画像: ©2022 Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by Guerrilla.
2022年2月18日にソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売された『ホライゾン フォービドゥン ウェスト(Horizon Forbidden West)』は、2017年発売『Horizon Zero Dawn』の直接の続編にあたるオープンワールドアクションRPGだ。機械化した恐竜のような「マシン」が跋扈するポストアポカリプス世界で、狩人アーロイが弓を使って戦う世界観を継承しつつ、探索の自由度を大きく広げた続編として発売された。Metacritic88点、ファミ通クロスレビューでも高評価を獲得している。本記事では、発売から約4年半が経過した本作について、各メディアのレビューをもとに客観的にその評価をまとめる。

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基本情報
| タイトル | ホライゾン フォービドゥン ウェスト(Horizon Forbidden West) |
|---|---|
| 対応機種 | PS4/PS5(同時発売)、PC(Complete Edition、Steam/Epic Games Storeで2024年3月21日配信) |
| 発売日 | 2022年2月18日 |
| ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
| 価格目安 | 通常版6,980円/Complete Edition 7,980円(いずれも税込) |
| 開発・発売 | 開発:Guerrilla Games/発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
| CERO | D(17歳以上対象) |
※価格は時期により変動するため、購入前に各ストアで最新価格を確認してほしい。2023年4月19日には追加ストーリーDLC「焦熱の海辺(Burning Shores)」がPS5専用(のちPC版にも対応)で配信され、本編クリア後に楽しめる内容となっている。
どんな物語なのか
前作『Horizon Zero Dawn』から半年後が舞台。世界を蝕む謎の「赤い疫病(レッドブライト)」が発生し、地球の寿命がさらに縮んでいることが判明する。狩人アーロイは、原因究明と解決策を探るため、誰も足を踏み入れたことのない未踏の地「禁じられた西部(Forbidden West)」――かつてのアメリカ西海岸一帯へと旅立つ。道中でユタル族・テネクス族といった新たな部族や、旧知の仲間・新たな仲間と出会いながら、人類滅亡の危機に立ち向かっていく。旅の過程では、前作から続くアーロイ自身のルーツを巡る謎や、人類を滅ぼしかけた過去の技術文明「旧世界」の真実にも徐々に迫っていく構成になっており、単なる新天地探索にとどまらないシリーズを通した物語の核心にも触れていく。
システム面の見どころ
新ツールと探索の自由度
グラップルとフックを兼ねる新ツール「プルキャスター」、滑空移動が可能な「シールドウィング」が加わり、崖や岩肌を専用ルートに限らず自由によじ登れるようになるなど、探索の自由度が大幅に向上した。前作で指摘されていた探索面の窮屈さが大きく解消されている点は、多くのメディアが評価するポイントだ。
水中探索と飛行マシン
本作では水中を自由に泳げるようになり、ダイビングマスク入手後は酸素切れを気にせず潜水探索が可能になる。さらに「サンウィング」などの飛行系マシンに騎乗できるようになり、空からの探索・移動という新たな選択肢も加わった。

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スキルツリーの拡張
スキルツリーは「ウォリアー」「トラッパー」「ハンター」「サバイバー」「インフィルトレーター」「マシンマスター」の6系統に拡張され、プレイスタイルに応じたビルドの幅が広がった。フォーカス機能による弱点・耐性表示など戦闘UIも強化され、マシンとの駆け引きがより奥深いものになっている。武器・防具には「コイル」と呼ばれるカスタムパーツを装着でき、耐性やステータスを組み合わせて自分好みのビルドを追求できる点も、やり込み要素として好評だ。
各メディアの評価・スコア
- Metacritic:88点(PS5版、Generally Favorable)
- ファミ通クロスレビュー:9・9・9・10の37点
- IGN:9/10
- Push Square:9/10
- GameSpot:8/10
大手メディアのスコアは総じて高く、ファミ通クロスレビューでも4人の評者全員が高得点を付けている。一方でEurogamerはスコア制を採用していないが「前作から借用した要素が多く、目新しさに乏しい部分がある」と評しており、辛口寄りの論調も存在する。
高評価ポイント
- 登攀・水中探索・飛行と、探索の自由度が大幅に向上した点(前作の窮屈さが解消されたとの評価)
- マシンとの戦闘の奥深さ、機体デザインのクオリティ
- キャラクター描写・会話シーンの質の向上
- PS5の性能を活かした圧倒的なビジュアル(海外メディアの「2022年ベストグラフィック」選出との報道あり)
気になる点
- Eurogamerが指摘する「前作からの進化が漸進的で、目新しさに乏しい」という声
- GameSpotが指摘する「やり込み要素・情報量が多く、その重みでテンポがやや鈍る」という声
- 発売直後、一部で意図不明な低評価レビューが集中する“レビュー爆撃”が発生した経緯があったことも複数メディアで報じられている
前作(2017年『Horizon Zero Dawn』)との違い
前作では移動が地上中心で登攀ルートも限定的だったが、本作では崖や岩肌を自由によじ登れるようになり、水中探索・飛行マシンといった新たな移動手段も加わったことで、探索の自由度が格段に広がった。武器・道具・スキルツリーも拡充され、戦闘の選択肢が増加。キャラクターの表情や会話シーンの作り込みも強化され、前作で指摘されていた「会話の硬さ」といった不満点が改善されたとの評価も見られる。前作の骨格を継承しながら、探索・戦闘・演出のあらゆる面で正統進化を遂げた続編と言える。

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受賞歴
The Game Awards 2022では7部門にノミネートされたが、いずれも受賞には至らなかった(同年は『ELDEN RING』『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』が多くの部門を制している)。一方BAFTA Games Awards 2023では、Technical Achievement賞を受賞している。世界累計販売本数については、シリーズ全体としての数字は報じられているものの、本作単体の公式集計値は確認できなかったため、本記事には記載していない。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:広大なオープンワールドをじっくり探索したい人。弓を使った狩猟アクションが好きな人。前作『Horizon Zero Dawn』をクリア済みの人。
おすすめしない人:やり込み要素・サブコンテンツの多さを煩わしく感じる人。前作からの目新しさを強く求める人。
まとめ
『ホライゾン フォービドゥン ウェスト』は、前作の骨格を継承しながら、探索の自由度・戦闘の奥深さ・キャラクター描写のあらゆる面でスケールアップした続編だ。Metacriticでも88点という高評価を獲得しており、BAFTAでの受賞歴もある堅実な作りのオープンワールドRPGと言える。前作をプレイ済みの人はもちろん、広大な世界をじっくり探索するタイプのアクションRPGを探している人にもおすすめできる一本だ。気になった人は、まず基本情報やレビュースコアを参考に、自分のプレイスタイルに合いそうか確認してみてほしい。