画像: ©Cygames, Inc. GRANBLUE FANTASY: Relink.
Cygamesが開発したアクションRPG「グランブルーファンタジー リリンク」が2024年2月1日にPS5・PS4・PC向けに発売された。スマートフォン向けRPG『グランブルーファンタジー』を原作に、その世界を家庭用機向けの本格アクションとして描いた作品で、構想発表から発売まで約8年を要した。発売2週間で全世界100万本を突破し、アニメさながらの演出とテンポの良いパーティアクションが高く評価されている。2026年7月9日には新要素を加えた大型版「エンドレスラグナロク」が配信され、Nintendo Switch 2にも対応した。この記事では各メディアのレビューを総合しながら、本作の特徴を客観的にまとめていく。
基本情報
| タイトル | グランブルーファンタジー リリンク(GRANBLUE FANTASY: Relink) |
| 対応機種 | PlayStation 5/PlayStation 4/PC(Steam)。Nintendo Switch 2版(大型版「エンドレスラグナロク」)は2026年7月9日発売 |
| 発売日 | 2024年2月1日 |
| ジャンル | アクションRPG |
| 価格目安 | 通常版 4,840円(税込)前後(発売時は7,678円。時期により変動) |
| レーティング | CERO B(12才以上対象) |
| 開発・発売元 | Cygames。ディレクター:福原哲也・梶泰幸/音楽:植松伸夫 ほか |
※価格は時期・エディションにより変動します。購入前に各ストアで最新価格をご確認ください。無料の体験版が配信されており、進行状況は製品版へ引き継げます。
どんなゲームなのか

画像: 公式サイト
空を旅する「空の民」の物語
本作の舞台は、無数の島が浮かぶ大空の世界「ゼガグランデ空域」。プレイヤーは飛空艇グランサイファー号の団長(グラン、または女性主人公ジータ)となり、青い髪の少女ルリア、相棒のドラゴンのビィ、騎士のカタリナといった仲間たちとともに空を旅する。行く手に立ちはだかるのは、禁忌の存在を復活させて世界を作り変えようとする組織「アヴィア教団」。原作のソーシャルゲームを知らなくても物語に入っていけるよう、独立したストーリーとして構成されている。
アニメ品質の演出とフルボイス
ムービーシーンはアニメーションとゲーム内エンジンを使い分けて描かれ、キャラクターはフル音声。植松伸夫氏らが手がける楽曲とあわせ、「動くグラブルのアニメを遊んでいる」ような体験になっている点が、多くのレビューで魅力として挙げられている。メインストーリーのクリアまでは20時間前後だ。
システム面の見どころ

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4人パーティのリアルタイムアクション
戦闘は最大4人のパーティで行うリアルタイムアクション。操作キャラはボタンひとつで切り替えられ、残りの3人はAIが自動で戦う(指示も可能)。各キャラクターは固有の通常攻撃・アビリティ・奥義「スカイバウンドアーツ」を持ち、剣・銃・弓・拳・楽器など戦い方は大きく異なる。仲間と技を繋ぐ「リンクアタック」、パーティ全員のゲージを解放する「チェインバースト」でまとまったダメージを狙う爽快感が本作の核だ。
最大4人のオンライン協力プレイ
クエストは最大4人のオンラインCo-opに対応しており、空いた枠はAIや他プレイヤーで埋められる。腕前に応じて操作を補助する「アシストモード」、戦闘をほぼ自動化する「フルアシスト」も用意され、アクションが苦手な人でもストーリーを楽しめる配慮がある。
ストーリー後のやり込み(エンドコンテンツ)

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メインストーリークリア後は、クエストボードから高難度クエストに挑み、より強い武器や素材を集めるハクスラ的なエンドコンテンツが本番となる。最上位には「プラウド」難度のバトルや、バハムート・ルシファーといった強大なボスが待ち受ける。発売後も無料アップデートで操作キャラクターやクエストが継続的に追加されており、発売時19体だったプレイアブルキャラは現在26体以上に増えている。
高評価ポイント
- アニメ品質の演出とフルボイスで描かれる、原作知識不要の分かりやすいストーリー
- キャラ切り替え・リンクアタック・チェインバーストによる、テンポの良いパーティアクション
- 剣・銃・拳・楽器など、キャラごとに大きく異なる戦闘スタイルとビルドの幅
- 最大4人のCo-opと、アクションが苦手でも遊べるアシスト機能の両立
- 発売後も続く無料アップデートによるキャラ・コンテンツ追加
各メディアのスコア
- Metacritic: 82/100(PC版)、80/100(PS5版)
- ファミ通クロスレビュー: 36/40(プラチナ殿堂入り)
- IGN: 8/10
- GameSpot: 7/10
戦闘の爽快感、演出、原作ファンへの目配りは各メディアで高評価だった一方、メインストーリーが短めであることや、フィールドが探索型ではなくミッション選択制であること、エンドコンテンツが装備の周回に寄る点は評価が分かれた。PlayStation Game Music大賞2024を受賞するなど、音楽面の評価も高い。売上は発売2週間で全世界100万本、2025年7月には200万本を突破した。
気になる点
- メインストーリーは20時間前後と、価格帯を考えるとやや短めに感じる人もいる
- 広大なフィールドを自由に歩くタイプではなく、拠点からミッションを選んで挑む構造
- 本番であるエンドコンテンツは装備堀りの周回が中心で、好みが分かれる
- 原作『グランブルーファンタジー』のキャラを深く知っていると、より楽しめる作りではある
原作『グランブルーファンタジー』との関係
本作はソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』を原作とする外伝的なアクションRPGで、ストーリーは本作独自のもの。原作をプレイしていなくても、グラン/ジータやルリアといった主要キャラの関係性は作中で説明されるため問題なく楽しめる。逆に原作ファンにとっては、お気に入りのキャラクターを自分で操作して大技を叩き込める点が最大の魅力になる。ターン制のブラウザ/アプリRPGである原作とは、ジャンルもプレイ感覚もまったく異なる。
機種による違い
PS5版・PC版のMetacriticはそれぞれ80・82で、大きな差はない。PC版は高フレームレートや解像度の自由度で有利だ。2026年7月9日に配信された大型版「エンドレスラグナロク」は、新キャラクターや新規クエストを追加するとともにNintendo Switch 2へ対応し、既存機種向けにもアップグレードとして提供されている。これから始めるなら、追加要素を含む「エンドレスラグナロク」版が入った状態で購入するのがおすすめだ。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人:『グランブルーファンタジー』が好きな人、アニメ演出の濃いアクションRPGを求める人、友人とのCo-opでボスに挑みたい人、キャラを切り替えて大技を撃つ爽快なアクションを楽しみたい人、装備を集めてキャラを育てる周回プレイが好きな人。
おすすめしない人:広大なオープンワールドの探索を重視する人、長大なメインストーリーを求める人、装備堀りの周回に魅力を感じない人には物足りなく感じられる可能性がある。
まとめ
「グランブルーファンタジー リリンク」は、人気ソーシャルゲームの世界を家庭用機向けの本格アクションとして完成させた一作だ。アニメ品質の演出、キャラ切り替えとチェインバーストによる爽快なパーティアクション、最大4人のCo-opが評価され、Metacritic82点(PC)・ファミ通36点・全世界200万本という結果につながった。メインストーリーは短めだが、装備を集めて強敵に挑むエンドコンテンツまで含めれば長く遊べる、原作ファンにも新規にも勧めやすいアクションRPGと言える。