PS5 Switch

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』は買いか?評価まとめ ─ PS5版・Switch版どっちを選ぶ?

画像: ©ATLUS ©SEGA All rights reserved.

2022年10月21日に発売された『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』は、2016年発売の『ペルソナ5』に大型の追加要素を加えた完全版だ。PS5・Switch・Xbox Series X|S・PCなど幅広い機種に対応しており、今からシリーズに触れたい人の入口としても選ばれやすい一本になっている。『ペルソナ3 リロード』や『ペルソナ4』とあわせてシリーズを一気に遊びたい人にとっても、外せない一本だろう。今回は各メディアのレビューを集め、「結局面白いのか」「どの機種で買うべきか」を整理してみたい。

ペルソナ5 ザ・ロイヤルのゲーム画面

ゲーム画面(画像: 公式サイト)

基本情報

項目 内容
タイトル ペルソナ5 ザ・ロイヤル
対応機種 PS5 / PS4 / Switch / Xbox Series X|S / Xbox One / PC(Steam)
発売日 2022年10月21日
ジャンル RPG
価格 7,678円(税込) ※時期により変動
収録内容 PS4版DLC 40種類以上を標準収録

どんなゲームなのか

舞台とストーリー

無実の罪を着せられ東京の椎名町高校へ転校してきた主人公は、心の力「ペルソナ」に目覚め、仲間たちと共に「怪盗団」を結成する。専用アプリを使って大人たちの歪んだ欲望が具現化した異空間「パレス」に侵入し、「お宝」を盗み出すことで本人に罪を自白させる、というのが基本的な物語構造だ。学園生活と裏の顔である怪盗活動を両立させながら、社会の理不尽に立ち向かっていく青春群像劇として描かれている。

怪盗団とパレス

仲間との交流イベント「コミュ」を通じて絆を深めることで、戦闘で使えるペルソナの強化や特殊能力の解放につながる仕組みは、シリーズ共通の骨格だ。ザ・ロイヤルでは新キャラクター「芳澤かすみ」や、カウンセラーとして登場する新規コミュ「真琴太一」が追加され、既存のストーリーに加えて三学期にあたる新シナリオが遊べるようになっている。

ペルソナ5 ザ・ロイヤルの戦闘シーン

戦闘シーン(画像: 公式サイト)

システム面の見どころ

バトルシステム

敵シャドウとの交渉によって仲間ペルソナを増やせる「ネゴシエーション」や、弱点を突いてもう一度行動できる「1MORE」、味方に行動を引き継ぐ「バトンタッチ」など、スタイリッシュかつテンポの良い戦闘が持ち味。ザ・ロイヤルでは新要素「サウトウム(Showtime)」という2人同時の必殺演出や、銃の照準を活かした立ち回りも追加されている。

学園生活とコミュ

カレンダー形式で進む学園生活パートでは、成績・体力・魅力といったステータス育成とコミュランクの強化を並行して進める。ザ・ロイヤルでは新しい行動先「三軒茶屋」や「イベント広場での縁日」など、日常パートのボリュームも増強されている。

追加コンテンツ

怪盗団のアジト「シアタールーム」では、ここまでのストーリーを振り返るムービーギャラリーや、仲間との掛け合いイベントを閲覧できる。学園祭にあたる新イベント「グランビゼル」や、周回プレイ時に難易度を柔軟に変更できる仕組みも用意されており、じっくり探索・収集したい人にも配慮された作りになっている。

ペルソナ5 ザ・ロイヤルの学園生活シーン

学園生活シーン(画像: 公式サイト)

高評価ポイント

各メディアで共通して評価されているのは、原作『ペルソナ5』からの完成度の底上げだ。

  • おしゃれなBGMとスタイリッシュな戦闘演出が全編通して高品質
  • ロード時間の短縮、初期からバトンタッチが使えるなど、原作にあった不便な点が改善されている
  • 10人のキャラクターとの関係を深めるコミュシステムの完成度が高い
  • 強くてニューゲームによる周回プレイが快適で、2周目以降の遊びやすさに定評がある
  • 三学期の追加シナリオにより、原作よりも物語の締めくくりが濃密になっている

