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2025年10月16日にNintendo Switch/Nintendo Switch 2で発売された「Pokémon LEGENDS Z-A(ゼットエー)」は、「ポケモン LEGENDS アルセウス」に続くLEGENDSシリーズ第2弾だ。「ポケモン X・Y」の舞台だったカロス地方の大都市「ミアレシティ」を舞台に、シリーズ初となるリアルタイムバトルシステムを導入した意欲作として発売前から大きな注目を集めた。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモン レジェンズ ゼットエー) |
| 対応機種 | Nintendo Switch/Nintendo Switch 2(Nintendo Switch 2 Editionあり) |
| 発売日 | 2025年10月16日 |
| ジャンル | アクションRPG |
| 価格目安 | 通常版7,128円(税込)、Nintendo Switch 2 Edition版8,128円(税込) |
| レーティング | CERO A(全年齢対象) |
| 開発・発売元 | ゲームフリーク(開発)/株式会社ポケモン・任天堂(発売) |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。有料DLC「M次元ラッシュ」も発売日に同時配信された。Switch2版はロック60fps・4K出力に対応する一方、Switch版は解像度・フレームレートともに控えめな仕様になっている。
どんな物語なのか
舞台は「ポケモン X・Y」にも登場した大都市「ミアレシティ」。旅の途中でミアレシティを訪れた主人公は、とある出来事をきっかけに古びたホテル「ホテルZ」に滞在することになり、街の再開発計画や、主人公が所属することになる組織「MZ団(エムゼット団)」の仲間たちと共に、都市で起きるさまざまな事件に挑んでいく。近年、ミアレシティでは野生のポケモンが自らの意思に反してメガシンカしてしまう「暴走メガシンカ」という異変が多発しており、都市再開発を進める外資系企業クエーサー社の依頼を受けたMZ団が、異変の調査と暴走ポケモンの鎮圧に奔走することになる。ミアレシティは「昼」と「夜」で異なる顔を見せる作りになっており、昼は自由に街を探索し、夜は「ZAロワイヤル」と呼ばれるバトルイベントに参加するという、これまでのシリーズにはなかった一つの都市に絞り込んだ舞台構成が採用されている。
システム面の見どころ
シリーズ初のリアルタイムバトルシステム
本作最大の目玉は、シリーズで初めて導入された「リアルタイムバトル」だ。従来のコマンド選択・ターン制バトルとは異なり、トレーナーとポケモンがフィールド上を移動しながら技を繰り出し合う仕様に一新されている。技ごとに設定された射程・クールタイムやポケモンの立ち位置が勝敗を左右するため、タイプ相性の把握だけでなく、リアルタイムでの立ち回りが新たに求められる、シリーズ史上でも異色のバトル体験になっている。

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新解釈のメガシンカ
「メガリング」を装着したトレーナーと「メガストーン」を持つポケモンとの強い絆によって発動する「メガシンカ」も本作の重要な要素だ。画面右下のゲージが満タンになるとメガシンカが可能になり、発動中はゲージを消費し続ける一方、繰り出す技が強化される「テクニックプラス」状態になるなど、これまでのメガシンカとは異なる新しい運用ルールが導入されている。
一つの都市に凝縮された探索
本作はミアレシティという一つの大都市に舞台を絞り込んでいる点が特徴で、高低差を活かした縦方向の探索やシームレスなフィールド移動が楽しめる。広大なオープンワールドだった前作「LEGENDS アルセウス」とは対照的なアプローチだが、一つの街を隅々まで作り込むことで密度の高い探索体験を狙った設計になっている。
各メディアのスコア
- Metacritic: 81/100(Generally Favorable、シリーズ屈指の高評価だった前作「LEGENDS アルセウス」の83点に次ぐSwitch世代2位のスコア)
- IGN: 8/10
- GameSpot: 7/10
- ファミ通クロスレビュー: 8・9・9・9の合計35点
批評家の評価はおおむね好意的だが、7点(GameSpot)から9点前後(ファミ通)まで幅があり、新システムへの評価が分かれた作品でもある。Nintendo Lifeは7/10、Eurogamerは6/10とやや辛口な評価をつけており、高評価と厳しい評価が両方存在する「評価の分断」が見られるタイトルだ。
高評価ポイント
- シリーズ初のリアルタイムバトルによる新鮮な駆け引きとテンポの良さ
- ミアレシティを舞台にした高低差のあるシームレスな探索体験
- 新しい運用ルールが加わったメガシンカシステム
- 丁寧なプレイヤー誘導によるストレスの少ない進行(ファミ通レビューでの評価)
気になる点
- 舞台が一つの都市に絞られているため、街並みや登場キャラクターのデザインに既視感を覚えるという指摘がある
- Switch版はグラフィックの動きがカクついたり、ズーム時に処理落ちが発生するなど、パフォーマンス面の作り込みに課題を感じるという声がある(Switch 2版は4K・60fps対応で改善)
- 戦闘システム自体は新鮮だが、長時間プレイすると単調に感じられるとの指摘もある
- GameSpot・Eurogamer・Nintendo Lifeなど海外メディアの一部では、前作「LEGENDS アルセウス」ほどの完成度には達していないという厳しい評価もある
前作「LEGENDS アルセウス」との違い
2022年発売の前作「ポケモン LEGENDS アルセウス」が、シンオウ地方をモチーフにした広大なフィールドを舞台に、ポケモンを捕獲していく探索要素に主眼を置いていたのに対し、本作はミアレシティという一つの大都市に舞台を絞り込み、バトルそのものをリアルタイム化するという全く異なるアプローチを取っている。探索型のLEGENDSシリーズとしての系譜を継ぎつつも、戦闘システムを刷新した点は本作ならではの大きな挑戦だと言える。
販売実績
発売初週で全世界580万本という好調な販売本数を記録しており、このうち約半数がNintendo Switch 2版でプレイされていることも明らかになっている。シリーズ本編と並ぶ人気タイトルとして、発売直後から高いセールスを記録した作品だ。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:「LEGENDS アルセウス」のような新機軸のポケモン体験を求める人、リアルタイムアクションのバトルシステムに興味がある人、一つの街をじっくり探索するタイプのゲームが好きな人。
おすすめしない人:従来通りのターン制コマンドバトルを好む人には、システムの変化が大きすぎると感じられるかもしれない。広大なフィールドを自由に旅する体験を求める人は、一つの都市に絞られた舞台構成がやや物足りなく感じる可能性がある。
まとめ
「Pokémon LEGENDS Z-A」は、シリーズ初のリアルタイムバトルシステムと、ミアレシティという一つの都市に凝縮した探索体験を軸に、Metacritic 81点・ファミ通35点という高評価を獲得した意欲作だ。パフォーマンス面や舞台の絞り込みには賛否があるものの、発売初週で全世界580万本を売り上げるなど、シリーズを代表する人気を博している。新しいポケモンバトルの形を体験してみたい人におすすめの一作だ。