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2021年2月12日にNintendo Switchで発売された「スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド」は、2013年にWii Uで発売された「スーパーマリオ 3Dワールド」をSwitch向けに移植し、完全新規モード「フューリーワールド」を追加した意欲作だ。テンポの良い協力プレイアクションと、巨大なクッパが暴れまわるオープンワールド風の新モードという、毛色の異なる2つの体験が1本に詰め込まれている。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。

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基本情報
| タイトル | スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド |
| 対応機種 | Nintendo Switch(Switch2でも無料アップデートにより高画質・高フレームレートでプレイ可能) |
| 発売日 | 2021年2月12日 |
| ジャンル | アクション |
| 価格 | 6,578円(税込) |
| 発売元 | 任天堂 |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。有料DLCは配信されていない。2025年6月にはSwitch2向けの無料アップデートが配信され、解像度・フレームレートが向上している。
どんな物語なのか
スーパーマリオ3Dワールドパート
舞台はネコの姿をした妖精が暮らす「妖精の国」。マリオたちがキノコ王国からの帰り道にこの国を訪れると、7人の妖精姫「スプリクシー姫」がクッパにさらわれてしまう事件が発生する。マリオ、ルイージ、ピーチ、キノピオの4人(またはネコクッパを操作する「ネコピーチ」を含む場合も)が力を合わせてワールドを巡り、姫たちを救出しながら、最終的にネコの姿になった「ネコクッパ」との対決に挑む王道のアクションストーリーだ。テンポよく次々とワールドを攻略していく構成は、シリーズらしい安心感のある冒険になっている。
フューリーワールドパート
本作から新たに追加された完全新規モード。舞台は「ネコの国」に浮かぶ巨大な湖「レイクラプキャット」周辺の島々だ。何らかの理由で謎の黒い液体に触れたクッパが覚醒し、巨大な姿「フューリークッパ」と化して暴走を始める。マリオは普段は敵対しているはずのクッパJr.と手を組み、フューリーアイランドに散らばる「ネコシイン」を集めながら、嵐と共に定期的に襲来するフューリークッパに立ち向かっていく。ネコシインを集めることで手に入る「ジャイアントベル」を使い、マリオ自身も巨大な「ギガネコマリオ」に変身してフューリークッパと正面から殴り合う、シリーズでも異色のクライマックスが用意されている。
システム面の見どころ
3Dワールドパートの協力プレイとネコスーツ
3Dワールドパートの大きな特徴は、最大4人までの協力プレイに対応している点だ。おすそわけプレイやローカル通信に加え、Switch版では新たにオンラインでの協力プレイにも対応し、離れた場所にいる家族や友人と一緒に遊べるようになった。壁を登ったり敵に飛びつき攻撃ができる「ネコスーツ」や、自分の分身を複数作り出せる「ダブルチェリー」など、個性的なパワーアップアイテムを駆使したレベルデザインもシリーズらしい遊び心にあふれている。Switch版では基本移動速度が引き上げられ、Wii U版よりもテンポよく感じられるよう調整されている点も見逃せない。

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フューリーワールドの箱庭オープンワールドと巨大バトル
フューリーワールドは、これまでのマリオシリーズの「ステージクリア型」とは一線を画す、ひとつながりの島々を自由に探索できる箱庭オープンワールド形式を採用している。探索中は一定間隔で巨大なフューリークッパが咆哮とともに出現し、逃げ隠れするか正面から立ち向かうかをプレイヤー自身が選べる緊張感のある展開が繰り返される。ネコシインを集めて挑む「ギガネコマリオ」対「フューリークッパ」の巨大対決は、シリーズでもほとんど類を見ないスケール感の演出になっている。またクッパJr.がその場でアイテムを渡してくれる「アイテムバンク」システムや、フォトモード(スナップショット)、コレクション用のスタンプ機能など、探索を後押しする新要素も充実している。
Wii U版との違い
本作のベースとなった「スーパーマリオ 3Dワールド」は、2013年にWii Uで発売されたタイトルだ。Switch版では単なる移植にとどまらず、オンラインでの協力プレイ対応、amiibo対応、フォトモード(スナップショット)機能の新規搭載、基本移動速度の引き上げによるテンポ向上など、随所に手が加えられている。そして何より、Wii U版には存在しなかった完全新規モード「フューリーワールド」が追加されている点が最大の違いだ。旧作を遊んだことがある人でも、フューリーワールド目当てに購入する価値がある内容になっている。
各メディアのレビュースコア
- Metacritic: 89/100(122件の批評家レビューを集計、"Generally Favorable")
- GameSpot: 9/10
- Nintendo Life: 10/10
- IGN: 7/10
- ファミ通クロスレビュー: 9・9・10・8点(合計36/40、プラチナ殿堂入り)
Metacritic・GameSpot・Nintendo Life・ファミ通ではいずれも高水準の評価が並ぶ一方、IGNはやや辛口の7/10と評価が分かれている。全体としては非常に高い評価で足並みが揃っているタイトルと言える。
高評価ポイント
- 練り込まれたレベルデザインと、テンポよく遊べる操作性(Wii U版からの移動速度向上も好評)
- 最大4人までの協力プレイ(オンライン対応も追加)で、家族や友人と一緒に楽しみやすい
- フューリーワールドの箱庭探索と、巨大化したギガネコマリオ対フューリークッパの非日常的な迫力あるバトル
- ボリューム満点で、価格に対するコストパフォーマンスの高さ
- フォトモードなど新要素の追加によって、じっくり写真を撮りながら楽しめる懐の深さ
気になる点
- カメラワークが3D空間での位置関係を把握しづらいという指摘が複数メディアから挙がっている。特に高速な場面やフューリーワールドの探索中に顕著だとされる
- フューリークッパが定期的に乱入してくるイベントが、探索のテンポを乱すと感じるプレイヤーもいる
- 3Dワールドパートとフューリーワールドパートが「優雅に融合しているとは言い難い」という指摘があり、2つのモードの繋がりの弱さを指摘する声もある(IGN)
- マルチプレイ時にライフを共有する仕様に不満の声もある
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:家族や友人と一緒に協力プレイを楽しみたい人、テンポの良い王道3Dアクションを求める人、フューリーワールドの箱庭探索や巨大ボスバトルのような非日常的な体験に興味がある人。Wii U版を遊んだことがある人でも、フューリーワールド目当てに十分楽しめる。
おすすめしない人:3D空間でのカメラ操作にストレスを感じやすい人には、一部の場面でやや不便に感じられる可能性がある。また2つのモードがひとつの物語として綺麗にまとまっていることを期待する人には、構成のちぐはぐさが気になるかもしれない。
まとめ
「スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド」は、Wii U版で高く評価された王道3Dアクションの完成度に、完全新規の実験的なモード「フューリーワールド」を組み合わせた欲張りな1本だ。Metacritic 89・GameSpot 9・Nintendo Life 10という高評価が示す通り、協力プレイのテンポの良さと巨大なフューリークッパとの非日常的なバトルは多くのメディアから支持されている。カメラワークや2モードの融合具合には賛否があるものの、ボリューム・完成度ともに満足度の高いタイトルであり、家族や友人と一緒に遊べるSwitchの定番アクションとして自信を持っておすすめできる一作だ。