画像: ©Sony Interactive Entertainment LLC / Developed by SHIFT UP Corp.

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2024年4月26日にPlayStation 5で発売された「Stellar Blade(ステラーブレイド)」は、韓国のデベロッパーSHIFT UPが手掛けたコンソール向け初のシングルプレイヤーアクションアドベンチャーだ。荒廃した地球を舞台に、謎の生命体「ネイティバ」と戦いながら人類の楽園を取り戻す戦いを描く。高難度なパリィ・回避アクションと、キム・ヒョンテ氏によるスタイリッシュなキャラクターデザインが大きな話題を呼び、Metacriticのユーザースコアが歴代PS5タイトルでも屈指の高さを記録するなど異例のヒット作となった。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | Stellar Blade(ステラーブレイド) |
| 対応機種 | PlayStation 5(PC版も2025年6月に後日発売) |
| 発売日 | 2024年4月26日(PS5) |
| ジャンル | SFアクションアドベンチャー |
| 価格目安 | スタンダード版8,980円(税込)、デジタルデラックス版9,980円(税込) |
| レーティング | CERO D(17歳以上対象) |
| 開発・発売元 | SHIFT UP(開発)/ソニー・インタラクティブエンタテインメント(発売) |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。PC版(Steam)は2025年6月12日に発売され、NIKKEとのコラボDLC等の追加コンテンツも配信されている。
どんな物語なのか
舞台は、正体不明の生命体「ネイティバ」の襲来によって文明が崩壊した近未来の地球。宇宙コロニーに逃れた人類は地球奪還作戦を進めており、主人公イヴは精鋭部隊「第7空挺部隊」の一員として地球に降下する。しかし降下直後に部隊は壊滅し、ただ一人生き残ったイヴは、スカベンジャーの少女タキやレジスタンスの男アダムと出会いながら、荒廃した世界を生き延びていく。物語が進むにつれて、人類を統括するAI「マザースフィア」の思惑や、敵であるはずのネイティバの正体にまつわる衝撃的な真実が徐々に明らかになっていく構成で、単純な「人類 対 怪物」の物語では終わらない奥行きを持たせている。
システム面の見どころ
パリィ・回避を軸にした高難度アクション
本作の中核となるのは、敵の攻撃をジャストタイミングで捌く「パリィ」と、白いエフェクトで発生する攻撃を狙って回避する「ビートル回避」を軸にした高難度アクションだ。ジャストパリィやジャスト回避を決めると専用のカウンター攻撃が発動し、ゲージを消費する強力な必殺技「バーストスキル」も用意されている。海外レビューではその手応えのある戦闘感覚が「Bayonetta」や「NieR」、「隻狼(Sekiro)」シリーズになぞらえて評されることが多く、歯応えのある攻防を求めるアクションゲーム愛好者から高く評価されている。

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相棒ドローン「タキ」と探索要素
探索パートでは、スキャンやハッキングをこなす相棒ドローン「タキ」がイヴをサポートする。拠点「ゼオン」ではNPCとの交流やサイドクエストを通じて世界観の理解を深められるほか、フィールド各所に隠された素材やアイテムを集めることで装備やスキルを強化していける。探索と戦闘を織り交ぜながら少しずつ強くなっていく王道のアクションアドベンチャー構成だ。
20種類以上のコスチューム(ナノスーツ)
本作はイヴが着用する「ナノスーツ」と呼ばれるコスチュームの種類が非常に豊富な点も特徴だ。発売時点で20種類以上が用意されており、発売後の無料アップデートでも新規コスチュームが継続的に追加されている。ストーリー進行やクエストクリアで解放されるものが中心で、見た目のカスタマイズを楽しみながら遊べる要素として人気を集めている。
発売時に話題となった衣装表現とパッチ対応
本作は発売前、開発元が「世界共通の無修正版として発売する」とアナウンスしていたが、実際に配信された発売日パッチによって一部コスチュームの露出表現が変更され(胸元にレース素材が追加されるなど)、SNSを中心に賛否両論の議論を呼んだ経緯がある。この対応についてディレクターのキム・ヒョンテ氏は、パッチ後の状態が「最終的に意図したデザインである」と説明している。なお2024年5月24日には新規コスチュームやボスチャレンジモードを追加する無料アップデート(Ver.1.003)が配信されており、コスチューム関連のコンテンツはその後も拡充が続けられている。
各メディアのスコア
- Metacritic: 81/100(Generally Favorable、ユーザースコアは9.1という歴代PS5タイトルでも屈指の高さを記録)
- GameSpot: 8/10
- IGN: 7/10
- ファミ通クロスレビュー: 9・9・8・9の合計35点
批評家スコアはおおむね「Generally Favorable」の水準で足並みが揃っているが、IGNはやや辛口の7点を付けており、他メディアとの間に若干の評価差がある。一方でMetacriticのユーザースコアは9.1と極めて高く、批評家評価以上にプレイヤーからの支持が厚い作品であることがうかがえる。
高評価ポイント
- パリィ・回避を軸にした歯応えのある高難度アクション
- キム・ヒョンテ氏によるスタイリッシュなキャラクターデザインとビジュアル表現
- 世界観と一体になった作り込まれた音楽
- 歴代PS5タイトルでも屈指の高さを誇るユーザースコア(Metacritic 9.1)
気になる点
- ストーリーやキャラクター描写がやや表面的で、扱っているテーマ(人間性の定義など)を深く掘り下げきれていないとの指摘がある
- 一部海外レビューでは、棒読み気味な英語ボイス演技が没入感を削ぐ場面があると指摘されている
- サイドクエストの進行条件が分かりにくく、特定のクエストを受注しないと調べられない要素があるなど、行き来(バックトラッキング)が発生しやすい設計になっている
- 戦闘システム自体は高く評価される一方、ジャンルとしての目新しさという点では既存の高難度アクションの枠を大きく超えるものではないとの声もある
受賞・ノミネート実績
The Game Awards 2024では「Best Action Game」「Best Score and Music」の2部門にノミネートされた(受賞はいずれも逃し、Best Action/AdventureはASTRO BOTが受賞)。国内では韓国ゲーム大賞2024で7部門を受賞したほか、D.I.C.E. Awards 2025でも「Action Game of the Year」にノミネートされるなど、SHIFT UPのコンソールデビュー作として高い評価を集めた。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:パリィ・回避を極めるやり込み甲斐のある高難度アクションを求める人、スタイリッシュなキャラクターデザインのゲームが好きな人、SFの世界観でシリアスな物語をじっくり楽しみたい人。
おすすめしない人:高難度アクションに苦手意識がある人にはやや歯応えが強く感じられる可能性がある(難易度設定は用意されている)。サイドクエストの進行を丁寧に案内してくれるゲームを好む人は、探索時のバックトラッキングがやや煩わしく感じるかもしれない。
まとめ
「Stellar Blade(ステラーブレイド)」は、パリィ・回避を軸にした歯応えのあるアクションと、スタイリッシュなビジュアル表現を武器に、Metacritic 81点・ユーザースコア9.1という高評価を獲得したSHIFT UPのコンソールデビュー作だ。発売日パッチによる衣装表現の変更が話題になった一方、ゲーム自体の完成度は批評家・プレイヤー双方から高く評価されており、全世界累計販売本数は2025年6月時点で300万本を突破している。高難度アクションが好きな人はもちろん、スタイリッシュなSFの世界観に浸りたい人にもおすすめできる一作だ。