Nintendo SwitchとNintendo Switch 2は、本体を持ち寄らなくても「Joy-Conを1人1本ずつ分け合う(おすそわけ)」だけで2人プレイを始められるのが最大の強みだ。テレビの前で家族と、あるいは離れた友達とオンラインで、一緒に遊べるタイトルは非常に多い。この記事では「2人プレイ・協力プレイ」という視点で、SwitchとSwitch 2の名作を厳選して紹介する。同一画面で遊べる人数、Joy-Conだけで足りるのか、オンライン協力はあるのか、といった実用的な情報を中心にまとめた。
2人プレイ・協力プレイゲームの選び方
「協力プレイ」には3つのタイプがある
- 同一画面プレイ: 1つの画面を全員で見ながら遊ぶ。『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』のように全員が同じ画面内を動く。準備が最も手軽で、小さな子どもと遊ぶのにも向く。
- おすそわけプレイ(分割画面): 1台のSwitchで、Joy-Conを1人1本ずつ持って2人で遊ぶ。マリオカートのように画面が上下に分割されるタイプもここに含まれる。
- オンライン協力: 離れた相手とインターネットでつながって一緒に遊ぶ。多くの場合Nintendo Switch Online(有料)への加入が必要になる。
「家族とリビングで」なら同一画面かおすそわけ、「離れて暮らす友達と」ならオンライン協力、という軸で選ぶと失敗しにくい。
コントローラーは何本必要か
おすそわけプレイの多くは、Joy-Con(L)と(R)を1本ずつに分けるだけで2人分になる。つまり本体購入時に付属するJoy-Con 1セットで2人プレイができる。ただしJoy-Conを横持ちすると使えるボタンが減るため、アクションが複雑なゲームや3人以上で遊ぶなら、Nintendo Switch ProコントローラーやJoy-Conの買い足しを検討したい。Switch 2で遊ぶならSwitch 2 ProコントローラーやJoy-Con 2が対象になる。コントローラー選びはSwitch 2のプロコン比較記事も参考にしてほしい。
対象年齢とオンラインの有無を確認する
ここで紹介するタイトルはほとんどがCERO A(全年齢対象)で、家族で安心して遊べる。オンライン協力を使いたい場合は、対象タイトルがオンライン協力に対応しているか、Nintendo Switch Onlineへの加入が必要かを購入前に確認しておこう。
Switch 2人プレイ・協力プレイおすすめゲーム
スーパーマリオブラザーズ ワンダー
横スクロールアクションのマリオを、最大4人で同一画面プレイできる。全員が同じ画面内を進み、触れ合ってもぶつからないため、アクションが苦手な人や小さな子どもが混ざっても破綻しにくいのが大きな魅力だ。ステージを覆う不思議な力「ワンダーフラワー」で画面がガラリと変化する演出は、みんなで「うわっ」と声を上げながら遊ぶのに最適。オンラインではフレンドと最大4人で一緒に冒険でき、「だれとでも通信」では他プレイヤーが影のように登場して助け合える。詳しくは『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: アクションの腕前に差がある家族や友達で、わいわい遊びたい人。
スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド
3Dアクションのマリオを最大4人で協力プレイできる貴重なタイトル。マリオ・ルイージ・ピーチ・キノピオを分担し、ゴールの旗を誰が取るか競いつつも、詰まった場所は誰かが助ける、という絶妙なバランスが楽しい。持ち上げて投げ飛ばす、頭に乗る、といった「協力なのに邪魔もできる」要素が笑いを生む。オンライン協力にも対応している。詳しくは『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: 3Dマリオを家族や恋人と分担しながらクリアしたい人。
マリオカート8 デラックス
2人プレイの定番。1台のSwitchで画面を上下(または4分割)に分けて、最大4人まで一緒に走れる。ローカル通信を使えば本体8台までつなげられ、オンラインでは世界中のプレイヤーと最大12人レースが可能だ。収録コースはDLCを含めて96コースと非常に多く、長く遊べる。ハンドルアシストやオートアクセルなど初心者補助も充実しており、腕前の差が出にくいのも2人プレイ向き。詳しくは『マリオカート8 デラックス』のレビューまとめを参照。Switch 2では新作の『マリオカート ワールド』も分割2〜4人・オンライン分割に対応している。
こんな人におすすめ: 定番のパーティレースを1本持っておきたい人。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
