画像: ©Nintendo (スーパーマリオブラザーズ ワンダー 公式サイトより)
2023年10月20日にNintendo Switchで発売された『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、2Dマリオシリーズとしては約11年ぶりとなる完全新規タイトルです。「ワンダーフラワー」に触れると、コースの仕掛けや敵の動きが予測不能な形へと激変する斬新なギミックが話題を呼び、Metacritic93点という高評価を獲得。海外メディアからは「21世紀における『スーパーマリオワールド』の後継作」と評されるなど、シリーズに新風を吹き込んだ一作として高く評価されています。2026年3月26日には、Nintendo Switch 2向けに追加コンテンツ「みんなでリンリンパーク」を収録した「Switch 2 Edition」も発売されました。この記事では、各メディアのレビューを総合しながら、ゲームの特徴や評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

画像: 公式サイト
基本情報
| タイトル | スーパーマリオブラザーズ ワンダー |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch / Nintendo Switch 2(Switch 2 Edition) |
| 発売日 | 2023年10月20日(Switch版)、2026年3月26日(Switch 2 Edition) |
| ジャンル | 2Dアクション |
| 開発/発売 | 任天堂 |
| 価格目安 | パッケージ版6,578円、ダウンロード版6,500円(税込) |
| プレイ人数 | 1〜4人(ローカル「おすそわけプレイ」対応、オンラインは最大12人が同じコースに集合可能) |
| 追加DLC | Switch 2 Edition「みんなでリンリンパーク」に新規コース・要素を追加収録 |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。
どんなゲームなのか
舞台は、マリオたちにとって初めて訪れる新天地「フラワー王国」。この地を治めるフラワー王がクッパによって城ごとブロック化されてしまい、さらにクッパ自身がフラワー王国の象徴である「ワンダーフラワー」の力を得て「城クッパ」へと変貌してしまう。マリオ、ルイージ、ピーチ、キノピオ、デイジー、そして新キャラクターのププドウたちは、フラワー王国中に散らばった不思議な力を秘めた「ワンダーシード」を集め、フラワー王国とフラワー王を救うための冒険に出発する。ストーリー性よりも、ステージごとに用意された奇想天外な仕掛けとアクションそのものを楽しませることに主眼を置いた、王道の2Dマリオらしい構成となっている。
システム面の見どころ
ワンダーフラワーによる予測不能な変化
本作最大の目玉が、各コースに1つ配置された「ワンダーフラワー」。これに触れると、土管が突然動き出したり、敵の大群が押し寄せたり、マリオ自身が牛の姿に変身したりと、コースのルールやビジュアルがその場でガラリと激変する「ワンダーエフェクト」が発生する。1つのコースの中でまったく毛色の異なる体験が味わえるこの仕掛けが、シリーズに新しい驚きをもたらした最大の要因として高く評価されている。
新パワーアップの数々
火を吐く「ファイアマリオ」や無敵になる「スターマリオ」といった伝統的なパワーアップに加え、本作では敵を吸い込んで巨大化する「ぞうマリオ」、シャボン玉で敵を包み込む「バブルマリオ」、地面や天井を掘り進める「ドリルマリオ」など、新しいアクションを持つパワーアップが多数追加された。それぞれ操作感覚がまったく異なり、コースギミックとの組み合わせ次第で新鮮な攻略ルートが生まれる工夫が凝らされている。
バッジシステムによるカスタマイズ
コース内で入手できる「バッジ」を装備することで、マリオのアクションを自由にカスタマイズできる新要素も導入された。空中で滑空できる「帽子パラシュート」、壁を登れる「カベ登りジャンプ」、水中を素早く進める「ドルフィンキック」、着地直後に自動でダッシュする「ジェットラン」など多彩なバッジが用意されており、プレイヤーの得意な攻略スタイルに合わせてアクションを組み替えられる自由度の高さが魅力だ。
最大12人が集うマルチプレイ
ローカルでは最大4人まで同時にプレイできる「おすそわけプレイ」に加え、オンラインでは同じコースに最大12人ものプレイヤーが同時に集い、互いの姿を見ながら(干渉はせず)コースを攻略できるユニークなオンライン要素も搭載されている。誰かが助けを求めるとその場に呼び出され、力を貸すこともできるなど、緩やかなつながりの中でみんなで冒険しているような一体感を演出している。

