PS5

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク レビューまとめ|評価・感想を徹底解説

画像: ©2022 Sony Interactive Entertainment LLC. God of War Ragnarök is a trademark of Sony Interactive Entertainment LLC.

2022年11月9日にソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売された『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(God of War Ragnarök)』は、2018年発売の北欧神話編第1作『ゴッド・オブ・ウォー』の直接の続編にあたるアクションアドベンチャーだ。クレイトスと息子アトレウスが、迫りくる終末「ラグナロク」を巡って9つの世界を旅する物語で、Metacritic94点・The Game Awards 2022で6部門受賞という高評価を獲得した。本記事では、発売から約4年が経過した本作について、各メディアのレビューをもとに客観的にその評価をまとめる。

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク 小舟で探索するクレイトスとアトレウス

画像: 公式サイト

基本情報

タイトル ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク(God of War Ragnarök)
対応機種 PS4/PS5(同時発売)、PC(Steam版は2024年9月19日発売)
発売日 2022年11月9日
ジャンル アクションアドベンチャー
価格目安 スタンダード版(PS4/PS5)8,690円、PS4版のみ7,590円、デジタルデラックス版9,790円(いずれも税込)
開発・発売 開発:Santa Monica Studio/発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
CERO Z(18歳以上のみ対象)

※価格は時期により変動するため、購入前に各ストアで最新価格を確認してほしい。2023年12月12日には無料の追加モード「ヴァルハラ」が配信され、本編クリア後のクレイトスが装備を引き継いで周回できるローグライク要素が楽しめる。

どんな物語なのか

前作のラストで示唆された「フィンブルの冬」が明け、ついに世界の終末「ラグナロク」の到来が迫る中、クレイトスと息子アトレウスは9つの世界を巡る旅に出る。アトレウスは自らが北欧神話の神「ロキ」であるという予言の意味を探求し、自分の役割を見出そうともがく。一方クレイトスは、かつて犯した過ちを繰り返す恐れに囚われ続けるのか、それともアトレウスが本当に必要としている父親になれるのか、という内面の葛藤と向き合っていく。オーディンやトールといったアース神族との対立も本格化し、前作以上にスケールの大きな物語が展開される。親子の関係性の変化・成長を丁寧に描いた脚本は、多くのメディアから高く評価されているポイントだ。

システム面の見どころ

新武器「ドラウプニルの槍」

おなじみの「レヴィアタンの斧」「カオスの刃」に加え、本作では新武器「ドラウプニルの槍」が使用可能になる。敵に突き刺して爆発させるなど独自のコンボや演出が可能で、物語終盤の重要な戦闘でも鍵を握る武器として登場する。3種の武器を状況に応じて使い分けることで、戦闘の組み合わせがより深化した。

9つの世界すべてを探索可能に

前作では一部しか訪れることができなかった「アース神族の国アースガルズ」「ヴァナヘイム」なども含め、北欧神話の9つの世界すべてを探索できるようになった。移動・探索の自由度が大きく広がり、サブクエストのボリュームも増加している。

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク 幻想的な氷の空間での会話シーン

画像: 公式サイト

アトレウス単独プレイパート

ストーリーの一部では、アトレウスを単独で操作する専用セクションが用意されている。クレイトスとは異なる視点・戦闘スタイルで物語を追体験できる構成になっており、親子それぞれの成長を描く演出としても機能している。フレイヤやアングボザといった味方NPCとの連携攻撃、2023年4月に無料追加されたニューゲーム+など、リプレイ性を高める要素も充実している。

各メディアの評価・スコア

  • Metacritic:94点(PS5版)
  • IGN:10/10(満点)
  • Push Square:10/10(満点)
  • GameSpot:9/10
  • ファミ通クロスレビュー:36/40点(プラチナ殿堂入り)

大手メディアのスコアはいずれも非常に高く、IGN・Push Squareは満点評価。相対的にはGameSpotの9/10がやや抑えめだが、それでも十分に高い評価であり、続編としての完成度の高さが各メディアで共通して認められている。

高評価ポイント

  • クレイトスとアトレウスの親子関係を丁寧に描いた脚本・物語の完成度(複数メディアが共通して称賛)
  • 手応えと爽快感を両立した戦闘システム
  • 圧倒的なスケール感と作り込まれたビジュアル・演出
  • クレイトス役Christopher Judgeの演技(The Game Awards 2022でBest Performance受賞)
  • IGN・Push Squareでは満点評価

気になる点

  • GameSpotなど一部メディアは、前作の枠組みを大きく破壊する革新性という点では満点評価ほど絶賛していない(続編としての手堅さを評価しつつも、という論調)
  • ボリュームが非常に大きく、サブクエストの消化に時間がかかる点を冗長と感じる声も一部にある(Metacriticユーザースコアは8点前後)

前作(2018年『ゴッド・オブ・ウォー』)との違い

前作では一部しか探索できなかった9つの世界すべてが本作で解放され、移動・探索の自由度が大幅に拡大した。武器も前作の2種(レヴィアタンの斧・カオスの刃)から、新武器「ドラウプニルの槍」を加えた3種に増加し、戦闘の組み合わせがより深化している。またアトレウスを単独操作するパートが追加されるなど視点の多様化も図られ、キャラクター数・ボイスドラマの規模、ビジュアル・演出面の作り込みもさらに強化された。前作の骨格を継承しながら、あらゆる面でスケールアップした正統進化型の続編と言える。

ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク 村でNPCと交流するシーン

画像: 公式サイト

受賞歴・販売本数

The Game Awards 2022では最多11部門にノミネートされ、Best Narrative・Best Action/Adventure Game・Best Performance(Christopher Judge)・Best Score and Musicなど6部門を受賞した。なお同年のGame of the Year本賞は『ELDEN RING』が受賞しており、本作は受賞を逃している点には注意したい。販売面では、発売1週間でPS4/PS5合計510万本、2023年2月時点で1,100万本、発売1年後の2023年11月時点で1,500万本を突破したことが複数メディアで報じられている。

こんな人におすすめ/おすすめしない人

おすすめな人:重厚な親子ドラマ・骨太なストーリーを楽しみたい人。手応えのあるアクション戦闘が好きな人。前作『ゴッド・オブ・ウォー』(2018年)をクリア済みの人。

おすすめしない人:残酷描写(CERO Z)が苦手な人。ボリュームの大きいゲームを短期間で遊びきりたい人。

まとめ

『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は、前作で築いた骨格を継承しながら、探索範囲・武器種・キャラクタードラマのあらゆる面でスケールアップした、続編として非常に完成度の高い一本だ。Metacriticでも94点という高評価を獲得しており、The Game Awards 2022でも複数部門を受賞するなど客観的な評価軸で見ても申し分ない結果を残している。前作をプレイ済みの人はもちろん、骨太なアクションアドベンチャーを探している人にもおすすめできる一本と言える。気になった人は、まず基本情報やレビュースコアを参考に、自分のプレイスタイルに合いそうか確認してみてほしい。

-PS5