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龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii レビューまとめ|評価・感想を徹底解説

画像: ©SEGA. 龍が如くスタジオ.

龍が如くスタジオが手がける「龍が如く」シリーズのスピンオフ「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」が2025年2月21日にPS5・PS4・Xbox・PC向けに発売された。『龍が如く8』本編の約半年後を舞台に、シリーズの人気キャラクター・真島吾朗が記憶を失って海賊の船長になるという、シリーズでも屈指の異色作だ。おなじみの喧嘩アクションに加え、海戦や船のカスタマイズといった新要素が加わり、ファミ通クロスレビューではプラチナ殿堂入りを果たした。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、本作の特徴を客観的にまとめていく。

基本情報

タイトル 龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii(海外版:Like a Dragon: Pirate Yakuza in Hawaii)
対応機種 PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)。Nintendo Switch・Switch 2版はなし
発売日 2025年2月21日
ジャンル 海賊アクションアドベンチャー
価格目安 通常版 6,930円(税込)、デラックス・エディション 8,690円(税込)
レーティング CERO D(17才以上対象)
開発・発売元 龍が如くスタジオ/セガ

※価格は時期・エディションにより変動します。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。

どんなゲームなのか

ハワイの街路で、光をまとった格闘スタイルで敵を蹴り飛ばす真島吾朗

画像: 公式サイト

記憶を失った真島吾朗、海賊になる

物語は、ハワイ近海に浮かぶ「リッチアイランド」に、真島吾朗が記憶を失った状態で流れ着くところから始まる。島で出会った少年ノアと、その父が遺した船「ゴロ丸」を手に入れた真島は、海賊の船長として「エスペランサの秘宝」と呼ばれる幻の財宝を追う旅に出る。『龍が如く8』本編の主人公・春日一番や桐生一馬の物語とは切り離された外伝で、シリーズ未経験でも楽しめる独立したストーリーになっている。ハワイの陽気な空気と、真島のはっちゃけた言動が全編を明るく彩る。

本編と地続きの世界を、別の視点で遊ぶ

舞台となるハワイ(ホノルル)の街並みは『龍が如く8』本編と共通しており、通行人との喧嘩、飲食店、ミニゲームといったシリーズおなじみの街遊びも健在。そこに「船で海に出る」「離島を探索する」という縦横の広がりが加わり、本編を遊んだ人には“同じ街の別の遊び方”として、新規プレイヤーにはコンパクトな入門作として機能する構成だ。

システム面の見どころ

難破船を積み重ねて作られた海賊の隠れ里の夜景

画像: 公式サイト

2つの戦闘スタイル「マッドドッグ」と「海賊」

バトルは真島の代名詞である短刀主体の高速スタイル「マッドドッグ」と、二刀の斬撃に銃撃やワイヤーアクションを組み合わせた新スタイル「海賊」を、戦闘中に自由に切り替えて戦う。マッドドッグは近距離での手数と回避に優れ、対単体で強い。海賊スタイルは中距離・広範囲に強く、空中コンボやフックでの敵の引き寄せ、召喚した子分たちとの連携攻撃など派手なアクションが多い。状況に応じて2スタイルを切り替え、ヒートアクション(とどめの演出付き大技)で締める流れは従来のシリーズそのままで、爽快感重視の喧嘩アクションとして安定した完成度を持つ。スキルツリーで新技を習得し、装備で性能を伸ばす育成要素も用意されている。

船のカスタマイズと海戦

本作最大の新要素が、愛船ゴロ丸を強化しながら他の海賊船と撃ち合う海戦だ。大砲の斉射、船首の衝角による体当たり、接舷しての白兵戦などを駆使して敵艦隊を沈めていく。海戦で得た資材で船体・帆・武装を強化し、腕利きの船員をクルーに加えることで戦力を伸ばせる。海賊の隠れ里「マッドラントス」では、闘技場のバトルやクルー集め、財宝探しなどのやり込み要素が用意されている。

