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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S レビューまとめ|評価・感想を徹底解説

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ドラゴンクエストXI S 追加された新ストーリー

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2019年9月27日にNintendo Switchで発売された「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」は、2017年発売の「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」にキャラクターボイスや新規ストーリーなど数々の新要素を追加した完全版だ。3D・2Dモードを自由に切り替えられる仕様も含め、シリーズの集大成として発売当時から高く評価された。ドラゴンクエストシリーズ35周年という節目に発売されたことも大きな話題となった一作だ。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。

基本情報

タイトル ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
対応機種 Nintendo Switch(PS4/Xbox One/PC版もあり、PS5では後方互換でプレイ可能)
発売日 2019年9月27日(Switch)
ジャンル RPG
価格目安 通常版7,980円+税、ゴージャス版9,980円+税
レーティング CERO A(全年齢対象)
開発・発売元 スクウェア・エニックス

※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。PS4/Xbox One/PC(Steam)版は2020年12月4日に発売。PS5版は専用タイトルとして発売されていないが、PS4版を後方互換でプレイ可能。

どんな物語なのか

平和が続いていた王国デルカダール。ある日突然「魔王の生まれ変わり」の烙印を押されて追われる身となった主人公は、故郷を離れて旅立つことになる。旅の中で出会う、盗賊の青年カミュ、聖女の力を持つ双子の魔法使いセーニャとベロニカ、旅芸人のシルビア、謎の老賢者ロウ、勇ましい武闘家マルティナ、実直な騎士グレイグといった個性豊かな仲間たちと共に、自らの出生の秘密や、伝説の勇者「ロト」との繋がりを巡る壮大な物語が描かれる。「ロトシリーズ」の源流にあたる時代を舞台にしており、シリーズの根幹をなす「勇者ロトの伝説」がどのように始まったのかを描く重要な位置づけの作品でもある。

システム面の見どころ

キャラクターボイスの追加

「S」版最大の目玉が、実力派声優陣によるキャラクターボイスの追加だ。イベントシーンや戦闘中のセリフに声が付いたことで、キャラクターたちがより生き生きと感じられるようになり、オリジナル版をプレイ済みのファンからも「まったく新しい体験」として歓迎された。

新ストーリーと新要素の数々

ドラゴンクエストXI S 新たな乗り物モンスター

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オリジナル版で仲間たちが離れ離れになる期間に何が起きていたのかを描く「新ストーリー」が追加され、これまで語られていなかった真実が明らかになる。移動をよりスムーズにする新たな乗り物モンスターや、オーケストラ音源への切り替え、3Dモード探索中も仲間が画面に表示されるようになるなど、細部にわたる改善が多数盛り込まれている。

3D・2Dモードの自由な切り替え

フィールドを立体的に描く「3Dモード」と、シリーズ初期を思わせるドット絵風の「2Dモード」をいつでも切り替えられる仕様も特徴だ。2Dモードでは専用にアレンジされたBGMも用意されており、懐かしさを感じさせる作りは、シリーズの歴史を知るファンから特に好評を博している。

追加コンテンツ「ボイスドラマ」と豊富なやり込み要素

発売後には、本編とは異なる視点で仲間たちの物語を描く追加コンテンツ「ボイスドラマ」が配信されたほか、3DS版に収録されていた過去シリーズのクエストも引き続き楽しめる。強力なモンスターに挑む「はぐれメタル系」の討伐や、装備を集めて挑む隠しダンジョンなど、メインストーリークリア後も長く遊べるやり込み要素が充実している点もシリーズ恒例の魅力だ。

各メディアのスコア

  • Metacritic: 91/100(Universal Acclaim、Switch版・50件の批評家レビューを集計)
  • IGN: 8.8/10
  • ファミ通クロスレビュー: オリジナル版(2017年PS4版)で10・10・10・10の満点40点を獲得

いずれのメディアも極めて高い評価で足並みが揃っており、Metacriticでは「Universal Acclaim」の評価を獲得している。オリジナル版のファミ通満点評価に加え、「S」版ではボイス実装等の追加要素がさらに評価を押し上げる形となった。

高評価ポイント

  • 実力派声優陣によるキャラクターボイスで生まれ変わったイベントシーン
  • 新ストーリーの追加によって深まった、仲間たちの背景描写
  • 3D・2Dモードを自由に切り替えられる懐かしさと快適さの両立
  • 伝統的な王道RPGとしての完成度の高さ
  • フィールドを歩くだけでも心地よい、すぎやまこういち氏による音楽の数々(2Dモードではアレンジ音源も収録)

気になる点

  • シリーズ恒例の王道な物語展開のため、目新しい驚きを求める人にはやや従来通りに感じられる可能性がある
  • メインストーリーだけでも50〜60時間、サブ要素を含めると100時間を超えるボリュームがあり、じっくり遊ぶには相応の時間が必要になる
  • オリジナル版を既にクリア済みのプレイヤーにとっては、新要素がボイスと一部シナリオ追加に留まるため、再購入の判断が分かれるところ
  • 装備やレベル上げ、モンスター討伐といった伝統的なやり込み要素が中心のため、目新しいゲームシステムを求める人にはやや古典的に映る可能性がある

シリーズにおける位置づけ

本作はナンバリング最新作(発売当時)として、シリーズ35周年という節目に発売されたタイトルでもある。物語上は「ロトシリーズ」と呼ばれる「I」「II」「III」よりもさらに時代を遡った、伝説の勇者ロトの起源を描く内容になっており、初代からのファンにとっても新規プレイヤーにとっても、シリーズの根幹に触れられる重要な一作という位置づけだ。オリジナル版・3DS版・Switch版という複数バージョンが存在するシリーズ屈指の展開の広さも特徴で、「S」版はその集大成として最も新要素が充実したバージョンになっており、これからシリーズに触れる新規プレイヤーにとっても最適な入口の一つと言えるだろう。

こんな人におすすめ/おすすめしない人

おすすめな人:王道の物語をじっくり楽しみたい人、シリーズの原点である「ロトの伝説」に触れてみたい人、キャラクターボイス付きでリッチな体験を求める人、2Dモードで懐かしさを味わいたいシリーズファン。

おすすめしない人:スピーディーな展開やアクション性の高い戦闘を求める人には、伝統的なコマンド式RPGのテンポがやや物足りなく感じられるかもしれない。オリジナル版を既にクリアしたファンは、追加要素の範囲を事前に確認しておくとよい。

まとめ

「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」は、キャラクターボイスと新ストーリーの追加によって、Metacritic 91点・IGN 8.8点という高評価を獲得した完全版だ。オリジナル版がファミ通クロスレビューで満点を獲得した王道RPGとしての完成度に、ボイスや新要素が加わったことで、シリーズ入門にも再プレイにもおすすめできる一作に仕上がっている。ロトの伝説の始まりを、じっくりと味わいたい人におすすめだ。Switch版だけでなくPS4/Xbox One/PC(Steam)版でも展開されており、自分の遊びやすい環境を選べる懐の広さも本作の魅力の一つと言えるだろう。

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