画像: ©ATLUS ©SEGA All rights reserved. (真・女神転生V 公式サイトより)
2021年11月11日にNintendo Switchで発売された『真・女神転生V』は、「真・女神転生」シリーズ本編最新作として、シリーズ伝統のプレスターンバトルと悪魔合体、そして初のオープンワールド的な広大なフィールド探索を融合させた意欲作です。発売から3年後の2024年6月14日には、新ストーリーやシステム面の大幅な改善を加えた決定版『真・女神転生Ⅴ Vengeance』がNintendo Switch・PS4・PS5・Xbox Series X|S・PC(Steam)向けに発売され、シリーズ全世界累計出荷本数は200万本を突破しました。この記事では、両バージョンの各メディアレビューを総合しながら、物語・システム・評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

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基本情報
| タイトル | 真・女神転生V / 真・女神転生Ⅴ Vengeance |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch(無印) / Switch・PS4・PS5・Xbox Series X\|S・PC(Vengeance) |
| 発売日 | 2021年11月11日(無印)、2024年6月14日(Vengeance) |
| ジャンル | RPG |
| 開発/発売 | ATLUS / SEGA |
| 価格目安 | Vengeance通常版 9,878円(税込)、デジタルデラックス版 11,660円(税込) |
| プレイ人数 | 1人 |
| 追加DLC | Vengeanceは無印版で別売りだった悪魔・クエストDLCを標準収録 |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。無印版はデジタル版の販売がすでに終了しています。
どんな物語なのか
平凡な高校生活を送る主人公は、ある日下校中に不思議な事件に巻き込まれ、異世界<ダアト>へと迷い込む。そこで瀕死の天使ルシフェルと融合し、神とも魔ともつかない存在「ナホビノ」となった主人公は、神々と悪魔たちが覇権を争う世界の命運を左右する戦いに身を投じていくことになる。舞台となる渋谷が姿を変えた砂漠世界<ダアト>は、巨大な魔人や空を舞う怪鳥が徘徊するオープンフィールドとして描かれ、探索の自由度の高さもシリーズの中で際立っている。
Vengeanceでは、無印版の本筋(創造の女神篇)に加えて、物語序盤の選択によって分岐する完全新規シナリオ「復讐の女神篇」が追加された。新キャラクター・世界観の掘り下げが加わり、無印版をクリア済みのファンでも新鮮な気持ちで遊べる内容になっている。
システム面の見どころ
プレスターン式バトルと弱点戦略
シリーズ恒例の「プレスターンバトル」を採用。敵の弱点属性を突くと追加行動権を得られる爽快感と、逆に自分の弱点を突かれると行動権を失うリスクが同居する、駆け引き重視のコマンドバトルが本作の核だ。属性・耐性を読み合う戦略性の高さは、シリーズファンから根強い支持を集めている。
悪魔合体・悪魔会話
200体以上登場する悪魔を仲間にして戦力を編成する「悪魔合体」、会話を通じて悪魔を仲間に引き入れる「悪魔交渉」もシリーズの伝統として健在。Vengeanceでは全ての仲魔に専用の自動効果「ユニークスキル」が追加されたほか、50種類以上の「マガツヒスキル」、新規スキル20種類以上が加わり、パーティ編成の幅が大きく広がった。
広大なフィールド探索とミマン集め
塔や崖をよじ登る立体的な探索、隠されたアイテムやミマンと呼ばれる小さな精霊の収集など、RPGとしての探索要素も充実。Vengeanceではフィールド探索や悪魔会話まわりの細かなブラッシュアップが行われ、遊びやすさが無印版から底上げされている。

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各メディアのレビュースコア
無印版・Vengeanceともに国内外の主要メディアから高評価を獲得しており、特にVengeanceは無印版からさらにスコアを伸ばしている。
- Metacritic(無印): 85点
- Metacritic(Vengeance): 88点前後(PS5/PC集計)
- ファミ通(無印): レビュアー平均9.0点(10点満点)
- IGN(無印/Vengeance共通): 8/10
