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2019年10月31日にNintendo Switchで発売された「ルイージマンション3」は、怖がりな配管工ルイージが謎の高級ホテルを舞台にオバケを退治していく、シリーズ第3作となるアクションアドベンチャーだ。ホテルの各フロアが個性豊かなテーマで作り込まれたステージ構成や、新パートナー「グーイージ」の追加が話題となり、Metacritic86点という高評価を獲得した。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | ルイージマンション3 |
| 対応機種 | Nintendo Switch |
| 発売日 | 2019年10月31日 |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| 価格目安 | パッケージ版/ダウンロード版とも6,578円(税込) |
| レーティング | CERO A(全年齢対象) |
| 開発・発売元 | 任天堂(開発: Next Level Games) |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。2020年3月・4月には有料追加コンテンツ「マルチプレイパック」第1弾・第2弾(各1,000円・税抜)が配信され、テラータワー用の特別コスチュームやプレイランドの新ミニゲームが追加された。
どんな物語なのか
謎めいた招待状を受け取ったルイージたちは、マリオ・ピーチ姫・キノピオと共に豪華ホテルを訪れる。しかしこのホテルは、キングテレサの熱狂的なファンである支配人パウダネス・コナーが仕組んだ罠だった。ルイージが客室で仮眠している間に、復活したキングテレサによってマリオ・ピーチ姫・キノピオは次々と絵の中に閉じ込められてしまう。ひとり難を逃れたルイージは、旧知のオヤ・マー博士と合流し、新型オバキュームを手に、怪しく様変わりしたホテルの奥深くへと仲間たちを助け出す冒険に挑む。
システム面の見どころ
新型オバキュームと多彩な捕獲アクション

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本作のオバキュームには、オバケを引き寄せて地面や壁に叩きつける「スラム」、閃光で敵をひるませる「ストロボ」、暗闇を照らす「ダークライト」など多彩な新アクションが追加された。特にスラムはオバケを吸引しながら周囲の敵を巻き込んで大ダメージを与えられる爽快なアクションで、単調になりがちな捕獲バトルにテンポの良さを与えている。
相棒「グーイージ」による探索の広がり
オヤ・マー博士が新たに発明したジェル状の相棒「グーイージ」は、鉄格子やトゲの罠をすり抜けられる特殊な身体を持つ一方、水や炎に弱いという弱点もある。プレイヤーはルイージとグーイージをいつでも切り替えながら、片方だけでは突破できない謎解きやギミックを攻略していく。2人1役のパズル要素がシリーズに新しい奥行きを加えている。
15階建てホテルの個性的なフロアテーマ
舞台となるホテルは全15階建てで、ロビー・ゲストルーム・ショッピングモール・古城・スタジオ・美術館・砂漠・遊園地・ディスコなど、フロアごとにまったく異なるテーマで作り込まれている。各フロアには専用のボスオバケが待ち構えており、テーマパークを巡るような感覚で探索を楽しめる構成になっている。
マルチプレイモード「テラータワー」「プレイランド」
本編とは別に、最大8人までのオンライン協力プレイでタワーの最深部を目指す「テラータワー」と、対戦形式のパーティーミニゲーム集「プレイランド」の2つのマルチプレイモードが収録されている。一人用のホラーアドベンチャーとしてだけでなく、友人や家族と賑やかに遊べるパーティーゲームとしての側面も持つ。発売後には有料DLC「マルチプレイパック」が2段階で配信され、テラータワー用の特別コスチューム(アーマー・ダンサー・ミイラ・マジシャンなど)や、プレイランドの新ミニゲームが追加されるなど、発売後も継続的にコンテンツが拡充された。
各メディアのスコア
- Metacritic: 86/100(Generally Favorable、106件の批評家レビューを集計)
- Nintendo Life: 9/10(「Next Level Gamesのアニメーション表現力が光るグラフィックの傑作」と絶賛)
- IGN: 8.3/10
- GameSpot: 8/10
- ファミ通クロスレビュー: 33/40(評者4名がそれぞれ9・8・8・8点、平均8.2点)
批評家からのレビューは95%が好意的(OpenCritic集計)というほど高く評価されており、満点に近いスコアを付ける媒体が多い一方、Washington Postのように「怖さよりもコミカルさが際立つ」とホラー要素の弱さを指摘する声も一部にはあった。
高評価ポイント
- フロアごとにまったく異なるテーマで作り込まれた、飽きさせないステージデザイン
- スラム・ストロボ・ダークライトなど多彩になった新オバキュームアクション
- グーイージとの切り替えによる新しい探索・謎解きの面白さ
- Next Level Games制作ならではの、表情豊かなキャラクターアニメーション
- 最大8人対応の「テラータワー」を含む、賑やかなマルチプレイモード
気になる点
- ホラーというよりコミカルな演出が中心で、本格的な怖さを期待すると物足りない
- ボスオバケの倒し方に独特のコツが必要な場面があり、初見では詰まりやすいという指摘もある
- 敵オバケの種類のバリエーションがやや少なめという声がある
- グーイージ操作時は体力が低くすぐにダウンしてしまうため、頻繁な切り替えがやや煩雑に感じられる場面もある
過去作との違い
初代「ルイージマンション」(2001年、ゲームキューブ)は1軒の洋館を隅々まで探索する構成、続く「ルイージマンション2」(2013年、3DS。Switch版「ルイージマンション2 HD」は当ブログでも紹介済み)は複数の小規模な洋館をミッション形式で巡る構成だったのに対し、本作は15階建ての巨大ホテル1棟を舞台に、フロアごとにまるで別のゲームのようなテーマ替えを見せる大規模な作り込みが特徴だ。オバキュームの新アクションやグーイージの追加により、探索・謎解き・バトルのすべての面でシリーズ最高峰のボリュームに仕上がっている。ボス戦の演出もシリーズ随一の作り込みで、各フロアのテーマに合わせてボスオバケの弱点や戦い方が大きく異なる点も、単調な繰り返しになりがちなボス戦に変化を持たせている。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:ポップで見応えのあるグラフィックが好きな人、謎解き要素のあるアクションアドベンチャーを楽しみたい人、友人・家族と賑やかにマルチプレイを遊びたい人。
おすすめしない人:本格的なホラー体験を求めている人には演出がコミカルに寄りすぎていると感じられるかもしれない。純粋な一人用探索ゲームだけを求めている場合は、マルチプレイ要素のボリュームがやや過剰に感じることもある。
まとめ
「ルイージマンション3」は、フロアごとに作り込まれた個性的なステージデザインと、グーイージを活用した探索の広がりによって、Metacritic86点・Nintendo Life9点という高評価を獲得したシリーズ最高傑作クラスの一作だ。任天堂の公式IR資料では2023年3月末時点で全世界累計1,282万本という記録的な販売本数も報告されており、シリーズの中でも特に高い支持を集めている。じっくり探索を楽しみたい人にも、賑やかなマルチプレイを求める人にもおすすめできる完成度の高いタイトルだ。