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2025年7月17日にNintendo Switch 2専用ソフトとして発売された「ドンキーコング バナンザ」は、地形を破壊しながら地底世界を探索する完全新機軸の3Dアクションだ。任天堂の看板シリーズの一つであるドンキーコングが、横スクロール中心だったこれまでの作風から一転し、Switch2の性能を象徴するタイトルとして発売直後から高い注目を集めた。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | ドンキーコング バナンザ |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2専用 |
| 発売日 | 2025年7月17日 |
| ジャンル | 3Dアクションゲーム |
| 価格目安 | パッケージ版8,980円/DL版7,980円(税込) |
| レーティング | CERO A(全年齢対象) |
| 開発・発売元 | 任天堂 |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。Nintendo Switch 2専用ソフトのため、無印Nintendo Switchでは遊べない点に注意。
どんな物語なのか
大嵐に巻き込まれたドンキーコングは、地下世界へと飛ばされてしまう。そこで出会ったのは、岩の姿をした少女「ポリーン」。「どんな願いも叶う」と噂される星の中心を目指し、二人は地底世界の冒険へと旅立つ。しかし、地底資源を狙う悪の採掘会社「ヴォイドカンパニー」が二人の行く手を阻んでいく。破壊と探索を通じて地底の謎に迫っていく、シリーズとしては新鮮な物語構成になっている。ドンキーコングとポリーンという世代の異なる二人のコンビが、旅を通じて絆を深めていく様子も物語の見どころのひとつだ。
システム面の見どころ
地形をパンチで破壊する探索アクション
本作最大の特徴は、敵だけでなく地形そのものをパンチで自由に破壊できる点にある。壁も床も岩盤も、行く手を阻むものはドンキーコングの怪力でまとめて粉砕しながら進むことができ、パンチ・回転移動・ひっこぬき・投げといった多彩なアクションを組み合わせて、自分だけの道を切り拓く探索が楽しめる。地形破壊を前提としたレベルデザインは、シリーズ従来の一本道の横スクロールとは一線を画す新機軸だ。壊した地形はそのまま地形として残り続けるため、プレイヤーごとに異なる「自分だけの穴だらけの地底」ができあがっていく面白さも本作ならではの魅力になっている。
変身システム「バナンザ」

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相棒ポリーンの特別な歌声によって、ドンキーコングは「コングバナンザ」「シマウマバナンザ」「ダチョウバナンザ」など様々な姿に変身できる。それぞれの変身形態には固有の能力があり、状況に応じて使い分けることで探索の幅がさらに広がる仕組みになっている。
2人協力プレイと充実の周辺機能
Joy-Conを分割してドンキーコングとポリーンをそれぞれ別のプレイヤーが操作できる2人協力プレイに対応しているほか、離れた場所にいる相手とも協力できる「おすそわけ通信」も搭載されている。アクションが苦手な人向けの「おたすけモード」、彫刻を作れるクリエイター機能「DKアーティスト」、フォトモード、amiibo対応など、周辺機能も充実している。じっくり一人で探索するもよし、家族や友人と協力しながら賑やかに遊ぶもよしという、幅広い遊び方に対応した懐の深さも魅力だ。
やり込み要素と収集要素
地底世界の各層には、素材を集めて能力を強化する要素や、隠されたバナナ・お宝が随所に配置されており、地形を壊しながら隅々まで探索する楽しみが用意されている。メインストーリーを進めるだけでなく、寄り道して探索すること自体が報酬に繋がる設計になっており、シリーズ恒例のバナナ収集の楽しさを新しい探索スタイルの中で味わえる作りになっている。
各メディアのレビュースコア
- Metacritic: 90〜91/100(Switch2専用タイトルとして最高評価、シリーズ内でも歴代最高水準)
- IGN: 10/10(満点)
- GameSpot: 9/10(レビュータイトル「A New Start For Nintendo's First Star」)
- ファミ通クロスレビュー: 38/40点
いずれのメディアも軒並み高評価で、GameSpotは「Switch2を持つ最大の理由」とまで評しており、ハードのキラータイトルとしての位置づけが各所で共通して語られている。IGNの満点評価は、任天堂の新作タイトルの中でも数少ない快挙として話題になった。
高評価ポイント
- 地形を自由に破壊しながら進める、他に類を見ない探索アクションの気持ちよさ
- 「バナンザ」変身システムによる多彩なアクションとレベルデザインの幅広さ
- ビジュアル・ゲームプレイ・ストーリーが軒並み高水準にまとまった総合力
- 2人協力プレイや「おたすけモード」など、幅広いプレイヤー層に配慮した設計
気になる点
- 一部メディアからカメラワークの扱いにくさへの指摘がある
- 大規模な地形破壊演出が続く場面でフレームレートの乱れを指摘する声もある
- Switch2専用ソフトのため、無印Switchしか持っていない場合は本体の買い替えが必要になる
過去のシリーズとの違い・Switch2における位置づけ
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」など過去のシリーズ作品が横スクロール中心の2Dライクなプラットフォーマーだったのに対し、本作は完全新機軸となる3D探索+地形破壊アクションへと大きく舵を切った。Switch2のロンチ〜初期タイトルとして、大規模な地形破壊演出などハードの性能を象徴する一本と位置づけられており、「Switch2を買う理由になる」と評価するメディアも多い。シリーズの新しい可能性を切り開いた意欲作として、今後のドンキーコングシリーズの方向性にも影響を与えることが期待される。セールス面でも好調で、任天堂の決算資料によると発売から数ヶ月で世界累計349万本を突破しており、Switch2本体の普及を後押しする一本になっている。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:Switch2ならではの映像表現を体験したい人、地形破壊という新しい探索の気持ちよさを味わいたい人、2人協力プレイを楽しみたい人。
おすすめしない人:まだSwitch2本体を持っていない人には、本体購入も含めた投資が必要になる点がハードルになる可能性がある。従来のドンキーコングシリーズのような横スクロールアクションを求める人には、方向性の違いに戸惑うかもしれない。ただし操作自体は直感的で、シリーズ未経験者でも入りやすい難易度設計になっている点は安心材料だ。
まとめ
「ドンキーコング バナンザ」は、地形破壊という新しいコンセプトを軸に、Metacritic 90台・IGN満点・ファミ通38点という高い評価を獲得したSwitch2の代表作だ。カメラワークやフレームレートへの指摘はあるものの、それを補って余りある新鮮な探索体験と総合的な完成度の高さから、「Switch2を持つ理由」として多くのメディアが太鼓判を押している。Switch2を持っているなら、ぜひ手に取ってほしい一作だ。地形破壊という大胆な発想を大作タイトルとしてここまで丁寧に作り込んだ例は他になく、今後の3Dアクションゲームの一つの指標になる作品と言えるだろう。Switch2をこれから購入する人にとっても、最初の1本として自信を持っておすすめできるタイトルだ。