任天堂を中心としたオールスターが集う対戦アクション。1台のSwitchで最大8人まで同時対戦でき(人数分のコントローラーが必要)、CPUを混ぜたチーム戦にすれば「2人で協力してCPUと戦う」遊び方もできる。ステージやアイテムの有無を細かく設定できるので、初心者と上級者が一緒に遊べるよう調整しやすい。オンライン対戦・大乱闘にも対応。詳しくは『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: 対戦だけでなく、チームを組んでCPU相手に協力もしたい人。
スーパー マリオパーティ ジャンボリー
すごろく形式のボードゲームと100種類以上のミニゲームで、最大4人が盛り上がれるパーティゲームの決定版。ミニゲームには「4人対戦」だけでなく「2対2」「みんなで協力」タイプもあり、チーム戦で遊べる。オンラインにも対応し、離れた友達とボードやミニゲームを一緒に楽しめる。Nintendo Switch 2 Edition版ではマウス操作やカメラを使った新モードが追加されている。詳しくは『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』のレビューまとめを参照。前作にあたる『スーパー マリオパーティ』も4人でのミニゲーム集として今も遊べる。
こんな人におすすめ: 家族や友達が3〜4人集まる機会が多い人。
ドンキーコング リターンズ HD
高難度で知られる横スクロールアクションのHDリメイク。すべてのコースがおすそわけプレイに対応し、Joy-Con 1セットあれば1Pがドンキーコング、2Pがディディーコングを操作して2人協力できる。難所は片方が先に進んで様子を見る、ピンチのときは背負ってもらう、といった助け合いが可能。初心者向けの「モダンモード」も搭載され、アクションが得意な人と苦手な人がペアを組みやすい。詳しくは『ドンキーコング リターンズ HD』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: 歯ごたえのあるアクションを2人で乗り越えたい人。
ルイージマンション3
ストーリーモードは、序盤を進めると2Pが緑色の相棒「グーイージ」を操作して参加できる。グーイージは狭い隙間を通れるなど独自の能力を持ち、謎解きとおばけ退治を2人で分担する。さらにマルチプレイ「テラータワー」は、Switch1台につき2人、最大4台で8人まで参加できるミニゲーム集で、制限時間内に協力してタワーの最上階を目指す。詳しくは『ルイージマンション3』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: 謎解きとホラー風の探索を、じっくり2人で進めたい人。
ピクミン4
ストーリーモードは、2Pがポインターで原生生物を撃ったりアイテムを使ったりする「サポート型」の協力になる(2人が別々にキャラを動かすわけではない)。一方「ダンドリバトル」は画面を2分割し、2人が自由に動いて協力・対戦できるモードだ。※2人プレイはTVモードかテーブルモードでのみ可能で、携帯モードやSwitch Liteでは遊べない点に注意。詳しくは『ピクミン4』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: 片方が操作を担当し、もう片方がサポートに回るスタイルでも楽しめる人。
スプラトゥーン3
対戦のイメージが強いが、「サーモンラン」は最大4人でオンライン(またはローカル)協力し、押し寄せるシャケの群れからイクラを集めるモード。役割分担とコミュニケーションが重要で、協力プレイとしての完成度が高い。ヒーローモード(1人用ストーリー)もあり、対戦が苦手でも遊べる幅がある。詳しくは『スプラトゥーン3』のレビューまとめを参照。前作の『スプラトゥーン2』にもサーモンランは搭載されている。
こんな人におすすめ: オンラインで友達と役割分担しながら協力したい人。
あつまれ どうぶつの森
1つの島で、おすそわけプレイなら最大4人、オンライン/ローカル通信なら最大8人が一緒に過ごせる。誰か1人が「リーダー」になって操作の主導権を回しながら、島の開拓や釣り、虫取りをのんびり共同作業できる。競争要素がほとんどなく、進行のプレッシャーもないため、ゲームに不慣れな家族と一緒に遊ぶのに向いている。詳しくは『あつまれ どうぶつの森』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: 勝ち負けのない、まったりした共同作業を楽しみたい人。
桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~
日本全国から世界へと舞台を広げたすごろく型ボードゲーム。1台で最大4人、オンラインでも一緒に遊べる。基本は対戦だが、長い年数を一緒にプレイすること自体が「みんなでワイワイ」する時間になる。物件を買い集めて資産を増やす戦略性と、貧乏神による理不尽な逆転劇が、世代を問わず盛り上がる。詳しくは『桃太郎電鉄ワールド』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: 1回で長く遊べる、じっくり型のパーティゲームが好きな人。