帆を張った海賊船同士が砲撃を交わす海戦の場面

画像: 公式サイト

シリーズ恒例の寄り道の数々

カラオケ、ダーツ、UFOキャッチャー、ドラゴンカートといった「龍が如く」おなじみのミニゲームに加え、海賊テーマの新規サブコンテンツも多数。無人島に眠る財宝を海図を頼りに探す宝探し、クルーを率いて他の海賊団と競う勢力争い、闘技場「マッドラントス・コロシアム」でのチーム戦など、海賊設定を活かした遊びがメインの合間に挟まる。人助けのサブストーリーもシリーズ恒例のクセの強い笑える内容で健在だ。メインストーリーは20時間強で、寄り道を含めると40時間以上遊べるボリュームがある。

高評価ポイント

  • 真島吾朗を主役に据えた、明るくハジけた海賊活劇のストーリー
  • 「マッドドッグ」「海賊」2スタイルを切り替える爽快な喧嘩アクション
  • 船の強化と艦隊戦という、シリーズに新鮮味を加える海戦システム
  • 本編と同じ街を別の遊び方で楽しめる構成と、豊富な寄り道要素
  • 外伝ながら通常版6,930円という手に取りやすい価格設定

各メディアのスコア

  • Metacritic: 81/100(PC版)、79/100(PS5版)、87/100(Xbox Series X|S版)
  • ファミ通クロスレビュー: 36/40(プラチナ殿堂入り)
  • IGN: 8/10
  • GameSpot: 7/10

海外レビューでは「スピンオフでありながら本編に匹敵する満足感」「海戦は思った以上に本格的」といった評価が多く、真島というキャラクターの魅力と、外伝ならではの気軽さが好意的に受け止められた。一方で、本編『龍が如く8』からの流用要素が多い点や、海戦のやり込みが人を選ぶ点を指摘する声もある。

気になる点

  • 街のマップや一部システムが『龍が如く8』本編からの流用で、本編を遊んだ直後だと既視感がある
  • 海戦の強化・周回要素はボリュームがある反面、興味が持てないと作業に感じられる
  • 外伝のため本編ほどの重厚な人間ドラマや長さは期待しにくい
  • 年1本ペースの開発体制もあり、グラフィックや演出面での飛躍は控えめ

本編『龍が如く8』との関係

本作は『龍が如く8(Like a Dragon: Infinite Wealth)』の約半年後を描く外伝で、主人公は春日一番ではなく真島吾朗。ストーリーは独立しており、本編を遊んでいなくても問題なく楽しめる。一方で舞台のハワイや一部のキャラクターは本編と共通しているため、本編プレイ済みなら世界がつながる楽しさが増す。戦闘はコマンドRPGだった本編とは異なり、従来のアクション路線に戻っている点も大きな違いだ。

機種による違い

Metacriticのスコアや動作の安定性ではXbox Series X|S版・PC版がやや高く評価されているが、いずれの機種でもゲーム内容は共通。国内で最も普及しているPS5版を選んでおけば問題ない。PS4版も用意されているが、読み込みや描画では現行機版に譲る。Nintendo Switch・Switch 2版は発売されていない。

こんな人におすすめ/おすすめしない人

おすすめな人:「龍が如く」シリーズの喧嘩アクションが好きな人、真島吾朗のファン、重い話より明るく気軽に遊べる作品を求める人、船の強化や艦隊戦に興味がある人、短めのボリュームでシリーズに触れてみたい新規プレイヤー。

おすすめしない人:『龍が如く8』本編のような長大で重厚なドラマを期待する人、街や要素の使い回しが気になる人、海戦・周回のやり込みに魅力を感じない人には物足りなく感じられる可能性がある。

まとめ

「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」は、真島吾朗を主役に据え、シリーズの喧嘩アクションに海賊・海戦という新要素を加えたスピンオフだ。明るい海賊活劇のストーリー、2スタイルを切り替えるバトル、船の強化と艦隊戦が評価され、ファミ通36点・プラチナ殿堂入りという結果につながった。本編ほどの規模はないが、手頃な価格で「龍が如く」らしい遊びを一通り味わえる、間口の広い一本と言える。

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