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PlayStation VR2(PS5)レビューまとめ|評価・感想を徹底解説

画像: PlayStation.Blog(© Sony Interactive Entertainment Inc.)

PS5でVRゲームを本格的に遊ぶための唯一の純正ヘッドセットが「PlayStation VR2(PS VR2)」だ。2023年2月に発売され、4K HDRの有機ELディスプレイ、視線トラッキング、ヘッドセット自体が振動する「ヘッドセットフィードバック」など、初代PlayStation VRから大きく進化した。2025年3月には希望小売価格が2万3,000円値下げされ、発売当初より手に取りやすくなっている。この記事では、各メディアやユーザーレビューの評判を総合しながら、基本スペック・機能・気になる点、そして「今買う価値があるのか」を客観的にまとめていく。

PlayStation VR2 本体とSenseコントローラー

画像: PlayStation.Blog

基本情報

製品名 PlayStation VR2(型番 CFIJ-15000)
メーカー ソニー・インタラクティブエンタテインメント(純正品)
発売日 2023年2月22日
希望小売価格 66,980円(税込) ※2025年3月10日の価格改定後。発売時は74,980円、2023年8月の改定で89,980円だった
対応機種 PlayStation 5(PS5 / PS5 Pro)。別売の「PS VR2 PCアダプター」(8,480円/2024年8月7日発売)でWindows PC(SteamVR)にも接続可
ディスプレイ 有機EL(OLED)、片目あたり2000×2040、リフレッシュレート90Hz/120Hz、視野角 約110度
トラッキング インサイドアウト方式(ヘッドセット内蔵カメラ)、視線トラッキング用IRカメラ、6軸モーションセンサー。外部カメラの設置は不要
接続 PS5本体のUSB Type-C端子にケーブル1本で接続(初代PSVRのようなプロセッサーユニットは不要)
付属コントローラー PlayStation VR2 Senseコントローラー(左右セット)

※価格・仕様は時期や販売店により変動します。購入前にPlayStation公式サイトと各ストアで最新情報をご確認ください。「Horizon Call of the Mountain」を同梱したセット版も同価格で販売されています。

どんな製品なのか

PS5にケーブル1本で挿すだけのVRヘッドセット

PlayStation VR2は、PS5本体前面のUSB Type-C端子にケーブルを1本挿すだけでセットアップが完了する。初代PlayStation VRで必要だった中継用のプロセッサーユニットや、テレビとの複雑な配線、外部カメラの設置は一切不要になった。ヘッドセットに内蔵されたカメラで周囲とコントローラーの位置を認識する「インサイドアウト方式」のため、部屋にセンサーを置く必要もない。プレイエリアを一度スキャンすれば、その範囲を踏み越えそうになったときに映像で警告してくれる。

PS VR2 Senseコントローラー

付属する左右一対の「Senseコントローラー」は、DualSenseと同じアダプティブトリガーとハプティックフィードバックに対応し、指の位置を検知するフィンガータッチにも対応する。リング状のデザインで手になじみやすく、VR空間で物をつかむ・引く・撃つといった動作の手ごたえが細かく伝わる。

初代PlayStation VRのゲームは遊べない

PlayStation VR2は初代PlayStation VRとの互換性がない。ハードウェアもトラッキング方式も刷新されているため、初代PSVR向けに発売されたタイトルはPS VR2では動作しない。初代から乗り換える場合、ソフトは買い直しになる点に注意したい。

主な機能・見どころ

4K HDRの有機ELと視線トラッキング

片目あたり2000×2040の有機ELパネルにより、黒の締まったコントラストの高い映像を表示できる。加えてPS VR2最大の新機能が「視線トラッキング」だ。プレイヤーが見ている方向を検知し、視線の中心部分だけを高精細に描画する「フォービエイテッドレンダリング」によって、処理を効率化しつつ見た目の解像感を高めている。ゲームによっては視線で照準を合わせる、メニューを選ぶといった操作にも使われる。

ヘッドセットフィードバック

コントローラーだけでなく、ヘッドセット本体に内蔵されたモーターが振動する「ヘッドセットフィードバック」に対応する。車のエンジンの鼓動、爆発の衝撃、キャラクターの鼓動などが頭部に直接伝わり、映像・音・触覚が一体となった没入感を生む。他社のVRヘッドセットにはあまりない、PS VR2ならではの体験だ。

PlayStation VR2 Horizon Call of the Mountain 同梱版

画像: PlayStation.Blog

専用アダプターでPCのSteamVRにも対応

2024年8月発売の「PS VR2 PCアダプター」(8,480円)を使うと、Windows PCに接続してSteamVRの豊富なVRゲームを遊べる。ただしPC接続時は、HDR表示・ヘッドセットフィードバック・視線トラッキング・アダプティブトリガーといったPS5専用の機能は使えなくなる。あくまで「PS5がメイン、PCでも一応使える」という位置づけで考えておきたい。

