画像: ©ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved. (ドラゴンクエストモンスターズ3 公式サイトより)
2023年12月1日にNintendo Switchで発売された『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』は、モンスターを仲間にして育てる「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズのナンバリング最新作です。今回は本編にダウンロードコンテンツ3種と特典衣装をセットにした「マスターズ版」を中心に、各メディアのレビューを総合しながら物語・システム・評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

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基本情報
| タイトル | ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch(Steam版・スマートフォン版も配信中) |
| 発売日 | 2023年12月1日 |
| ジャンル | RPG(モンスター収集・育成) |
| 開発/発売 | スクウェア・エニックス・トーセ / スクウェア・エニックス |
| 価格目安 | 通常版7,678円、マスターズ版11,198円(税込) |
| プレイ人数 | 1人 |
| 追加DLC | マスターズ版は「追憶のモグダンジョン」「エビ師範の修練迷宮」「時の無限ボックス」の3DLCと特典衣装を同梱 |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。
マスターズ版とは
「マスターズ版」は、本編に加えて追加ダンジョン「追憶のモグダンジョン」「エビ師範の修練迷宮」、便利なアイテム交換施設「時の無限ボックス」という3種類の有料DLCと、特典の衣装アイテムをまとめてセットにした商品だ。単体で購入するより割安になっており、DLCを個別に買い足す手間なく最初からフルボリュームで遊びたい人向けの構成になっている。なお上位版として、サウンドトラックなどが付属する「超マスターズ版」(パッケージ限定)も存在する。
どんな物語なのか
主人公は、銀の髪と深紅の瞳を持つ、魔王の血をひく青年ピサロ。父である魔王ロヴィスを倒すため、モンスターマスターとなって復讐の旅に出る。ピサロは道中で「魔物を直接攻撃できない」という呪いをかけられており、モンスターを仲間にして戦わせることでしか道を切り開けないという制約が、シリーズならではのモンスター収集・育成の物語的な必然性を生んでいる。
人間・魔族・エルフ・天空人など多様な種族が入り乱れる混沌とした世界を舞台に、お菓子でできた世界や灼熱の溶岩が広がる世界など、個性豊かな魔界を巡っていく。過去のナンバリング作品『ドラゴンクエストIV』につながる展開も用意されており、シリーズファンには馴染み深いキャラクターとの再会も見どころのひとつだ。
システム面の見どころ
スカウトと配合による500種類以上のモンスター収集
バトル中に敵モンスターを「スカウト」して仲間にできるのはシリーズ伝統の要素。倒した相手が仲間入りを志願してくることもある。登場するモンスターは500種族以上とボリューム十分で、じっくり集めて図鑑を埋めていく楽しみがある。
配合システムによるモンスター強化
2体のモンスターを「配合」して、能力を受け継いだ新たなモンスターを生み出すシステムも本作の核。狙った特性・耐性を持つモンスターを配合で作り上げていく育成の奥深さは、シリーズを通じてやり込み要素の中心となっている。
四季で変化するフィールド
フィールドには四季の概念があり、季節によって景色や出現するモンスター、仕掛けが変化する。同じマップでも季節ごとに違った表情を見せる作り込みが、探索の飽きにくさにつながっている。
やり込みを支えるダンジョン群
マスターズ版に同梱される「追憶のモグダンジョン」「エビ師範の修練迷宮」は、本編クリア後も長く遊べる高難度のやり込みダンジョンとして用意されている。強力なモンスターとの戦いや効率的な配合素材集めなど、本編だけでは物足りなくなったプレイヤー向けのコンテンツが最初からセットになっている点は、マスターズ版を選ぶ大きなメリットのひとつだ。

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各メディアのレビュースコア
国内では特に高い評価を獲得している一方、海外メディアではパフォーマンス面の指摘もあり、やや評価が分かれる傾向が見られる。
- ファミ通クロスレビュー: 36/40点(内訳9・9・9・9)
- Metacritic: 72点
- OpenCritic: 73点(Fair評価)
- Nintendo Life: 7/10「モンスター収集RPGとして中核部分は非常に良質」としつつ、パフォーマンス面の課題を指摘
国内のファミ通クロスレビューでは36/40点と高水準の評価を得ている一方、海外メディアの集計であるMetacritic・OpenCriticはやや控えめな70点台にとどまる。モンスター収集・育成というゲームの中核部分は高く評価されつつ、パフォーマンス面(処理落ち等)や新規性の乏しさが海外レビューではスコアを抑える要因になっているようだ。
高評価ポイント
- 500種類以上のモンスターを集める、スカウト・配合システムの奥深さと収集欲を刺激する作り込み
- 「魔物を直接攻撃できない」という主人公ピサロならではの制約が、モンスター育成というゲーム性と物語をうまく結びつけている
- 『ドラゴンクエストIV』につながるストーリー展開があり、シリーズファンにとって思い入れのある内容
- 四季で変化するフィールドなど、探索の飽きにくさを支える細かな作り込み
- マスターズ版なら追加ダンジョンや時短要素をまとめて最初から遊べる
気になる点
- 海外レビューを中心に、処理落ちなどパフォーマンス面の指摘がある
- シリーズ伝統のゲームサイクルを踏襲した堅実な作りである一方、大きな新機軸には乏しいという指摘もある
- 主人公ピサロが終始無口な性格として描かれており、感情移入のしやすさは人によって好みが分かれる
- モンスター収集・配合をじっくり楽しむタイプのゲームのため、遊び終えるまでにまとまった時間がかかる
過去作との違い
「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズは1998年の初代からモンスター収集・育成RPGとして展開されてきたが、本作は主人公を『ドラゴンクエストIV』のキーキャラクターである魔王ピサロに据え、ナンバリング本編ともつながりのあるストーリーを展開している点が特徴だ。従来作にあった「テリーのワンダーランド」系譜とは異なる新章として位置づけられており、シリーズの伝統的なゲームサイクルを踏襲しつつ、既存キャラクターの掘り下げというファンサービス的な側面を強めた作品といえる。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- モンスターを集めて育てる収集・配合RPGが好きな人
- ドラゴンクエストシリーズのファンで、『IV』のキャラクターの後日談に興味がある人
- じっくり時間をかけてモンスター図鑑を埋めていくようなやり込みプレイが好きな人
- DLCも含めて最初からフルボリュームで遊びたい人(マスターズ版がおすすめ)
おすすめしない人
- グラフィックの処理落ちなど、パフォーマンス面の完成度を重視する人
- 斬新なシステム・大きな新機軸を求めている人
- 短時間でサクサク遊べるボリュームのゲームを求めている人

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まとめ
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』は、シリーズ伝統のスカウト・配合システムを軸に、魔王ピサロを主人公に据えたストーリーが好評を得た一作だ。国内のファミ通クロスレビューでは36/40点と高評価を獲得している一方、海外メディアではパフォーマンス面の課題も指摘されており、評価には多少のばらつきがある。「マスターズ版」であれば追加ダンジョンやDLCも含めて最初から余すことなく楽しめるため、モンスター収集・育成RPGが好きな人、ドラゴンクエストシリーズのファンには自信を持っておすすめできる一本だ。