画像: ©2017 Nintendo (スーパーマリオ オデッセイ 公式サイトより)
2017年10月27日にNintendo Switchで発売された『スーパーマリオ オデッセイ』は、2002年の『スーパーマリオサンシャイン』以来となる、広大なステージを自由に探索する「箱庭系」3Dマリオの最新作です。相棒の帽子の妖精キャッピーとともに、飛行船「オデッセイ号」で世界各地の王国を巡る本作は、Metacritic97点という驚異的なスコアを獲得し、当時「歴代最高評価ゲームの5位タイ」と評されるほどの絶賛を浴びました。発売から年月が経った今も世界累計3,000万本を超えるロングセラーとなっています。この記事では、各メディアのレビューを総合しながら、物語・システム・評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

画像: 公式サイト
基本情報
| タイトル | スーパーマリオ オデッセイ |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch |
| 発売日 | 2017年10月27日 |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| 開発/発売 | 任天堂 |
| 価格目安 | 6,578円(税込、パッケージ版/ダウンロード版とも同額) |
| プレイ人数 | 1〜2人(2人協力プレイ対応) |
| 追加DLC | なし |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。CERO Bのため対象年齢にご注意ください。
どんな物語なのか
ピーチ姫をさらったクッパは、強引に結婚式を挙げようと企む。式を阻止しようとしたマリオはクッパに敗れ、飛行船「オデッセイ号」もろとも遠く離れた「帽子の国」へ落とされてしまう。そこでマリオは、妹のティアラをクッパにさらわれた帽子の妖精キャッピーと出会う。マリオはキャッピーと力を合わせ、オデッセイ号を修理しながら世界各地の個性豊かな王国を巡り、ピーチ姫とティアラを救うための旅に出発する。
システム面の見どころ
帽子投げとキャプチャー
本作最大の新要素が、キャッピーを敵や物に投げつけて操作を乗っ取る「キャプチャー」システム。敵キャラクターはもちろん、機械や自然物までさまざまなものに変身でき、それぞれ異なるアクションでステージのギミックを解いたり戦闘を有利に進めたりできる。マリオ自身のアクションだけでなく、キャプチャー先に応じて遊び方がガラリと変わる発想の豊かさが、シリーズ屈指の評価を集めた理由のひとつだ。
自由に探索できる箱庭ステージ
1つ1つの王国が、決められたゴールに向かって一直線に進むのではなく、隅々まで自由に歩き回れる「箱庭」として作り込まれている。目的地を意識せず寄り道するだけでも新しい発見があり、王国ごとに用意された独自の世界観・仕掛けを味わいながらじっくり探索できる。
880個以上のパワームーン収集
各王国に隠された「パワームーン」を集めることでオデッセイ号の燃料が補充され、新たな王国へ旅立てる仕組みになっている。パワームーンの入手方法は謎解き・アクション・ミニゲームなど多岐にわたり、合計880個以上という膨大な数が用意されているため、じっくり長く遊び込めるやり込み要素としても高く評価されている。
個性豊かな王国とご当地衣装
砂の国、料理の国、都会の国など、それぞれ全く異なるテーマとビジュアルを持つ王国を巡っていく構成も本作の魅力。訪れた王国にちなんだ「ご当地衣装」に着替えられる要素もあり、集めたコインでマリオの見た目をカスタマイズしながら旅を続ける楽しみも用意されている。

画像: 公式サイト
各メディアのレビュースコア
発売当初から国内外の主要メディアでほぼ満点の評価が並び、ゲーム史上でも屈指の高評価タイトルとして記録されている。
- Metacritic: 97点(発売当時、歴代最高評価ゲームの5位タイに位置づけられた)
- ファミ通クロスレビュー: 39/40点(内訳10・10・9・10)
- IGN: 10/10
- GameSpot: 10/10
満点評価をつけた批評家が非常に多く、「新しい発想に満ちたゲームプレイと、驚きに満ちたデザインの融合」「最高のマリオ作品というだけでなく、史上もっとも喜びに満ちたゲームのひとつ」といった賛辞が各メディアで共通して見られる。発売から数年が経った現在でも世界累計3,000万本を超える販売本数を記録しており、批評家からの評価と実際のセールスの両面で高い支持を集め続けている数少ないタイトルのひとつだ。
高評価ポイント
- キャプチャーシステムによる、変身先ごとにまったく異なる遊び方が生まれる発想の豊かさ
- 王国ごとに作り込まれた、隅々まで探索したくなる箱庭ステージデザイン
- 880個以上のパワームーン収集による、長く遊べるボリュームとやり込み要素
- アクションの操作感・爽快感の完成度の高さ
- 2人協力プレイにも対応し、家族や友人と一緒に楽しめる
気になる点
- パワームーンの入手条件の一部が簡単すぎるという指摘もあり、探索の緊張感がやや薄れる場面がある
- CERO B(12才以上対象)指定のため、過去のマリオシリーズと比べて対象年齢がやや上がっている
- やり込み要素のボリュームが非常に大きく、コンプリートには相応の時間がかかる
- キャプチャーできない場面では、従来通りのアクションのみになるため、若干単調に感じることもある
過去作との違い
シリーズとしては2002年の『スーパーマリオサンシャイン』以来、実に15年ぶりとなる本格的な箱庭系3Dマリオとして登場した本作は、『スーパーマリオ64』『サンシャイン』の流れを汲みながら、キャプチャーという新しいアクションによってシリーズの遊び方を大きく刷新した。決められたステージクリア型の『スーパーマリオ3Dワールド』とは対照的に、自由な探索を前面に押し出したデザイン哲学に回帰しつつ、現代のグラフィック・ゲームデザインで再構築した点が本作最大の特徴だ。キャプチャーというまったく新しいアクションの追加も、単なる原点回帰にとどまらないシリーズの進化を印象づけるものとなった。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- 自由に探索できる箱庭系の3Dアクションゲームを求めている人
- キャプチャーのような、発想の豊かなアクションシステムを楽しみたい人
- やり込み要素の多い、ボリュームのあるゲームを求めている人
- ゲーム史に残る名作を、まだ遊んだことがないなら体験しておきたい人
おすすめしない人
- 決められたステージクリア型の、テンポの良いマリオシリーズを求めている人
- 低年齢の子供と一緒に遊ぶことを最優先したい人(CERO B指定)
- 骨太な難易度のアクションゲームを求める人(全体的に間口は広め)

画像: 公式サイト
まとめ
『スーパーマリオ オデッセイ』は、キャプチャーという新しいアクションと、自由に探索できる箱庭ステージデザインによって、Metacritic97点・ファミ通39点という歴代屈指の評価を獲得した傑作だ。世界累計3,000万本を超える実売実績も、その完成度の高さを裏付けている。3Dアクションゲームの金字塔を、まだ体験していない人には自信を持って強くおすすめできる一本だ。