各メディアのスコア

  • Metacritic: 95点(PC版)。シリーズ・年代を問わず歴代でも屈指の高評価タイトルの一つ
  • IGN: 10/10点
  • GameSpot: 10/10点

批評家からの評価は極めて高く、発売から数年経った今でも「傑作RPG」として名前が挙がり続けているタイトルだ。特にPC版はMetacriticの歴代高評価タイトルランキングでも上位に食い込むほどで、ジャンルを問わず語られる作品になっている。

気になる点

  • 終盤で強力なペルソナが揃うとバランスが崩れやすく、難易度が急激に下がる(ヌルゲー化)という指摘がある
  • ラストの展開や一部シナリオの繋ぎ方に違和感を覚えるという声もある
  • ボリュームが非常に大きく(クリアまで100時間超が目安)、じっくり遊べる時間が必要
  • 無印『ペルソナ5』をクリア済みの人にとっては、序盤〜中盤の展開が既視感の強い部分もある

「原作を上回る完成度」という評価が大勢を占める一方、シナリオやバランス面で細かい好みが分かれる部分も残っている。とはいえ、これらは総じて「粗が見えるほど遊び込んだ末の指摘」であり、致命的な欠点として語られることは少ない。

無印『ペルソナ5』との違い

  • 新シナリオ: 三学期にあたる追加ストーリーが収録され、エンディング後の展開が大きく拡張されている。
  • 新キャラクター: 新規怪盗「芳澤かすみ」、コミュ「真琴太一」、案内役「ジョーカー(ジョゼ)」が追加。
  • 新要素・新エリア: 怪盗団のアジト「シアタールーム」、新規行動先「三軒茶屋」、バトルの新演出「サウトウム」などが追加。
  • 快適さ: ロード時間短縮、初期からバトンタッチ使用可能、難易度選択肢の拡充など、細かな不満点が多数改善されている。

無印版のDLC(衣装・BGM等)40種類以上を標準収録している点も含め、「これから遊ぶならザ・ロイヤル一択」という評価が定着している。

PS5版とSwitch版、どっちを選ぶべき?

スペックの違い

PS5版は2160p/60fpsで動作するのに対し、Switch版は30fps、解像度もTVモードで1440×810・携帯モードで540p相当とスペック上の差は大きい。とはいえSwitch版はハードに合わせた最適化が行き届いており、ロードも短く安定して動作するため、体験そのものを大きく損なうものではないとされている。

選び方の目安

画質・フレームレートを優先するならPS5版、外出先や寝る前など携帯性を重視するならSwitch版、という住み分けが基本になる。100時間規模の長編RPGだけに、隙間時間で進められるSwitch版の携帯性を評価する声も多い。すでにPS4版を持っている場合はPS5版への無償/有償アップグレードが用意されているケースもあるため、購入前に対象条件を確認しておくと安心だ。

こんな人におすすめ

  • 『ペルソナ』シリーズを初めて遊ぶ人 → 現状の完成度・ボリュームともに最も勧めやすい一本。過去作を知らなくても物語を楽しめる作りになっている
  • 無印『ペルソナ5』をクリア済みの人 → 三学期の追加シナリオだけでも遊ぶ価値がある
  • 外出先でも長編RPGをじっくり進めたい人 → Switch版が向く
  • グラフィック・フレームレートにこだわりたい人 → PS5版が無難

まとめ

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』は、原作の完成度に大型の追加シナリオと快適さの改善を重ねた、シリーズの中でも特に評価の高い一本だ。Metacritic 95点・IGN/GameSpotともに満点評価と、批評家からの評価は折り紙付き。ボリュームは大きいが、それに見合うだけの満足感が得られる作品として、長く語り継がれている。これから『ペルソナ』シリーズに触れるなら、まず本作から始めるのが最も間違いのない選択と言えるだろう。

-PS5, Switch