを事前に確認できるなど、遊びやすさを重視したUI調整が加えられている。

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グラフィックと音楽
2Dドット絵のキャラクターとフル3Dのフィールドを組み合わせた「2.5D」スタイルのグラフィックが本作最大の特徴の一つ。町や自然、遺跡などの背景は現代基準の美麗な3Dで描かれる一方、キャラクターは当時のドット絵の風合いを活かしたデザインとなっており、レトロとモダンが同居する独特の世界観を生み出している。音楽面では、作曲家・桜庭統氏によるオーケストラアレンジのサウンドトラックが新録されており、海外メディアからも高く評価されている。
各メディアの評価・スコア
- Metacritic:Switch版87点/PS5版86点/PC版82点/Switch2版82点(いずれも「Generally Favorable」)
- Nintendo Life:9/10
- GameSpot:8/10
- Push Square:8/10(80/100)
- Attack of the Fanboy:3/5
大手メディアの評価は総じて高く、Metacriticのスコアも各機種とも80点台と安定している。一方でAttack of the Fanboyのように相対的に辛口な評価も存在しており、原作を知らない新規プレイヤーにとってはやや評価が分かれる部分もあることがうかがえる。
高評価ポイント
- 原作の魅力を保ちながら現代的な遊びやすさを加えた完成度の高いリメイク(Inverseなど複数メディアが高評価)
- テンポの良いアクションバトルと、2人主人公制による高いリプレイ性
- 桜庭統氏によるアレンジBGMの完成度の高さ
- 2.5Dグラフィックによる独特のビジュアル表現
- 「原作に忠実なリメイクとして完璧」というPush Squareの評価
気になる点
- 標準難易度がやや簡単すぎるという指摘(Nintendo Life)
- スキルシステムがやや複雑という声(Nintendo Life)
- PS1時代由来のシステム面の粗さが一部残っているという指摘(Push Square)
- Attack of the Fanboyなど一部メディアでは相対的に厳しめの評価も
過去作(1998年PS1版)との違い
1998年のオリジナル版と比較すると、本作は単なる高解像度化にとどまらない全面リメイクとなっている。まずグラフィック面では、2Dドット絵キャラクターとフル3Dフィールドを融合させた「2.5D」スタイルへと刷新された。エンカウント方式もランダムエンカウントから、フィールド上の敵シンボルに触れることで戦闘が始まるシンボルエンカウントに変更されている。戦闘面では前述の「ブレイク」「アサルトアクション」「リンクコンボ」といった新システムが追加され、アイテムクリエーションの操作性も大幅に改善された。加えてファストトラベルやNEW GAME+といった現代のRPGでは標準的な機能も新たに搭載されている。ボイスについては、本作のために新録されたボイスと、2008年発売の追加要素版『Second Evolution』のボイスから選択できる仕様になっており、シリーズファンへの目配りも感じられる。
機種比較

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本作はNintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/PS4/PC(Steam)と幅広いプラットフォームで展開されている。基本的な収録内容はどの機種でも共通で、2026年7月16日には後発のSwitch2版が追加された。Metacriticのスコアを見るとSwitch版87点・PS5版86点に対しPC版・Switch2版は82点とやや差があるが、いずれも「Generally Favorable」の範囲に収まっており、大きな評価の乖離は見られない。どの機種を選んでも本編の体験自体に大きな違いはないため、普段使っているハードで選んで問題ないだろう。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:2人の主人公とプライベートアクションによる高いリプレイ性を楽しみたい人。ドット絵と3Dが融合した独特のビジュアルが好きな人。オーケストラアレンジのRPG音楽を楽しみたい人。原作をプレイしたことがあるシリーズファン。
おすすめしない人:歯応えのある高難度バトルを標準難易度から求める人。複雑さのないシンプルな育成システムを好む人。
まとめ
『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』は、1998年の名作RPGを土台に、現代的なゲームシステムとビジュアルを丁寧に組み込んだリメイク作品だ。Metacriticでも80点台の評価を各機種で獲得しており、原作ファンはもちろん、2人主人公制やプライベートアクションといったシリーズ独自の魅力を初めて味わうプレイヤーにも自信を持ってすすめられる一本と言える。2026年7月にはSwitch2版が追加され、価格改定によって購入しやすくなった点も見逃せない。気になった人は、まず基本情報やレビュースコアを参考に、自分のプレイスタイルに合いそうか確認してみてほしい。