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オクトパストラベラー レビューまとめ|評価・感想を徹底解説

画像: ©2018,2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. (Steam公式ストアページより)

2018年7月13日にNintendo Switchで発売された『オクトパストラベラー』は、ドット絵と3DCGを融合させた独自のビジュアル表現「HD-2D」を初めて採用したRPGです。8人の主人公それぞれの視点で語られるオムニバス形式の物語と、戦略性の高いコマンドバトルが高く評価され、発売直後からMetacritic84点という高スコアを獲得。以降のスクウェア・エニックス作品にも受け継がれる「HD-2D」というビジュアルスタイルの原点となった記念碑的な一作です。この記事では、各メディアのレビューを総合しながら、物語・システム・評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

オクトパストラベラー ダンジョンのシーン

画像: Steam公式ストアページより

基本情報

タイトル オクトパストラベラー
対応機種 Nintendo Switch / Nintendo Switch 2 / PlayStation 4・5 / PC(Steam) / Xbox One・Series X\|S
発売日 2018年7月13日(Switch版)、2024年6月6日(PS4/PS5版)、2026年7月13日(Switch2版配信開始)
ジャンル RPG
開発/発売 スクウェア・エニックス
プレイ人数 1人
追加DLC なし(続編『オクトパストラベラーII』『0』が別タイトルとして展開)

※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。

どんな物語なのか

舞台はオルステラ大陸。プレイヤーは、戦士のオルベリク、盗賊のセリノア、薬師のアルフィン、踊り子のプリムロゼ、学者のシオン、狩人のハンイット、商人のトレサ、聖職者のオフィーリアという、異なる生まれ・目的・特技を持つ8人の旅人の中から1人を選んで物語をスタートする。選んだ主人公を中心に据えながら、旅の途中で残り7人も仲間に加えていくことができ、それぞれの旅人には独立した専用シナリオが用意されている。誰の物語から始めるか、どの順番で他の旅人のエピソードを進めるかはプレイヤーの自由。8つの物語が緩やかに交差しながら、大陸全体の旅を描くオムニバス形式の構成が本作最大の特徴だ。

システム面の見どころ

ドット絵×3DCGの「HD-2D」ビジュアル

昔ながらのドット絵キャラクターに、光や影といった3DCGならではの画面効果を重ね合わせた「HD-2D」は、本作で初めて採用された表現手法。ノスタルジックでありながら幻想的な、唯一無二のビジュアル体験が高く評価され、以降『トライアングルストラテジー』『ドラゴンクエストIII HD-2D』など、スクウェア・エニックスの複数作品に受け継がれる表現スタイルとなった。

ブレイク&ブーストの戦略的コマンドバトル

敵の弱点属性・武器を突くと行動不能にできる「ブレイク」と、行動回数を溜めて一気に強力な攻撃を放てる「ブースト」を組み合わせたコマンドバトルは、シンプルなルールながら奥深い駆け引きを生み出す。弱点を見極めてブレイクを狙う爽快感と、ブーストのタイミングを見計らう戦略性が高く評価されているポイントだ。

旅人ごとに異なるフィールドコマンド

各主人公はNPCに対して固有のアクションを行える「フィールドコマンド」を持つ。剣士オルベリクなら誰にでも試合を挑めて仲間にでき、踊り子プリムロゼなら人を誘惑して連れ回せるなど、キャラクターの個性が探索パートにも反映される仕組みになっている。

自由なアビリティ・バトルジョブシステム

各旅人が覚えるアビリティは習得順序を自由に選べるほか、条件を満たすことで「バトルジョブ」を追加装備できるようになる。本来のクラスとは異なるジョブを組み合わせることで、キャラクターと戦術の自由度がさらに広がり、やり込み要素としての奥深さを支えている。

オクトパストラベラー ブレイクシステムのバトルシーン

画像: Steam公式ストアページより

各メディアのレビュースコア

発売当初から国内外の主要メディアで高評価が並び、新規IPながらシリーズ化・後続作品への影響という形でも高く評価された一作だ。

  • Metacritic: 84点
  • ファミ通クロスレビュー: 36/40点(オール9点)
  • IGN: 9.3/10
  • GameSpot: 8/10

いずれのメディアも8点台後半から9点台に集中しており、「HD-2Dというビジュアルの新しさ」「戦略性の高いバトル」「8人分の物語を紡ぐ大胆な構成」が共通の高評価ポイントとして挙げられている。発売から7年以上が経った今も色褪せない完成度の高さから、続編発売のたびに原点である本作が改めて注目される、シリーズの基盤を築いた一作としての評価も根強い。

高評価ポイント

  • ドット絵と3DCGを融合させた「HD-2D」の、ノスタルジックかつ幻想的なビジュアル表現
  • ブレイク&ブーストによる、シンプルながら奥深いコマンドバトルの戦略性
  • 8人の旅人それぞれの視点で描かれる、オムニバス形式の重厚な物語構成
  • 誰からどの順番で進めるかを自由に選べる、周回性の高いゲームデザイン
  • キャラクターごとに個性の異なるフィールドコマンドによる、探索パートの多様性

気になる点

  • 8人分のシナリオが独立して進行するため、パーティメンバー同士の掛け合い・交流が薄いという指摘がある
  • 各キャラクターの物語が個別に完結する構成上、大きな一本のストーリーとしてのまとまりを求めると物足りなさを感じる場合がある
  • 戦闘バランスは硬派で、シリーズ・ジャンル初心者にはやや歯応えが強く感じられることがある
  • 8人分のレベル上げ・装備集めが必要なため、じっくり時間をかけて遊ぶ前提のボリュームがある

過去作との違い

本作はスクウェア・エニックスの完全新規IPとして発表され、既存シリーズの続編ではない点がまず大きな特徴だ。『ファイナルファンタジー』のようなドット絵時代のJRPGへのオマージュを感じさせつつ、「HD-2D」という新しいビジュアル表現によって、単なる懐古趣味にとどまらない現代的なRPGとして仕上げられている。8人の主人公それぞれに独立したシナリオを与えるオムニバス構成も、当時のRPGとしては挑戦的な試みであり、この成功が後の続編『オクトパストラベラーII』(2023年)や前日譚『オクトパストラベラー0』(2025年)につながっている。

こんな人におすすめ/おすすめしない人

おすすめな人

  • ドット絵とHD映像美が融合した、独特なビジュアル表現のRPGを体験したい人
  • 弱点を突く駆け引きのある、戦略性の高いコマンドバトルが好きな人
  • 複数の主人公それぞれの視点で語られる、オムニバス形式の物語が好きな人
  • じっくり腰を据えて、ボリュームのあるRPGをやり込みたい人

おすすめしない人

  • パーティメンバー同士の掛け合い・キャラクター交流を重視する人
  • 一本の筋が通った、まとまりのある大きなストーリーを求める人
  • 易しい難易度でサクサク進められるRPGを求めている人

オクトパストラベラー ゲーム画面

画像: 公式サイト

まとめ

『オクトパストラベラー』は、「HD-2D」という新しいビジュアル表現を世に送り出し、8人の旅人それぞれの物語を紡ぐオムニバス構成と戦略性の高いバトルで、Metacritic84点・ファミ通36点という高評価を獲得した記念碑的なRPGだ。以降のスクウェア・エニックス作品にも受け継がれる表現スタイルの原点として、今なお色褪せない完成度を誇っている。じっくりとした骨太なRPGを求める人には、自信を持っておすすめできる一本だ。

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