画像: ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / © 2022 FromSoftware, Inc.

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2022年2月25日にPlayStation 5をはじめとする各プラットフォームで発売された「ELDEN RING(エルデンリング)」は、『ダークソウル』シリーズや『Bloodborne』を手がけたフロム・ソフトウェアが放つ、シリーズ初のオープンワールド型アクションRPGだ。発売直後から複数の大手メディアで満点評価が相次ぎ、大きな話題を呼んだタイトルでもある。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | ELDEN RING(エルデンリング) |
| 対応機種 | PlayStation 5(PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steamでも展開) |
| 発売日 | 2022年2月25日 |
| ジャンル | アクションRPG |
| 価格目安 | 通常版9,240円(税込) |
| レーティング | CERO D(17歳以上対象) |
| 開発・発売元 | フロム・ソフトウェア(開発)/バンダイナムコエンターテインメント(発売) |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。有料DLC「SHADOW OF THE ERDTREE(シャドウ・オブ・エルドラーン)」は2024年6月21日配信、単体4,400円(税込)。
どんな物語なのか
本作の舞台は「狭間の地」。秩序を司っていた「エルデンリング」が破壊され、その破片である「大ルーン」を巡る戦争「破砕戦争」が勃発した後の世界を描く。プレイヤーは指輪の力を失った追放者「褪せ人」となり、狭間の地を巡って失われたルーンを取り戻し、新たなエルデンリングの支配者「エルデンロード」を目指して旅をする。世界観の設定には『氷と炎の歌』の著者ジョージ・R・R・マーティンが協力しており、重厚な神話・歴史の断片が随所に散りばめられた作り込みも特徴だ。ディレクターは『ダークソウル』シリーズや『Bloodborne』を手がけた宮崎英高が務めている。
システム面の見どころ
シリーズ初のオープンワールド化
過去の『ダークソウル』シリーズが比較的線形なマップ構成だったのに対し、本作はフロム・ソフトウェアとして初めてオープンワールドを採用した。地上だけでなく地下や空中にも広がる広大な「狭間の地」を、寄り道しながら自由に探索できる構造は、シリーズの中でも大きな転換点となっている。
騎乗馬「トレント」と高難易度バトル

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騎乗馬「トレント」を呼び出すことで、広大なフィールドを高速で移動しつつ、騎乗したまま戦闘することも可能になった。バトル面ではフロム・ソフトウェア恒例の高難易度リアルタイムアクションが健在で、多彩な武器・魔法・戦技を組み合わせた戦略性の高さが持ち味となっている。
マルチプレイ(協力・侵入・闘技場)
他プレイヤーを自分の世界に呼び出して協力するサインシステムや、逆に他プレイヤーの世界へ侵入して対人戦を仕掛けるシステムなど、シリーズ伝統のマルチプレイ要素も継承されている。最大6人で戦える対戦専用の「闘技場」モードも用意されており、じっくり一人で攻略するもよし、他プレイヤーと関わりながら進めるもよしという遊び方の幅の広さも魅力だ。
レガシーダンジョンと霊体召喚

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フィールド探索とは別に、シリーズ伝統の作り込まれた「レガシーダンジョン」も健在で、緊張感のある一本道の攻略と強大なボス戦を味わえる。攻略に行き詰まった際には、NPCや過去に倒した敵の姿を模した「霊体」を呼び出して共に戦う「霊体召喚」システムを使えるため、高難易度に苦戦するプレイヤーへの救済措置としても機能している。他プレイヤーが残したメッセージを介して間接的にヒントを得られる「伝言」システムも、シリーズならではの緩やかな協力体験を生んでいる。
各メディアのレビュースコア
- Metacritic: 97/100
- IGN: 10/10(満点)
- GameSpot: 10/10(満点)
- ファミ通クロスレビュー: 10・10・10・9の合計39点(4人中3人が満点)
複数の大手メディアから満点評価が相次いだことも大きな話題となり、発売当初から「歴史的な傑作」という論調が広く共有されるタイトルになった。
高評価ポイント
- 広大でシームレスなオープンワールドの探索性、寄り道しながら自分のペースで進められる自由度
- 多彩な武器・魔法・戦技を組み合わせられる、戦略の幅が広い高難易度アクション
- ジョージ・R・R・マーティン協力による重厚で謎めいた世界観・ロア
- The Game Awards 2022で「Game of the Year」など4部門を受賞した実績
気になる点
- フロム・ソフトウェア恒例の高難易度ゆえに、初心者には「不親切」と感じられる場面が多い
- 字幕サイズの調整などアクセシビリティ関連の設定が乏しいとの指摘が複数のメディアから挙がっている
- ストーリーやロアが断片的にしか語られず、全体像の把握にプレイヤー自身の推測・調査が求められる
過去作との違い・受賞歴
『ダークソウル』シリーズや『Bloodborne』など、フロム・ソフトウェアの過去作は比較的線形なマップ構成が特徴だったが、本作はシリーズ初のオープンワールドを採用し、探索の自由度が大幅に向上した点が最大の違いとして評価されている。この挑戦は高く評価され、**The Game Awards 2022**では「Game of the Year」「Best Role-Playing Game」「Best Game Direction」「Best Art Direction」の4部門を受賞している。2024年6月には大型有料DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」が配信され、新舞台「影の地」を巡る新たな物語も追加された。セールス面でも本編の世界累計出荷本数は2025年3月時点で3,000万本を突破し、DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」も同年に単体で1,000万本を突破するなど、発売から3年以上が経った今も記録を伸ばし続けている。2025年には協力プレイ主体のスピンオフ「ELDEN RING NIGHTREIGN」も発売され、シリーズはさらに広がりを見せている。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:じっくり探索しながら攻略法を自分で見つけていく達成感を求める人、フロム・ソフトウェア作品や高難易度アクションが好きな人、広大なオープンワールドを寄り道しながら楽しみたい人。
おすすめしない人:親切なチュートリアルや丁寧な誘導を求める人、高難易度アクションに苦手意識がある人には、本作の不親切さがハードルになる可能性がある。ただし霊体召喚など難易度を緩和する手段も用意されているため、興味があれば臆せず挑戦してみる価値はあるだろう。
まとめ
「ELDEN RING」は、フロム・ソフトウェアが培ってきた高難易度アクションの魅力に、シリーズ初のオープンワールドという新たな挑戦を掛け合わせ、Metacritic 97・IGN/GameSpot満点・ファミ通39点という異例の高評価を獲得した一作だ。不親切さを指摘する声もあるが、それを補って余りある探索の自由度と戦略性の高さが、The Game Awardsでの複数部門受賞にもつながっている。じっくり腰を据えて挑みたい人には、間違いなくおすすめできるタイトルだ。世界累計3,000万本超という記録的なセールスが、その完成度の高さを裏付けていると言えるだろう。