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2024年1月26日にPlayStation 5などで発売された「龍が如く8」(英題: Like a Dragon: Infinite Wealth)は、春日一番と「堂島の龍」桐生一馬のダブル主人公で贈るドラマティックRPGだ。舞台はシリーズ初の海外進出となるハワイ・ホノルルシティ、そしておなじみの神室町・伊勢佐木異人町。多くのメディアで「シリーズ最高の物語」と評される、桐生一馬の集大成的な一作でもある。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | 龍が如く8(Like a Dragon: Infinite Wealth) |
| 対応機種 | PlayStation 5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows(Steam) |
| 発売日 | 2024年1月26日 |
| ジャンル | ドラマティックRPG |
| 価格目安 | スタンダード・エディション9,680円(税込)、上位エディションも用意 |
| レーティング | CERO D(17歳以上対象) |
| 開発・発売元 | セガ(龍が如くスタジオ) |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。デラックス・エディション以上には有料DLC「マスターズバケーションパック」が同梱されるほか、コスチュームパック等の追加DLCも用意されている。
どんな物語なのか
『龍が如く7』から約3年後、春日一番は亡き荒川真澄の想い人だった母・茜がハワイで生きているという事実を知り、遺灰を届けるためハワイへ向かう。そこで再会するのが「堂島の龍」桐生一馬だ。桐生は自身が末期癌に侵されていることを春日に告白し、残された命を燃やしながら日本・ハワイを跨ぐ宗教団体や極道組織の陰謀、そして「聖地ネレ島」を巡る戦いに身を投じていく。春日が「生」を繋ぎ、桐生が「死」を見つめるという対照的なテーマが物語の軸になっており、多くのメディアで桐生一馬の物語の集大成として高く評価されている。
システム面の見どころ
「新ライブコマンドRPGバトル」の進化
前作『龍が如く7』から継続する「新ライブコマンドRPGバトル」は、コマンド選択の駆け引きとフィールド上を自由に動き回るアクション性を組み合わせたシステムだ。本作ではさらに磨きがかかり、位置取りや範囲攻撃を意識した戦略性が強化されている。春日パートはこのRPGバトルが基本となる一方、桐生パートでは従来シリーズのアクションアドベンチャー的な戦闘スタイルも選択可能で、二人の主人公それぞれに合った戦い方を楽しめる。
シリーズ初の海外ステージ・ハワイ

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シリーズ初となる海外ステージ、ホノルルシティ(ハワイ)が新たな舞台として追加された。おなじみの神室町・伊勢佐木異人町と行き来しながら物語が進む構成で、開放的な南国の街並みと、シリーズ恒例の猥雑な繁華街という対照的な雰囲気を行き来できる点も本作ならではの魅力になっている。
豊富なミニゲームとサブストーリー
フードデリバリーのミニゲームや南国リゾートらしい遊び、シリーズ恒例の人情味あふれるサブストーリーなど、寄り道コンテンツのボリュームも申し分ない。メインストーリーそっちのけで没頭してしまうほど作り込まれたミニゲームの数々は、シリーズの伝統芸として本作でも健在だ。メインストーリーの重厚さと、力の抜けたミニゲームの緩急のバランスこそが、龍が如くシリーズが長年愛され続けている理由のひとつと言えるだろう。
各メディアのレビュースコア
- Metacritic: 90/100前後(プラットフォームにより変動、"universal acclaim"評価)
- IGN: 9/10
- GameSpot: 8/10(レビュータイトル「The Things Money Can't Buy」)
- ファミ通クロスレビュー: 40/40点満点(プラチナ殿堂入り)
ファミ通の満点評価をはじめ、いずれのメディアも高水準の評価で足並みが揃っている。海外の複数メディアでも満点評価が相次いだと報じられており、シリーズを代表する高評価タイトルの一つとなっている。ドラマ性とゲームプレイの両面で高水準にまとまっている点が、幅広いメディアから支持を集めた理由と言えるだろう。
高評価ポイント
- RPGシステムとしての完成度の高さ、進化を続けるバトルの戦略性
- 桐生一馬の物語の集大成と称される、キャラクタードラマの完成度
- ハワイという新舞台と、おなじみの神室町を行き来する構成の新鮮さ
- ミニゲーム・サブストーリーの圧倒的なボリュームと作り込み
気になる点
- GameSpotは「一歩前進、二歩後退」と評し、優れたRPGシステムと印象的なキャラクター描写を評価しつつも複雑な感情を表明している
- ボリュームが非常に大きいため、じっくり遊びたい人には相応のプレイ時間が必要になる
- ダブル主人公・複数の舞台を行き来する構成のため、前作までのストーリーを把握していないと理解しづらい部分もある
- シリアスなドラマとコミカルなサブストーリー・ミニゲームの落差が激しく、作品のトーンに好みが分かれる可能性がある
前作との違い・桐生一馬の位置づけ
春日一番が単独主人公だった前作『龍が如く7』(舞台は横浜)から、桐生一馬とのダブル主人公体制、そしてハワイという海外進出を果たした本作は、シリーズとして大きな拡張を遂げている。桐生が末期癌という重い設定を背負い、自らの「死」と向き合いながら戦う姿は、多くのレビューで「桐生の物語の集大成」「シリーズ最高の物語」と評されており、長年桐生一馬というキャラクターを追い続けてきたファンにとって特別な意味を持つ一作になっている。セールス面でも好調で、発売からわずか1週間で全世界累計販売本数が100万本を突破し、シリーズ史上最速の記録を樹立している。
職業(ジョブ)チェンジシステム
キャラクターごとに複数の「職業」を切り替えられるジョブチェンジシステムもシリーズ恒例の要素として継承されている。サムライやアイドルなど、キャラクターの個性と職業のミスマッチな組み合わせも含めて、戦闘スタイルの幅広さと独特のユーモアを両立させている点がシリーズファンから支持されている。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:桐生一馬の物語をこれまで追い続けてきたシリーズファン、ボリューム満点のRPGをじっくり遊びたい人、人情味あふれるキャラクタードラマが好きな人。
おすすめしない人:シリーズ未経験の場合は前作『龍が如く7』からプレイする方が物語をより深く楽しめる。短時間でサクサク遊びたい人には、ボリュームの大きさがやや重く感じられるかもしれない。逆に一つの世界にじっくり浸って長く遊びたい人には、その物量こそが魅力に感じられるはずだ。
まとめ
「龍が如く8」は、春日一番と桐生一馬のダブル主人公体制、そしてハワイという新舞台を通じて、Metacritic 90前後・IGN 9・ファミ通満点という高評価を獲得した意欲作だ。桐生一馬の物語の集大成として多くのメディアから絶賛されており、シリーズファンはもちろん、骨太なドラマティックRPGを求める人にも自信を持っておすすめできる一作だ。発売1週間で全世界100万本を突破したシリーズ史上最速の記録も、この物語がいかに多くのプレイヤーの心をつかんだかを物語っている。