Nintendo Switch Sports
テニス、ボウリング、バレーボール、バドミントンなどをJoy-Conを振って遊ぶスポーツゲーム。種目によって1台で最大4人、オンライン対戦にも対応する。バレーボールやテニスのダブルスは「2人で組んで戦う」協力要素があり、体を動かすので子どもや高齢の家族も一緒に楽しめる。詳しくは『Nintendo Switch Sports』のレビューまとめを参照。
こんな人におすすめ: 体を動かす、直感的に遊べるゲームを家族で共有したい人。
2人プレイ・協力プレイ早見表
| タイトル | ジャンル | 1台で遊べる人数 | オンライン協力 | CERO |
| スーパーマリオブラザーズ ワンダー | 横スクロールアクション | 最大4人(同一画面) | あり(フレンドと最大4人) | A |
| スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド | 3Dアクション | 最大4人 | あり(最大4人) | A |
| マリオカート8 デラックス | レース | 最大4人(分割画面) | 対戦が中心(最大12人) | A |
| 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 対戦アクション | 最大8人(要コントローラー) | 対戦が中心/チーム戦可 | A |
| スーパー マリオパーティ ジャンボリー | パーティ | 最大4人 | あり(モードにより人数が変動) | A |
| ドンキーコング リターンズ HD | 横スクロールアクション | 2人(全コースおすそわけ対応) | なし | A |
| ルイージマンション3 | アクションアドベンチャー | 2人(ストーリー)/テラータワーは2人 | あり(テラータワー最大8人) | A |
| ピクミン4 | アクション/ストラテジー | 2人(サポート型/ダンドリバトル) | なし | A |
| スプラトゥーン3 | アクションシューティング | サーモンランは協力(主にオンライン) | あり(サーモンラン最大4人) | A |
| あつまれ どうぶつの森 | コミュニケーション | 最大4人(おすそわけ) | あり(1つの島に最大8人) | A |
| 桃太郎電鉄ワールド | パーティ(ボード) | 最大4人 | あり(最大4人) | A |
| Nintendo Switch Sports | スポーツ | 種目により最大4人 | あり(種目による) | A |
※仕様は各ゲームのアップデートで変わる場合があります。オンラインプレイにはNintendo Switch Online(有料)への加入が必要な場合があります。
シーン・人数別のおすすめ
とにかく手軽に2人で始めたい(Joy-Con 1セットだけ)
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』『ドンキーコング リターンズ HD』は、全コースがおすそわけ対応で、本体付属のJoy-Conを分けるだけですぐ2人プレイできる。横スクロールアクションなのでJoy-Con横持ちでも遊びやすい。
小さな子どもや、ゲームに不慣れな家族と遊ぶ
触れてもぶつからない『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』、進行のプレッシャーがない『あつまれ どうぶつの森』、体を動かす『Nintendo Switch Sports』が向く。腕前の差が出にくく、脱落しても復帰しやすいタイトルを選ぶのがコツ。
3〜4人集まったとき
『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』『マリオカート8 デラックス』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が鉄板。人数分のコントローラーを用意しておくと、集まった全員がすぐ参加できる。
離れた友達とオンラインで協力したい
役割分担で盛り上がる『スプラトゥーン3』のサーモンラン、みんなで冒険する『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』、共同作業型の『あつまれ どうぶつの森』がおすすめ。クロスプレイに対応した『ファンタジーライフi』なら、友達が別のハードでも一緒に遊べる。
じっくり2人で最後まで遊びたい
ストーリーを2人で分担できる『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』『ルイージマンション3』、難所を助け合う『ドンキーコング リターンズ HD』が、腰を据えて遊ぶ協力プレイに向く。
購入前の注意点