レビュー・評判の傾向

国内外のメディアレビューやユーザーレビューを総合すると、PlayStation VR2は「映像のきれいさと没入感はトップクラス。ただしVR専用タイトルの供給ペースが課題」という評価でおおむね一致している。有機ELの発色とコントラスト、ヘッドセットフィードバックによる体感、セットアップの手軽さは高く評価されている。特に「グランツーリスモ7」のVRモードと「バイオハザード RE:4」「バイオハザード ヴィレッジ」のVR対応は、VR2の実力を示す代表例としてよく挙げられる。一方で、発売後に大型のVR専用新作が出るペースが鈍いという指摘は根強く、2025年3月の値下げはこの状況を受けたものと受け止められている。

高評価ポイント

  • 片目2000×2040の有機ELによる、黒の締まった高コントラストの映像
  • ヘッドセット本体が振動する「ヘッドセットフィードバック」など、他機にない体感の作り込み
  • 視線トラッキングとフォービエイテッドレンダリングによる効率的な高精細描画
  • PS5にケーブル1本挿すだけ、外部センサー不要のかんたんセットアップ
  • 「グランツーリスモ7」が全編VRで遊べるなど、対応する大作の完成度が高い

気になる点

  • 2025年3月の値下げ後でも66,980円(税込)と、VRヘッドセットとしては高価な部類。PS5本体も必要になる
  • 発売後、VR専用の大型新作が出るペースが鈍く、「これのために買う」という決定打が増えにくいという指摘がある
  • 初代PlayStation VRとの互換性がなく、初代のソフト資産は使えない
  • 有線接続のため、完全にケーブルレスで遊ぶことはできない
  • 長時間の装着では前方が重く感じられる、人によってはVR酔いが出るなど、VR全般の弱点は残る
  • PCアダプター経由では、HDR・ヘッドセットフィードバック・視線トラッキングなどPS5専用機能が無効になる

PlayStation VR2 PCアダプター

画像: PlayStation.Blog

どんなソフトが遊べるのか

PS VR2の魅力を伝える代表的なタイトルには、以下のようなものがある。

  • グランツーリスモ7:通常のレースゲームとして遊べるうえ、VR2を着けると全モードがVRで楽しめる。VR2対応ソフトの筆頭に挙げられる完成度で、当サイトのグランツーリスモ7 レビューまとめでも詳しく触れている
  • バイオハザード RE:4 / バイオハザード ヴィレッジ:本編を丸ごとVRでプレイできる追加モード。臨場感と怖さが大幅に増す
  • Horizon Call of the Mountain:VR2のために作られたアクションアドベンチャー。同梱版も用意されている
  • Beat Saber、Pistol Whip、Synth Ridersなどの音ゲー・体感系:短時間でも満足度が高く、運動にもなる定番ジャンル

このほかPCアダプターを使えばSteamVRの膨大なライブラリにもアクセスできる。PS5独占の名作はPS5独占の名作おすすめ、ジャンル別の選び方はPS5おすすめソフトも参考にしてほしい。

こんな人におすすめ/おすすめしない人

おすすめな人:すでにPS5を持っていて、VRならではの没入体験を一度きちんと味わってみたい人。「グランツーリスモ7」やホラーをVRで遊びたい人。値下げでようやく手が届く価格になったと感じている人。将来的にPCのSteamVRでも使うつもりがある人。

おすすめしない人:まだPS5を持っておらず、VRのために本体ごと揃える必要がある人。遊びたいVR専用タイトルが具体的に思い浮かばない人。ケーブルレスの手軽さや、単体で動くスタンドアロン型VRを求めている人。VR酔いが起きやすい体質の人。

まとめ

PlayStation VR2は、映像のきれいさ・ヘッドセットフィードバック・セットアップの手軽さという点で、家庭用ゲーム機向けのVRとしては完成度の高いハードだ。2025年3月の値下げで66,980円まで下がり、発売当初より導入のハードルは確実に低くなった。一方で、VR専用の大型新作が出るペースは緩やかで、「これがやりたい」というソフトが決まっている人ほど満足度が高い。すでにPS5を持っていて、「グランツーリスモ7」やバイオハザードのVRに惹かれるなら、値下げ後の今は十分に検討に値する。PS5とPS5 Proのどちらを選ぶか迷っている人はSwitch 2とPS5はどっちを買うべきか、コントローラーの基礎知識はDualSenseレビューもあわせて確認しておくとよい。

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