画像: ©2023 Electronic Arts Inc. STAR WARS Jedi: Survivor. ©& TM Lucasfilm Ltd.
Respawn Entertainmentが開発したアクションアドベンチャー「STAR WARS ジェダイ:サバイバー(STAR WARS Jedi: Survivor)」が2023年4月28日にPS5・Xbox Series X|S・PC向けに発売された。2019年の『STAR WARS ジェダイ:フォールン・オーダー』の続編で、帝国に追われる若きジェダイ、カル・ケスティスのその後を描く。前作の探索型アクションを土台に、5種類のライトセーバー構え、より広大な惑星、乗り物や仲間システムを加えて規模を拡大。シリーズ2作合計で全世界1,000万本以上を売り上げ、スター・ウォーズのゲームとして高い評価を得ている。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、本作の特徴を客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | STAR WARS ジェダイ:サバイバー(STAR WARS Jedi: Survivor) |
| 対応機種 | PlayStation 5/PC(Steam・EA app・Epic)/Xbox Series X|S。のちにPlayStation 4版も発売。Nintendo Switch・Switch 2版はなし |
| 発売日 | 2023年4月28日 |
| ジャンル | アクションアドベンチャー(探索型・ソウルライク寄り) |
| 価格目安 | 通常版 8,690円(税込)前後。セール時は3,000円台まで下がることも |
| レーティング | CERO C(15才以上対象) |
| 開発・発売元 | 開発:Respawn Entertainment/発売:エレクトロニック・アーツ。ディレクター:スティグ・アスムッセン |
※価格は時期・エディションにより変動します。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。
どんなゲームなのか

画像: Steamストアページ
前作から5年後、追われるジェダイの物語
舞台は『エピソード3』と『エピソード4』の間、帝国が銀河を支配する暗黒時代。前作の出来事から5年、カル・ケスティスは数少ない生き残りのジェダイとして帝国と戦い続けていた。相棒のドロイドBD-1とともに、旧共和国時代の秘密が眠るとされる辺境惑星コボーへたどり着き、帝国、賞金稼ぎ、そして古の陰謀に立ち向かっていく。物語のクリアには寄り道を含めて25〜35時間ほどかかる。
探索とファストトラベルのある半オープン構造
複数の惑星を旅する構成で、拠点となるコボーの町「ランポート」を中心に、行動範囲は進行に応じて段階的に広がる。『メトロイド』系の「能力を得て以前は行けなかった場所へ戻る」設計で、瞑想ポイント(セーブ地点)で休むと敵が復活する、いわゆるソウルライク寄りの緊張感がある。前作にはなかったファストトラベルや騎乗生物が追加され、移動のストレスは軽減された。
システム面の見どころ

画像: Steamストアページ
5つのライトセーバー構え
戦闘の核は、状況に応じて切り替えるライトセーバーの「構え(スタンス)」だ。標準の片手持ち、リーチと手数のダブルブレード、手数重視の二刀流、遠近を両立するブラスター併用、一撃が重いクロスガードの5種から、同時に2つを装備して戦う。パリィ・回避・フォースの技(押す、引く、スロー)を組み合わせ、敵の種類に合わせて構えとフォースを使い分ける立ち回りが求められる。
成長・カスタマイズと寄り道要素

画像: Steamストアページ
スキルツリーで構えの技やフォース、体力を強化し、ライトセーバーやBD-1、カル自身の外見も細かくカスタマイズできる。コボーの町には寄り道で仲間が集まり、賞金首との戦い、庭づくり、魚釣り、隠しエリアの探索など、メイン以外のやり込みが豊富だ。壁走り・ロープ・ダッシュ、そして新たに加わったグラップリングフックや浮遊移動を駆使した立体的なアスレチックも本作の見どころで、探索の過程で新しい移動能力を得るたびに行ける範囲が広がっていく。難易度は4段階から選べ、パリィのタイミング猶予なども個別に調整できる。
高評価ポイント
- 5つの構えとフォースを組み合わせる、前作から一段深化したライトセーバーアクション
- 探索・アスレチック・戦闘のバランスが取れた、テンポの良いレベルデザイン
- 辺境惑星コボーの町を中心にした、寄り道要素の充実
- 帝国の時代を生きるジェダイという、映画本編の隙間を描く物語
- 相棒ドロイドBD-1をはじめとする、キャラクター描写の丁寧さ
各メディアのスコア
- Metacritic: 85/100(PS5版)、88/100(Xbox版)、79/100(PC版)
- ファミ通クロスレビュー: 34/40
- IGN: 9/10
- GameSpot: 8/10
「スター・ウォーズのアクションゲームとして現時点の決定版」との評価が多かった一方、発売時のPC版とPS5版はフレームレートの不安定さやクラッシュが目立ち、パフォーマンス面が大きく減点された(その後のパッチで改善)。シリーズ2作合計で全世界1,000万本以上を売り上げ、3作目の制作も進行している。
気になる点
- 発売時の最適化不足(カクつき・クラッシュ)が評価を下げた。今から遊ぶならパッチ適用済みで問題は小さい
- PS4・Nintendo Switch系には対応せず、遊べる環境が限られる(PS4版は後日発売)
- 前作『フォールン・オーダー』を遊んでいないと、人物関係や背景が分かりにくい場面がある
- マップが広い分、収集要素をすべて回収しようとすると移動の手間が増える
前作『フォールン・オーダー』との違い
前作『STAR WARS ジェダイ:フォールン・オーダー』(2019年)は、探索型アクションにソウルライクの手触りを持ち込んだ意欲作だった。本作『サバイバー』はその路線を引き継ぎつつ、ライトセーバーの構えを2種から5種に拡張し、惑星ごとの探索範囲を広げ、拠点の町・仲間・寄り道要素を大幅に増量している。物語も地続きなので、可能なら前作からプレイするのが望ましい。前作もPS5・PC等で遊べる。
機種による違い
Xbox Series X|S版のMetacriticが88と最も高く、PS5版が85、PC版は発売時の最適化不足で79にとどまった。現在はいずれもパッチが重ねられ、PS5・Xbox Series版は品質モード(高画質)とパフォーマンスモード(高フレームレート)を選べる。PC版もハイエンド環境なら快適に動作する。家庭用機で遊ぶならPS5版が基本の選択肢だ。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:スター・ウォーズが好きな人、ライトセーバーでの一対多の斬り合いを楽しみたい人、探索とアスレチックがバランス良く配置されたアクションが好みの人、『フォールン・オーダー』を遊んで続きが気になっている人。
おすすめしない人:PS4やSwitch系でしか遊べない環境の人、死にゲー的な歯ごたえが苦手な人(難易度は下げられるが基本設計は硬派)、映画の世界観に興味がない人には響きにくい。
まとめ
「STAR WARS ジェダイ:サバイバー」は、帝国の時代を生きるジェダイ、カル・ケスティスの物語を描く探索型アクションアドベンチャーだ。5つの構えを操るライトセーバーアクション、探索とアスレチックの心地よいテンポ、辺境惑星コボーの作り込みが評価され、Metacritic85点(PS5)・シリーズ累計1,000万本・3作目制作決定という結果につながった。発売時のパフォーマンス問題は解消済みで、スター・ウォーズのアクションゲームを探すなら第一候補に挙げられる一本だ。