画像: 公式サイト
各メディアのレビュースコア
発売当初から国内外の主要メディアで軒並み高評価が並び、シリーズの新たな到達点として広く認められている。
- Metacritic: 93点(Switch版)、86点(Switch 2 Edition)
- ファミ通クロスレビュー: 36/40点(内訳10・9・9・8)
- IGN: 9/10「『ワンダー』は21世紀における『スーパーマリオワールド』の後継作のように感じられる」
- GameSpot: 9/10「その挑戦に見事に応え、結果として生まれたのはモダンクラシックと呼べる一作だ」
いずれのメディアも9点前後に集中する高評価で一致しており、特に「ワンダーフラワーによる予測不能な仕掛け」と「新パワーアップの独創性」が共通して称賛のポイントとして挙げられている。長年続いてきた2Dマリオのフォーマットに新しい驚きを持ち込んだ功績が高く評価された形だ。なお後発のSwitch 2 Editionは、追加コンテンツを含めた上でもMetacritic86点と依然高水準を維持しているが、オリジナル版から一定期間が経っての再評価という側面もあり、初出時ほどの新鮮な驚きは薄れたという声も一部に見られる。
高評価ポイント
- ワンダーフラワーによる、1つのコースの中で体験がガラリと変わる独創的な仕掛け
- ぞうマリオ・バブルマリオ・ドリルマリオなど、個性豊かな新パワーアップの数々
- バッジシステムによる、プレイスタイルに合わせたアクションのカスタマイズ性
- 最大12人が緩やかにつながるオンラインプレイのユニークな一体感
- ステージごとのアートディレクション・音楽の作り込みの豊かさ
気になる点
- ストーリー性は薄めで、王道アクションとしての完成度に評価の主眼が置かれている
- ワンダーエフェクトの中には、演出重視でやや単調に感じるものも一部ある
- 難易度はシリーズ全体としては控えめで、高難易度アクションを求める人にはやや物足りない場合がある
- Switch 2 Editionは追加コンテンツはあるものの、コース自体は多くが共通のため既プレイヤーには新鮮味が薄い面もある
Switch 2 Editionとの違い
2026年3月26日に発売されたSwitch 2 Editionでは、オリジナル版の全コースに加えて新規パーティコンテンツ「みんなでリンリンパーク」が収録されている。Switch 2の性能を活かした処理速度・読み込み時間の改善に加え、オンラインプレイの快適性も向上しており、既にSwitch版を遊んだプレイヤーにも新要素を目当てに再訪する価値がある内容になっている。一方でメインとなる2Dアクションのコース自体はオリジナル版から大きな変更はなく、初めて本作に触れるプレイヤーには真っ先におすすめできる決定版、既プレイヤーには追加コンテンツ次第で判断したい一本という位置づけになる。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- 王道の2Dマリオアクションを、新しい驚きとともに楽しみたい人
- 個性豊かなパワーアップやバッジで、色々な攻略スタイルを試したい人
- 家族や友人と一緒に、ワイワイ楽しめるアクションゲームを探している人
- Nintendo Switch 2で新たに2Dマリオを遊びたい人(Switch 2 Edition)
おすすめしない人
- 骨太で歯応えのある高難易度アクションを求める人
- 重厚なストーリー性を重視したいプレイヤー
- Switch版を既にクリア済みで、まったくの新規コースだけを求めている人

画像: 公式サイト
まとめ
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は、ワンダーフラワーによる予測不能な仕掛けと、個性豊かな新パワーアップによって、Metacritic93点・ファミ通36点という高評価を獲得した2Dマリオの傑作だ。11年ぶりの完全新作としてシリーズに新しい驚きを持ち込んだその完成度は、Switch 2 Editionの登場によってさらに幅広いプレイヤーに届くようになった。王道の2Dアクションに新鮮な驚きを求める人には、自信を持っておすすめできる一本だ。