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2024年11月7日にNintendo Switchで発売された「マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!」は、兄弟の息の合ったアクションが持ち味のシリーズ最新作だ。従来の開発元アルファドリームが2019年に倒産して以来、アクワイアが開発を引き継いだ新体制での初の完全新作であり、シリーズとしては約9年ぶり、初のNintendo Switch向けタイトルという節目の一本でもある。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、システム面の特徴や評価のポイントを客観的にまとめていく。なお本作は後述の通りメディアごとの評価に大きな幅があるタイトルのため、良い面・気になる面の両方を包み隠さず紹介していく。
基本情報
| タイトル | マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ! |
| 対応機種 | Nintendo Switch |
| 発売日 | 2024年11月7日 |
| ジャンル | ブラザーアクションRPG |
| 価格目安 | パッケージ版6,480円/DL版6,454円(税抜) |
| 開発・発売元 | アクワイア(開発)/任天堂(発売) |
※価格は時期により変動する場合があります。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。
どんな物語なのか
大地がバラバラに砕けてしまい、海に浮かぶ数多くの島々からなる世界に迷い込んでしまったマリオとルイージ。二人は元の世界を取り戻すため、点在する島々を巡りながら冒険する。舞台となる世界「コネクタルランド」は、おなじみのキノコ王国とは異なる独自の世界観として設定されており、島同士のつながりを取り戻していくという物語のコンセプトは、これまでのシリーズにはなかった新しいスケール感を持たせている。
システム面の見どころ
フィールドで発動する「ブラザーアクション」

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フィールド探索では、マリオとルイージの息の合った協力技「ブラザーアクション」を駆使してギミックを解いたり、行く手を阻む障害を乗り越えたりしながら進んでいく。シリーズ恒例の「二人一組だからこそ成立するアクション」というコンセプトは本作でもしっかり継承されている。一人でジャンプするだけでは越えられない高い崖や、二人同時にスイッチを踏む必要がある仕掛けなど、兄弟だからこそ解ける謎解きがフィールドの随所に散りばめられている。
戦闘を彩る「ブラザーアタック」とアクションバトル
バトルでは、タイミング良くボタンを入力することで攻撃力アップやダメージ回避ができる「アクションバトル」がシリーズ恒例のシステムとして健在。ここぞという場面では、兄弟の連係技「ブラザーアタック」を繰り出すことで大きなダメージを狙うこともできる。コマンド選択だけでなくプレイヤーの反射神経も試される、シリーズならではの手触りが魅力になっている。防御時にもタイミング入力でダメージを軽減できるため、攻守両面で操作の腕前が試される緊張感のあるバトル体験になっている。
各メディアのレビュースコア
- Metacritic: 80/100("Generally Favorable")
- IGN: 5/10
- GameSpot: 6/10(レビュータイトル「Plug And Play」)
- ファミ通クロスレビュー: 8・9・8・9の合計34点(平均8.5点)
本作はメディアによって評価が大きく割れているタイトルだ。Metacriticやファミ通は好意的な評価をしている一方、IGNは「shockingly bad(衝撃的なほど酷い)」とパフォーマンス面を強く批判し5/10という辛口評価を付けている。GameSpotもストーリーの温かみやユーモアは評価しつつ、ボリューム増加が冗長さにつながったと指摘しており、6/10とやや控えめな評価にとどまっている。同じ作品に対してここまで評価の幅が出るケースは珍しく、購入を検討する際は複数のレビューを見比べることをおすすめしたい。
高評価ポイント
- シリーズ恒例の「ブラザーアクション」「ブラザーアタック」による息の合った兄弟アクション
- タイミング入力が試される「アクションバトル」の完成度
- ストーリーの温かみ・ユーモアを評価する声(GameSpot等)
- アルファドリーム倒産後、新体制でシリーズを復活させたこと自体への評価
- 多数の島を巡る探索のボリューム感、じっくり遊べる作り込み
気になる点
- IGNからフレームレート低下などパフォーマンス面の問題が強く指摘されている。「shockingly bad performance」という強い表現が使われるほど厳しい評価だった
- 探索パートの退屈さ・冗長さを指摘する声がIGN・GameSpot双方から挙がっている
- ボリュームが増えたことが必ずしも良い方向に働かず、テンポの悪さにつながったとの指摘もある
シリーズ従来作との違い・開発体制の背景
シリーズを長年手がけてきた開発元アルファドリームは2019年に倒産しており、本作はその後継体制としてアクワイアが開発を引き継いだ初の完全新作にあたる。リメイクを除けば約9年ぶりのシリーズ新作であり、初めてNintendo Switch向けにリリースされたタイトルでもある。長年のファンにとっては待ちに待った復活作であり、その分だけ期待値も高かったことが評価の分かれ方にも影響していると考えられる。開発体制が刷新された影響もあってか、Metacritic・ファミ通の高評価とIGNの酷評という評価の分断が生まれており、「新体制での再始動作」としての意欲と、技術的な作り込みの課題が同居した一作という受け止め方が実情に近いだろう。セールス面では、2024年12月末時点で全世界累計販売本数が184万本に達したと報告されており、シリーズの根強い人気がうかがえる結果となっている。
島々を巡る探索のボリューム
本作では多数の島を巡りながら、それぞれの島に住むキャラクターとの交流やサブイベントをこなしていく探索パートが大きなウェイトを占めている。これまでのシリーズと比べてボリュームが大幅に増している点は、じっくり遊びたい人には魅力である一方、テンポの良さを求めるプレイヤーには冗長に感じられる可能性がある諸刃の剣となっている。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:マリオ&ルイージシリーズのファンで新作を心待ちにしていた人、兄弟の息の合ったアクションRPGを楽しみたい人、温かみのあるストーリーを重視する人。
おすすめしない人:フレームレートの安定性やテンポの良さを重視する人には、パフォーマンス面の課題が気になる可能性がある。購入前にIGN等の技術面の指摘内容も併せて確認しておくと安心だ。逆にストーリーの温かみやキャラクター同士の掛け合いを楽しみたい人には、ボリュームの多さも含めて満足度の高い一作になるだろう。
まとめ
「マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!」は、アルファドリーム倒産後にアクワイアが引き継いだ新体制で、シリーズを約9年ぶりに復活させた意欲作だ。Metacritic 80・ファミ通34点という高評価がある一方、IGNの5/10のようにパフォーマンス面を強く批判する声もあり、メディアによって評価が大きく分かれている点は正直に理解した上で購入を検討したい。シリーズの兄弟アクションが好きな人には、その魅力を再確認できる一作といえるだろう。全世界184万本というセールスも、9年ぶりの新作復活を待ち望んでいたファンの多さを物語っている。