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2025年1月16日にNintendo Switchで発売された「ドンキーコング リターンズHD」は、2010年にWiiで発売された横スクロールアクション「ドンキーコング リターンズ」をHD画質でリマスターした作品だ。初心者でも遊びやすい「モダンモード」の追加や、モーションコントロールの任意化など、遊びやすさを高めた改良も加えられている。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | ドンキーコング リターンズHD |
| 対応機種 | Nintendo Switch(Switch 2向け無料アップデートで強化表示に対応) |
| 発売日 | 2025年1月16日 |
| ジャンル | 横スクロールアクション |
| 価格目安 | パッケージ版6,578円(税込)、ダウンロード版6,500円(税込) |
| レーティング | CERO A(全年齢対象) |
| 開発・発売元 | 任天堂 |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。2026年1月配信の無料アップデートでNintendo Switch 2向けの強化(TVモードでの4K出力、ロード時間短縮、ゲームシェア対応)に加え、新キャラクター「ディクシーコング」と高速ステージに挑む「ターボモード」が追加された。
どんな物語なのか
のどかに暮らすドンキーコングたちの島に、謎の敵「ティキ族」が襲来し、島中のバナナを奪ってしまう。怒ったドンキーコングは相棒ディディーコングと共に、奪われたバナナとゴールデンバナナを取り戻すため、ティキ族が支配する島の奥地へと冒険に出る。シンプルながらも王道な「盗まれたバナナを取り戻す」というストーリーが、テンポの良いアクションの導入として機能している。ファミ通の調査によるソフト週間販売ランキングでは、発売週から3週連続で首位を獲得し、2025年2月上旬時点で累計16万本超を売り上げるなど、発売直後から高い注目を集めた。
システム面の見どころ
初心者にもやさしい「モダンモード」
オリジナル版のWii版は高難度で知られていたが、本作では体力ハートが3つに増え、道具屋クランキーコングから追加アイテムを購入できるなど、難易度を緩和した「モダンモード」が新たに用意されている。従来のシビアな難易度で遊びたいプレイヤー向けの「クラシックモード」も選択可能で、遊び手のレベルに合わせて難易度を調整できる作りになった。
任意化されたモーションコントロール
Wii版では必須だったリモコンを振る操作(モーションコントロール)が、本作では任意の設定に変更された。ボタン操作だけで完結できるようになったことで、遊びにくさが解消され、多くのレビューで好意的に評価されているポイントだ。
ロケット樽やトロッコなど多彩なアクションステージ

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通常のジャンプアクションに加え、ロケット樽で空を飛ぶステージや、猛スピードで駆け抜けるトロッコステージなど、シリーズ伝統の多彩なギミックステージが本作でも健在だ。サイの相棒ランビに乗って敵を蹴散らすステージもあり、単調になりがちなアクションゲームに変化とテンポの良さを与えている。
各メディアのスコア
- Metacritic: 77/100(Generally Favorable、99件の批評家レビューを集計)
- IGN: 8/10
- GameSpot: 7/10(「難易度の激しい起伏のせいで、熱心なDKCファン以外にはおすすめしづらい」と評価)
- Nintendo Life: 7/10(「リマスターというより移植に近い」とし、モーションコントロール撤廃以外に買い直す決定打が弱いと指摘)
- Eurogamer: 6/10(大手メディアの中では辛口)
- ファミ通クロスレビュー: 32/40(評者4名がそれぞれ8点、合計32点)
批評家からは「Generally Favorable」の評価を獲得しているが、満点評価が並ぶタイトルではなく、Eurogamerのようにやや辛口な評価も見られるなど、良質なリマスターとして手堅くまとまった評価が中心になっている。
過去作との違い
Wii版(2010年)・3DS版(2013年)との比較
オリジナル版は2010年にWiiで発売され、リモコンを振る操作(モーションコントロール)が必須だった点が大きな特徴だった。2013年には3DS版「ドンキーコング リターンズ3D」も発売されており、こちらは新規エリア「スカイハイエリア」を含む8ステージの追加や、体力ハートを増やして難易度を緩和する「ニューモード」が搭載されていた。本作(Switch版HD)は基本的にWii版をベースにしたリマスターで、3DS版で追加されたスカイハイエリア等のステージは収録されていない点に注意が必要だ。
今回のHD版で変わった点
最大の変更点はモーションコントロールの任意化で、ボタン操作だけで全アクションが完結するようになった。加えて、体力ハートの増加や道具屋クランキーコングからのアイテム購入など、初心者救済要素を備えた「モダンモード」が新設された。グラフィックはHD化で解像度・フレームレートが向上し、Switch 2実機では2026年1月の無料アップデートにより4K出力・ロード時間短縮・新キャラクター「ディクシーコング」・高速クリアを目指す「ターボモード」がさらに追加されている。オリジナル版の高難度な手応えを保ちつつ、遊びやすさの間口を広げたアップデート版という位置づけだ。
高評価ポイント
- モーションコントロールが任意化され、快適に遊べるようになった操作性
- 初心者に優しい「モダンモード」の追加による間口の広さ
- ロケット樽・トロッコ・ランビなど、シリーズ伝統の多彩でテンポの良いアクションステージ
- HD化による鮮明なグラフィックとテンポの良いBGM
気になる点
- 難易度の起伏が激しく、簡単なステージの直後に極端に難しいステージが来ることがある
- ロケット樽ステージなど、一部のステージは操作の自由度が低く、理不尽さを感じるという指摘もある
- ボタン配置がやや窮屈で、地面叩きとローリング・息吹きの操作が競合しやすいとの声がある
- リマスターとしての追加要素が控えめな一方、価格がやや高めに設定されている点を指摘するレビューもある(発売後の無料アップデートでディクシーコングやターボモードが追加され、この点は一定改善されている)
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:Wii版「ドンキーコング リターンズ」を未プレイの人、歯応えのある高難度アクションに挑戦したい人、シリーズおなじみのロケット樽・トロッコアクションが好きな人、ディクシーコングを含めた最新版で遊びたい人。
おすすめしない人:Wii版や3DS版を既にクリア済みで、大幅な新規コンテンツを期待している人にはやや物足りなく感じられる可能性がある。理不尽に感じるほどの高難度アクションが苦手な人は、モダンモードの活用をおすすめする。
まとめ
「ドンキーコング リターンズHD」は、HD化による鮮明なグラフィックと、モーションコントロールの任意化・モダンモードの追加による遊びやすさの向上で、Metacritic 77点・IGN 8点という評価を獲得したリマスター作品だ。発売後の無料アップデートでディクシーコングやターボモードが追加され、コンテンツ面の物足りなさも徐々に解消されている。シリーズ屈指の高難度アクションを、快適な操作で味わいたい人におすすめの一作だ。