- 「2人プレイ対応」でも遊べる範囲はゲームごとに違う: 全編2人で遊べるものもあれば、特定モードだけ、サポート役に限られるもの(ピクミン4のストーリーなど)もある。何がどこまでできるか、購入前に公式サイトで確認しよう。
- 携帯モードで遊べないタイトルがある: ピクミン4の2人プレイのように、TVモード/テーブルモード限定の機能がある。Switch Liteは分割2人プレイに非対応のタイトルが多い。
- Joy-Con横持ちはボタンが減る: アクションが複雑なゲームや、快適に長時間遊びたい場合はProコントローラーや追加のJoy-Conを用意すると快適。
- オンライン協力にはNintendo Switch Onlineが必要な場合が多い: 加入プラン(個人/ファミリー)と対象タイトルを確認しておく。
- Switch 2で旧Switchのソフトを遊ぶ場合: ほとんどのタイトルは動作するが、一部に制限がある。Switch 2とSwitchの違いの比較記事も参考に。
次点でおすすめのタイトル
- ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女 ── 1台で2人の「ファミリープレイ」、オンラインは最大4人、さらにクロスプレイ対応。スローライフ系を協力で遊びたいならこれ。
- スーパー マリオパーティ ── ジャンボリーより収録数は少ないが、4人でのミニゲーム集として十分遊べる。中古で安く手に入りやすい。
- みんなのGOLF WORLD ── ゴルフをオンライン/ローカルで一緒に。1ホールごとに交代する遊び方なら1台でも気軽。
- マリオカート ワールド(Switch 2) ── Switch 2を持っているなら最新作。分割2〜4人、オンライン分割にも対応。
- カービィのエアライダー(Switch 2) ── 22年ぶりの続編。オフラインの画面分割2人プレイに対応し、オンラインはモードにより人数が変わる。
よくある質問
Q. Switch 1台と付属のJoy-Conだけで2人プレイできる?
多くのタイトルは可能。Joy-Con(L)と(R)を1本ずつに分けて、それぞれを横向きに持てば2人分のコントローラーになる。『マリオカート8 デラックス』『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』『ドンキーコング リターンズ HD』などが代表例。ただし3人以上で遊ぶには追加のコントローラーが必要になる。
Q. Switch Liteでも2人プレイできる?
Switch LiteはJoy-Conが本体一体型で分離できないため、おすそわけプレイをするには別途Joy-Conやコントローラーを用意し、テーブルモードで画面を共有する形になる。ピクミン4の2人プレイのようにTV/テーブルモード限定の機能は、Switch Lite単体では遊べない。
Q. オンライン協力に追加料金はかかる?
多くのタイトルで、オンラインプレイにはNintendo Switch Online(有料)への加入が必要。個人プランのほか、家族で共有できるファミリープランもある。ソフト代とは別に必要になるので、購入前に確認しておこう。
Q. アクションが苦手な家族と遊ぶなら、どれがいい?
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』(触れてもぶつからない、ダメージを受けても復帰しやすい)、『あつまれ どうぶつの森』(勝ち負けがない)、『Nintendo Switch Sports』(操作が直感的)が向いている。腕前の差が結果に響きにくいタイトルを選ぶのがポイント。
Q. 離れて暮らす友達と、別のゲーム機同士で一緒に遊べる?
基本的にSwitchのオンラインプレイはSwitch同士になる。ただし『ファンタジーライフi』のようにクロスプレイに対応したタイトルなら、相手がPlayStationやSteamでも一緒に遊べる。
まとめ
SwitchとSwitch 2は、「Joy-Conを分けるだけで2人プレイ」という手軽さのおかげで、協力プレイの入り口が非常に広い。家族とリビングで遊ぶなら同一画面の『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』やおすそわけ対応の『ドンキーコング リターンズ HD』、3〜4人集まるなら『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』や『マリオカート8 デラックス』、離れた友達とオンラインなら『スプラトゥーン3』のサーモンランや『あつまれ どうぶつの森』が定番だ。まずは「誰と」「何人で」「同じ部屋かオンラインか」を整理してから選ぶと、遊び始めてから「これ2人でできないの?」とがっかりせずに済む。コントローラーの買い足しを考えている人はSwitch 2のプロコン比較やSwitch 2の周辺機器まとめもあわせてチェックしてほしい。