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ポケットモンスター ソード・シールド レビューまとめ|評価・感想を徹底解説

画像: ©2019 Pokémon. ©1995-2019 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

2019年11月15日にNintendo Switchで発売された「ポケットモンスター ソード・シールド」は、Switch向けとしては初めてとなるポケモンシリーズ本編だ。イギリスをモチーフにした「ガラル地方」を舞台に、8つのジムを巡る「ジムチャレンジ」に挑む物語は、シリーズの核となる魅力を整理しながら新要素を加えた意欲作として発売当初から高く評価された。一方で発売前に発表された「全国図鑑非搭載」を巡る論争でも大きな話題を呼んだタイトルでもある。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。話題性と評価の両面から、本作がどのように受け止められたのかを紹介する。

基本情報

タイトル ポケットモンスター ソード/ポケットモンスター シールド
対応機種 Nintendo Switch
発売日 2019年11月15日
ジャンル RPG
価格目安 各バージョン6,578円(税込)
レーティング CERO A(全年齢対象)
開発・発売元 ゲームフリーク(開発)/株式会社ポケモン・任天堂(発売)

※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。有料DLC「エキスパンションパス」は前編「鎧の孤島」(2020年6月17日配信)・後編「冠の雪原」(2020年10月22日配信)の2部構成。

どんな物語なのか

御三家ポケモン(サルノリ・ヒバニー・メッソン)

画像: 公式サイト

舞台はイギリスをモチーフにした「ガラル地方」。ヴィクトリア朝建築や産業革命の要素を取り入れた街並みが特徴的な世界を旅しながら、8つの街のジムリーダーを倒してバッジを集める「ジムチャレンジ」に挑む。本作では新現象「ダイマックス」が登場し、ポケモンが巨大化して戦えるようになるほか、特定のポケモンのみ外見まで変化する上位版「キョダイマックス」も存在する(いずれも3ターン限定)。

システム面の見どころ

自由に探索できる「ワイルドエリア」

主人公キャラクター(男の子・女の子)

画像: 公式サイト

シリーズ初となる自由探索型のオープンフィールド「ワイルドエリア」が本作の大きな目玉だ。天候や時間帯によってポケモンの出現がリアルタイムに変化するほか、他プレイヤーと協力して強力なポケモンに挑む「レイドバトル」にも対応しており、これまでのシリーズにはなかった自由度の高い探索体験を楽しめる。草むらに隠れず、フィールド上に直接ポケモンの姿が見える「シンボルエンカウント」も導入されており、狙ったポケモンを探して駆け回る楽しさが加わった点も好評だ。天候が変わるたびにレアなポケモンが出現することもあり、何度訪れても新しい発見がある探索スポットとして多くのプレイヤーに愛されている。

ダイマックス・キョダイマックスによる新しい対戦演出

バトル終盤に発動できる「ダイマックス」では、ポケモンの体が巨大化し、専用の強力な技「ダイマックスわざ」を使用できるようになる。特定のポケモンだけが変身する「キョダイマックス」は外見も大きく変化し、専用の「キョダイマックスわざ」を繰り出せるなど、対戦・演出両面でシリーズに新しい駆け引きをもたらした。ダイマックスは全国どこでも発動できるわけではなく、ジム戦やレイドバトルなど特定の場面に限定される点も、乱発を防ぎ駆け引きに緊張感を持たせる工夫になっている。

ジムチャレンジとキャンプ機能

各街のジムでは、これまでのシリーズにはなかった大観衆の前での演出が加わり、まるでスタジアムでの一大イベントのような臨場感でジム戦を楽しめる。手持ちポケモンと触れ合える「キャンプ」機能では、カレー作りやポケモン同士の交流を通じてなつき度を上げられるなど、バトル以外の癒やし要素も充実している。日々の冒険の合間にふと立ち寄って手持ちポケモンと戯れる時間は、シリーズが長年大切にしてきた「ポケモンとの絆」というテーマを現代的な形で表現したものだ。

各メディアのレビュースコア

  • Metacritic: 80/100
  • IGN: 93/100(9.3/10、「シリーズ最高傑作」と評価)
  • GameSpot: 90/100(9/10)

IGN・GameSpotともに、シリーズの冗長だった部分を整理しつつ、収集・対戦・探索という核となる魅力に磨きをかけた点を高く評価している。ワイルドエリアの自由度も好意的に受け止められた。批評家スコアだけを見れば、シリーズ本編の中でも上位に位置づけられる水準の評価と言える。

高評価ポイント

  • シリーズ初の自由探索型フィールド「ワイルドエリア」による探索の自由度
  • ダイマックス・キョダイマックスによる新しい対戦の駆け引きと演出強化
  • シリーズの冗長な部分を整理し、核となる魅力に磨きをかけた設計
  • ジム戦の演出強化など、Switchらしいグラフィック・演出面の向上

気になる点

  • 発売前、シリーズ全ポケモンではなく「ガラル図鑑」掲載種のみが収録されることが発表され、「全国図鑑非搭載」を巡る大きな論争(通称「Dexit」)に発展した。ファンの間で`#BringBackNationalDex`というハッシュタグがSNSで拡散し、海外メディアでも大きく報じられた
  • ゲームフリークの増田順一氏は2019年6月28日、「難しい決断だった」「将来作品での対応を検討する」とコメントしている
  • この論争は批評家による作品自体の評価とは別の文脈で語られることが多く、購入を検討する際はゲーム内容とは切り分けて理解しておくとよい
  • ダイマックス以前のメガシンカ・Zワザといった過去作の要素は本作には登場せず、システムが一新されている点も従来ファンには賛否がある

シリーズ本編としての位置づけ

前作「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ」でSwitch向け開発のノウハウを培った上で、モデルの作り直しやワイルドエリアという新機軸を導入した本作は、シリーズ本編として大きな転換点となった一作だ。全国図鑑非搭載を巡る論争はあったものの、セールス面では好調で、2025年5月時点での全世界シリーズ累計販売本数は2,672万本に達しており、「赤・緑」「スカーレット・バイオレット」に次ぐシリーズ歴代3位の実績を記録している。

こんな人におすすめ/おすすめしない人

おすすめな人:Switchで初めてポケモン本編に触れる人、レイドバトルなど協力プレイを楽しみたい人、ワイルドエリアのような自由探索を楽しみたい人、ダイマックスという新しい対戦システムに興味がある人。

おすすめしない人:特定の思い入れのあるポケモンを必ず連れて冒険したいという人は、収録ポケモンの範囲を事前に確認しておくことをおすすめする。全国図鑑非搭載を巡る経緯が気になる人も、購入前にその背景を理解しておくと安心だ。逆に、Switchでポケモンの世界を初めて体験する新規プレイヤーにとっては、そうした経緯を気にせず純粋に楽しめる一作だ。

まとめ

「ポケットモンスター ソード・シールド」は、ワイルドエリアという新機軸とダイマックスシステムを軸に、IGN 93点・GameSpot 90点という高評価を獲得したシリーズ本編だ。発売前の全国図鑑非搭載論争という異例の話題性もあったが、ゲーム自体の完成度は批評家から高く評価されており、シリーズ歴代3位となる2,672万本という実績が示す通り、世界中で広く支持されたタイトルと言えるだろう。論争と高評価という両面を併せ持ちながらも、結果的にシリーズ最高峰の販売実績を打ち立てたことは、本作の持つゲームとしての魅力の強さを物語っている。

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