画像: ©Nintendo (スプラトゥーン3 公式サイトより)
2022年9月9日にNintendo Switchで発売された『スプラトゥーン3』は、インクを塗り合う陣取りアクションシューティング「スプラトゥーン」シリーズの3作目です。混沌とした雰囲気の新拠点「バンカラ街」を舞台に、新武器・新モードを多数追加した本作は、発売直後から国内外で高い評価を獲得し、発売週の国内販売本数193万本という記録的なヒットとなりました。この記事では、各メディアのレビューを総合しながら、ゲームの特徴や評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

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基本情報
| タイトル | スプラトゥーン3 |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch(Nintendo Switch 2向け無料アップデート対応) |
| 発売日 | 2022年9月9日 |
| ジャンル | 陣取りアクションシューティング |
| 開発/発売 | 任天堂 |
| 価格目安 | パッケージ版6,578円、ダウンロード版6,500円(税込) |
| プレイ人数 | 4vs4のオンライン対戦(Nintendo Switch Online加入必須) |
| 追加DLC | 拡張パス「エキスパンションパス」(ヒーローモード続編等)あり |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。
どんなゲームなのか
プレイヤーは、ヒトとイカの2つの姿を行き来できる「イカ」の一種を操作する。ヒト形態ではインクを塗りながら移動し、イカ形態では自分の色のインクに潜って高速移動・体力回復ができるという独自のギミックが、シリーズを通じて本作の核となっている。基本ルールの「ナワバリバトル」は、制限時間内に自分のチームカラーで地面を塗った面積を競う4vs4のチーム対戦で、直接の撃ち合いだけでなく「いかに広く塗るか」という陣取りの戦略性がシリーズならではの魅力になっている。
本作の舞台は、混沌とした独特の雰囲気を持つ新拠点「バンカラ街」。多様な海洋生物と建造物がひしめき合うこの街を拠点に、バトルの報酬でブキやギアを揃えながら、ランクを上げていく成長要素も用意されている。
システム面の見どころ
ヒーローモード:見応えのある1人用キャンペーン
シングルプレイヤー向けの「ヒーローモード」では、独自のステージギミックとボス戦を交えた作り込まれたキャンペーンが楽しめる。単なるチュートリアルにとどまらず、ストーリー・ステージデザインともに評価が高く、対戦だけでなくじっくり作り込まれた1人用コンテンツとしても高く評価されている。
サーモンラン:協力型の新モード
4人で協力してオオモノシャケの襲撃を防ぐ「サーモンラン」も本作の目玉モード。前作から常設化され、より遊びやすくなった。敵の種類・波状攻撃のパターンを読みながら仲間と連携するスリルが、対戦とは違った緊張感を生み出している。
11種類のブキタイプとギアカスタマイズ
シューター・ローラー・チャージャーなど、性能の異なる11種類のブキタイプから自分のプレイスタイルに合った武器を選べる。帽子・服・靴を組み合わせるギアカスタマイズでは、見た目だけでなく戦闘を補助するギアパワーも付与でき、キャラクターメイキングの楽しさも兼ね備えている。
ガチマッチとランクマッチ「Xマッチ」
腕前を競う対戦モードとして、通常のナワバリバトルとは別に「ガチマッチ」が用意されている。ガチエリア・ガチヤグラ・ガチホコバトル・ガチアサリという4種類のルールがあり、それぞれ全く異なる立ち回りが求められる。腕前を示す「ウデマエ」を一定以上まで上げると、より上位のランクを競う「Xマッチ」に挑戦できるようになり、ライト層からガチ勢まで長期的に遊び込める設計になっている。
「フェス」による季節イベント
不定期に開催される「フェス」では、3つの陣営に分かれてお題に投票し、期間中の対戦成績を競い合う。単なる対戦だけでなく、街の装飾やテーマソングなど、シリーズ独自のポップな世界観を存分に味わえるイベントとして高い人気を誇る。発売から数年経った今も継続的にフェスやシーズンごとの新要素が追加されており、ライブサービス的な運営の手厚さもファンから支持されている理由のひとつだ。

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各メディアのレビュースコア
発売当初から国内外の主要メディアでほぼ満点に近い評価が並び、シリーズとしての完成度の高さが広く認められた。
- Metacritic: 84点
- ファミ通クロスレビュー: 39/40点(内訳10・10・10・9)
- IGN: 9/10
- GameSpot: 7/10「3作目としての新鮮さは薄れたが、優れたキャンペーンと豊富なマルチプレイでシリーズ最高の完成度」
ファミ通クロスレビュー39/40点は、任天堂タイトルの中でも屈指の高スコア。GameSpotのようにシリーズとしての目新しさの薄さを指摘する声もあるが、いずれのメディアも「完成度の高さ」自体は一致して評価している。
高評価ポイント
- ナワバリバトルを中心とした、塗り(陣取り)と撃ち合いを両立させる独自の対戦バランス
- 見応えのあるステージデザインとボス戦を備えた、作り込まれたヒーローモード
- 4人協力プレイの「サーモンラン」が常設化され、対戦以外の遊び方も充実
- 11種類のブキタイプとギアカスタマイズによる、プレイスタイル・見た目両面での自由度
- 「フェス」など、シーズンごとに盛り上がるライブサービス的な運営イベント
気になる点
- シリーズ3作目ということもあり、根本的なゲームシステムの目新しさは前作からやや後退気味という指摘がある
- オンライン対戦の遊び込みが前提の作りのため、Nintendo Switch Onlineへの加入が必須
- ガチマッチ等の対人戦は、初心者には難易度が高く感じられる場面がある
- 拡張パスなど追加コンテンツを含めるとトータルの出費がやや大きくなる
過去作との違い
2015年の初代『スプラトゥーン』、2017年の『スプラトゥーン2』に続くシリーズ3作目となる本作は、拠点が「ハイカラスクエア」から混沌とした雰囲気の「バンカラ街」に一新され、世界観・キャラクターデザインの両面で新鮮さを打ち出している。ゲームシステム自体は前2作の完成されたルールを踏襲しつつ、サーモンランの常設化やヒーローモードの作り込みなど、細部のブラッシュアップに重点を置いた正統進化という位置づけだ。派手な新機軸というよりも、シリーズの土台を磨き上げて完成度を高めた点が本作最大の特徴といえる。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- チーム対戦のオンラインシューターを、家族や友人とワイワイ楽しみたい人
- 見応えのある1人用キャンペーンも合わせて楽しみたい人
- 協力プレイの「サーモンラン」のような、対戦以外の遊び方も求めている人
- シリーズ経験者で、より磨き上げられた最新作を遊びたい人
おすすめしない人
- 前作・前々作から大きく変わった目新しいゲームシステムを求めている人
- オンライン対戦が前提のゲームに抵抗がある人
- シューティングゲームの対人戦そのものが苦手な人

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まとめ
『スプラトゥーン3』は、シリーズの魅力である「塗り」と「撃ち合い」を両立させた対戦バランスに磨きをかけ、Metacritic84点・ファミ通39点・IGN9/10といった高評価を国内外で獲得した一作だ。見応えのあるヒーローモードや常設化されたサーモンランなど、対戦以外のコンテンツも充実しており、シリーズ経験者はもちろん初めて触れる人にも自信を持っておすすめできる一本だ。