画像: ©Konami Digital Entertainment (ときめきメモリアル Girl's Side ポータルサイトより)
2024年2月14日にNintendo Switchで発売された『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story for Nintendo Switch』は、2010年にニンテンドーDSで発売された女性向け恋愛シミュレーションの人気作を、HDグラフィックと高音質サウンドでリマスターした一作です。『1st Love』『2nd Season』とともにシリーズ3作が同時にSwitchへ移植され、ダウンロード専売という形で気軽に遊べるようになりました。この記事では、ゲームの特徴や評価ポイントを客観的にまとめて紹介します。

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基本情報
| タイトル | ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story for Nintendo Switch |
|---|---|
| 対応機種 | Nintendo Switch(ダウンロード専売) |
| 発売日 | 2024年2月14日(原作DS版は2010年6月24日発売) |
| ジャンル | 恋愛シミュレーション(女性向け) |
| 開発/発売 | コナミデジタルエンタテインメント |
| 価格目安 | 5,995円(税込) |
| プレイ人数 | 1人 |
| 追加DLC | なし(PSP版「Premium」にあったLive2D・アプローチモード等の追加要素は本Switch版には非搭載) |
※価格は時期により変動する可能性があります。購入前に公式ストアで最新価格をご確認ください。
どんな物語なのか
舞台は、シリーズ第1作の7年後にあたる「はばたき市」と羽ばたき学園。主人公は幼いころ、地元の教会で桜井兄弟と一緒に遊んだ思い出を持つ転校生として、この街に戻ってくる。目標は、シリーズ恒例の「卒業式に想いを寄せる男の子から告白される」こと。3年間の高校生活を通じて、パラメータを育てながら気になる男の子との距離を縮めていく、王道の学園恋愛シミュレーションだ。
本作最大の特徴は、特定の2人の男の子が主人公を巡って争う「三角関係イベント」が用意されている点。誰と誰の間で揺れ動くかによって展開が変わる、恋愛ドラマとしての緊張感が本作ならではの魅力になっている。攻略対象は隠しキャラクターを含め11人用意されており、それぞれ個性豊かな性格・背景が描かれる。
システム面の見どころ
パラメータ育成と3年間の高校生活
「学力」「芸術」「運動」「流行」「気配り」「魅力」といったパラメータを、日々の行動選択によって育てていく。ストレスをためすぎると体調を崩してしまうため、休養とのバランスを取りながら計画的にスケジュールを組み立てていく必要があり、恋愛シミュレーションでありながら育成ゲームとしての側面も強い。
Wアプローチモードとフレンドモード
2人の男の子に同時にアプローチできる「Wアプローチモード」が本作の目玉要素。同時進行の駆け引きが生まれることで、一人に絞り切れないプレイヤーでも複数のキャラクターとの関係を並行して楽しめる。また「フレンドモード」では、シリーズ恒例の失敗演出(通称「爆弾」)の発生を抑えつつ、エンディングのバリエーションを増やせるなど、遊びやすさに配慮した調整も加えられている。
Switch版ならではのHDリマスター要素
DS版では上下2画面に分割して表示されていたイベントグラフィックが、Switch版では1画面に美しく再構成されている。キャラクターボイスやBGMも高音質化され、当時プレイしていたファンには新鮮に、初めて触れる新規プレイヤーには遊びやすい形にリファインされている。
マルチエンディングと周回プレイ
エンディングは攻略対象ごとに複数用意されており、パラメータの育て方や選択肢によって結末が枝分かれする。1周をクリアした後も、別のキャラクターや三角関係の相手を変えて周回プレイを楽しめる作りになっており、シリーズ恒例のやり込み要素として長く遊べるボリュームを備えている。

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評価について
本作は国内向けの女性向け恋愛シミュレーションというジャンル特性上、Metacritic等の海外大手メディアによる集計やファミ通クロスレビューの点数は確認できなかった。ただし『ときめきメモリアル Girl's Side』シリーズは2002年の1作目以来、女性向け恋愛ゲームの代表格として長く支持されてきた実績があり、2024年のSwitch版発売時にも「あの頃の想い出をもう一度」と多くのファンから歓迎する声が上がった。特に三角関係イベントやWアプローチモードといった独自要素は、シリーズの中でも高く評価されているポイントとして知られている。また『1st Love』『2nd Season』とセットでSwitchに集結したことで、シリーズを通して遊びたいファンにとっても揃えやすい環境が整った点も、今回の移植の評価につながっている。
高評価ポイント
- 特定の2人が主人公を巡って争う「三角関係イベント」の緊張感あるドラマ性
- Wアプローチモードにより、複数キャラクターとの関係を並行して楽しめる
- DS版の2画面分割グラフィックが1画面に再構成され、HD化で格段に見やすくなった
- キャラクターボイス・BGMの高音質化で、当時のファンにも新鮮な体験を提供
- フレンドモードにより、失敗演出を抑えつつ気軽にエンディングを目指せる調整がある
気になる点
- PSP版「Premium 3rd Story」にあったLive2Dシステムやアプローチモード、追加キャラクター等はSwitch版には搭載されていない
- パラメータ管理・スケジュール管理が中心のゲーム性のため、テンポの速いアクションを求める人には不向き
- 海外大手メディアのレビュー実績がなく、情報は国内のファン・プレイヤーのレビュー中心にとどまる
- 3年間分のやり込みが前提の作りのため、1周のプレイ時間はそれなりに長い
過去作との違い
『ときめきメモリアル Girl's Side』シリーズは、男性向け恋愛シミュレーションの金字塔『ときめきメモリアル』の女性向けスピンオフとして2002年に始まった。本作『3rd Story』はシリーズ3作目にあたり、1作目の舞台から7年後を描くことでシリーズとしての繋がりを持たせつつ、「三角関係イベント」「Wアプローチモード」といった、それまでの1本の相手を一途に攻略するスタイルとは異なる新しい恋愛ドラマの見せ方を導入した点が特徴だ。PSP版でLive2D等の追加要素を経て、今回のSwitch版ではそれらの追加要素を持たず、DS版の内容をベースにHD化する方向性を選んでいる。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
おすすめな人
- 学園を舞台にした王道の恋愛シミュレーションをじっくり遊びたい人
- 三角関係やWアプローチなど、ドラマ性のある恋愛イベントを楽しみたい人
- 当時DS版・PSP版を遊んでいて、綺麗になったグラフィックで遊び直したい人
- パラメータ育成・スケジュール管理を含めた恋愛ゲームが好きな人
おすすめしない人
- PSP版にあったLive2Dや追加要素をそのまま求めている人
- 短時間でサクッと遊べるボリュームのゲームを求めている人
- アクション性やスピード感のあるゲームプレイを重視する人

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まとめ
『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story for Nintendo Switch』は、シリーズの人気作をHDグラフィックと高音質サウンドでリマスターし、より遊びやすい形で現代に届け直した一作だ。三角関係イベントやWアプローチモードといった独自のドラマ性は今なお色褪せておらず、当時のファンにはもちろん、女性向け恋愛シミュレーションを初めて遊ぶ人にも自信を持っておすすめできる一本だ。