画像: ©ATLUS ©SEGA All rights reserved. (ユニコーンオーバーロード 公式サイトより)
2024年3月8日に発売された『ユニコーンオーバーロード』は、アトラスとヴァニラウェアがタッグを組んだ、両社協業20周年記念作品となるファンタジーシミュレーションRPGです。ヴァニラウェアならではの美麗な2Dグラフィックと、じっくり作り込まれたSRPGシステムが高く評価され、Metacritic80点台後半という高スコアを国内外で獲得しました。この記事では、各メディアのレビューを総合しながら、物語・システム・評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

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基本情報
| タイトル | ユニコーンオーバーロード |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch / PlayStation 4 / PlayStation 5 |
| 発売日 | 2024年3月8日 |
| ジャンル | シミュレーションRPG |
| 開発/発売 | ヴァニラウェア / アトラス・セガ |
| 価格目安 | 通常版8,778円、限定版17,578円(税込) |
| プレイ人数 | 1人(闘技場のみオンライン対戦対応) |
| 追加DLC | なし |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。
どんな物語なのか
舞台はフェブリス大陸。主人公アレインは、かつて「ヴァルモアの反乱」によって滅ぼされたコルニア王国の王子だった。幼くして母イレニアを失ったアレインは、忠臣ジョセフとともに孤島パレヴィア島でひっそりと育てられる。やがて伝説の「一角獣の指輪」を手にしたアレインは、反乱の首謀者であった元将軍ヴァルモアが支配者ガレリウスとして君臨する新生ゼノイラ帝国に対抗すべく、解放軍を率いて立ち上がる。
王道ファンタジーの筋書きでありながら、五つの国々を巡りながら仲間を集め、それぞれの土地の物語や事情に触れていく構成が魅力。旅の途中で出会う人間・エルフ・獣人・天使など、種族も立場も異なるキャラクターたちとの出会いが、大陸全体を巻き込む解放戦争の物語に厚みを持たせている。
システム面の見どころ
箱庭フィールドを自由に探索
一本道のマップ選択ではなく、広大な五国のフィールドを自由に移動しながら、町を解放する順序をプレイヤー自身が選べる箱庭型の進行が本作の特徴。寄り道や探索の自由度が高く、じっくり寄り道しながら世界を旅する楽しさがある。
60人以上のユニット編成と部隊システム
人間・エルフ・獣人・天使など、種族も兵種も異なる60人以上のキャラクターが仲間になる。複数キャラクターを1つの「部隊」としてグループ化し、前衛・後衛の配置や兵種の組み合わせを考えながら編成していく奥深さが、育成・編成SRPGとしての本作最大の醍醐味になっている。
「作戦」に基づく自動進行バトル
戦闘は、事前に設定した「作戦」(AIの行動ルール)に基づいて自動的に進行する形式を採用。細かく操作するのではなく、あらかじめ組んだ戦術がどう機能するかを見守るスタイルのバトルは、テンポの良さと戦略の作り込み甲斐を両立させている。難易度はCASUAL・NORMAL・TACTICAL・EXPERTの4段階から選択でき、SRPG初心者からやり込み派まで自分に合った歯応えで遊べる。
ヴァニラ飯とやり込み要素
拠点で作れる食事「ヴァニラ飯」は、キャラクターに一時的なステータス強化を付与できるだけでなく、見た目の作り込みや美味しそうな演出でも話題になった要素だ。戦闘外の要素にもヴァニラウェアらしい丁寧な作り込みが光り、フィールド探索・部隊編成・食事といった複数のシステムが絡み合うことで、じっくり長く遊べるボリュームを実現している。オンライン対戦モード「闘技場」では、自分が育てた部隊を他プレイヤーの部隊とぶつけ合うこともでき、対人戦ならではのやり込み要素も用意されている。

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各メディアのレビュースコア
発売直後から国内外の主要メディアでほぼ満点に近い高評価が並び、2024年を代表するSRPGの一つとして高く評価された。
- Metacritic(PS5版): 89点
- Metacritic(Switch版): 86点
- ファミ通クロスレビュー: 36/40点(内訳9・9・9・9)
- IGN: 9/10
- Push Square: 9/10「ここ数年で最高のSRPGのひとつ」
- CGMagazine: 9/10
- GameSpot: 8/10「物語の平凡さはあるが、美麗なビジュアルと没入感のある戦略性で魅了する」
特にPS5版のMetacritic89点は同年発売タイトルの中でも上位クラスのスコアで、ヴァニラウェアの美麗なグラフィックと、部隊編成・箱庭探索を組み合わせた奥深いSRPGシステムが評価の柱となっている。CGMagazineも9/10を付けるなど、複数の大手メディアで9点台が並ぶ結果となり、発売年を代表するSRPGの一本として名前が挙がることが多い。
高評価ポイント
- 60人以上のキャラクターを組み合わせる部隊編成の奥深さと、育成のやり込み甲斐
- ヴァニラウェアならではの、緻密で美しい2Dグラフィックとキャラクターデザイン
- 箱庭型のフィールド探索により、寄り道や攻略順序を自分で選べる自由度の高さ
- 難易度を4段階から選べるため、SRPG初心者からベテランまで幅広く楽しめる
- 「作戦」を組んで見守る自動進行バトルが、テンポの良さと戦略性を両立させている
気になる点
- ストーリー自体は王道ファンタジーの範囲にとどまり、目新しさよりも安定感を重視した内容という指摘がある
- 自動進行バトルのため、戦闘中に細かく操作したいプレイヤーにはややもどかしく感じられることがある
- 60人以上のキャラクターを管理・育成する必要があり、じっくり腰を据えて遊ぶ時間が必要
- Xbox版を含むマルチプラットフォーム展開だが、当ブログではSwitch/PS5を中心に紹介している
過去作との違い
ヴァニラウェアはこれまで『十三機兵防衛圏』のようなアドベンチャー・SLG融合作品や、『オーディンスフィア』『朧村正』のようなアクションRPGを手がけてきたスタジオだが、本作は同スタジオとして本格的な王道シミュレーションRPGに挑んだ作品という点で新境地といえる。アトラスとの協業20周年という節目に、これまで培ってきたグラフィック表現力とゲームデザインの経験を集大成させた内容になっており、シリーズものではない完全新規タイトルとして高い評価を得た点も特徴的だ。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- 多数のキャラクターを編成して育てる、部隊編成型SRPGが好きな人
- ヴァニラウェアならではの美麗な2Dグラフィックが好きな人
- 箱庭マップを自由に探索する、寄り道の多い王道ファンタジーRPGを楽しみたい人
- じっくり時間をかけて1本のゲームをやり込みたい人
おすすめしない人
- 戦闘を細かく直接操作したい、リアルタイム性の高いバトルを求める人
- 斬新な物語展開やひねりの効いたストーリーを最優先したい人
- 短時間でサクサク遊べるボリュームのゲームを求めている人

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まとめ
『ユニコーンオーバーロード』は、アトラスとヴァニラウェアの協業20周年を飾るにふさわしい、完成度の高いシミュレーションRPGだ。Metacritic80点台後半・ファミ通36点など、国内外で高い評価を獲得しており、60人以上のキャラクターを編成する奥深さと、箱庭フィールドを自由に旅する開放感を兼ね備えている。王道ファンタジーの安心感と、じっくり作り込まれたSRPGシステムを求める人には自信を持っておすすめできる一本だ。