- GameSpot(無印): 8/10「終末世界を描き切った意欲作」
- GameSpot(Vengeance): 9/10「無印版の魅力はそのままに、あらゆる面が磨き上げられている」
- PC Gamer(Vengeance): 91/100
無印版の時点でIGN・GameSpotともに8/10と高水準だったが、Vengeanceではストーリー・システム両面の追加改善が評価され、GameSpotが9/10、PC Gamerが91点をつけるなど、さらに評価を伸ばしている点が特徴的だ。
高評価ポイント
- プレスターンバトルの駆け引きが健在で、弱点を突く・突かれるスリルが最後まで飽きさせない
- 200体以上の悪魔とのバトル・合体・交渉が生み出す、キャラクターメイキングの奥深さ
- 塔や崖をよじ登れる立体的なフィールド構造と、広大なマップを自由に探索する開放感
- Vengeanceでは新ストーリー「復讐の女神篇」により、無印版クリア勢でも改めて楽しめるボリューム
- 荒廃した渋谷を思わせる終末的な世界観と、幻想的かつ不穏なビジュアル・音楽の完成度
気になる点
- 硬派なバランスのバトルが売りである反面、初心者にはやや歯応えが強く感じられる場面がある
- 無印版は同種の敵が広いフィールドに多数配置されており、探索がやや単調に感じられるという指摘もあった(Vengeanceで調整が入っている)
- テキスト主体の会話パートが多く、シリーズ未経験者には独特の世界観・用語に慣れるまで時間がかかることがある
- 無印版は現在デジタル版の販売が終了しており、新規に遊ぶ場合は実質的にVengeance一択となる
過去作との違い
『真・女神転生』本編シリーズとしては2013年の『真・女神転生IV』以来となるナンバリング最新作であり、シリーズで初めて塔や崖を自由によじ登れる立体的なオープンフィールドを大きく取り入れた点が最大の特徴だ。従来作の一本道に近いダンジョン構成から、探索の自由度を大きく高めた設計へと進化しており、シリーズの硬派なバトルバランスと悪魔合体システムを継承しながら、現代的なアクションRPGに近い操作感を獲得している。Vengeanceではその路線をさらに発展させ、新ストーリーの追加によって「一本のゲームとしての完成度」を高めた、実質的な決定版という位置づけになっている。
Vengeanceでの追加要素まとめ
2024年発売の『真・女神転生Ⅴ Vengeance』は、無印版の内容をすべて収録した上で、以下のような追加要素を収めた拡張版だ。
- 新ストーリー「復讐の女神篇」(序盤の選択によって本筋と分岐)
- 新規スキル20種類以上、マガツヒスキル50種類以上
- 全仲魔に専用の自動効果「ユニークスキル」を追加
- 悪魔を愛でる要素など、悪魔とのコミュニケーションを深める新要素
- 無印版でDLC販売されていた悪魔・クエストを標準収録
- Switchに加えPS4・PS5・Xbox Series X\|S・PC(Steam)にも対応し、追加プラットフォームで初のシリーズ体験が可能に
これから初めて遊ぶ場合は、内容・ボリュームともに上位互換となるVengeanceを選ぶのが基本的におすすめ。すでに無印版をクリア済みのファンも、新ストーリーとシステム改善だけでも遊び直す価値がある内容になっている。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- 弱点を突く・突かれる駆け引きのある硬派なコマンドバトルRPGが好きな人
- 200体以上の悪魔を集めて自分だけのパーティを作り込みたい人
- 終末的・幻想的な世界観のストーリーRPGをじっくり遊びたい人
- Switch以外にPS5やPCでもプレイしたい人(Vengeanceから対応)
おすすめしない人
- コマンドRPG自体に馴染みがなく、歯応えの強いバトルバランスを避けたい人
- テキスト量の多い会話パートよりもアクション性を重視したい人
- 短時間でサクサク遊べるボリュームのゲームを求めている人(本編・Vengeanceともに大ボリューム)
まとめ
『真・女神転生V』は、シリーズ伝統のプレスターンバトルと悪魔合体を継承しつつ、立体的で広大なフィールド探索を取り入れた意欲作として、Metacritic85点・ファミ通平均9.0点など高い評価を獲得した一作だ。2024年発売の決定版『真・女神転生Ⅴ Vengeance』では、新ストーリー「復讐の女神篇」やシステム面の大幅な改善が加えられ、Metacritic88点前後・GameSpot9/10とさらに評価を伸ばしている。これから遊ぶならVengeance一択と言えるボリューム・完成度で、硬派なRPGを求めるプレイヤーには自信を持っておすすめできる一本だ。